2015.05.16.Sat - 06.28.Sun | 三重県立美術館(津市)
美術作品における夢や幻をテーマにした展覧会「真昼の夢、夜の寝覚め―昼夜逆転の想像力―」が5月16日から三重県立美術館で開催される。
勉強や仕事などが真夜中のほうがよくはかどったという経験を持つ人は少なくないだろう。このように昼と夜が入れ替わる、あるいは両者の区別が曖昧になる状況に陥ったとき、私たちの想像力は思いがけない飛躍を果たすことがある。また美術作品に表れるいくつかのイメージには、見えないはずのものや実存しないものが描かれた、白昼夢とも呼べるようなヴィジョンを見出すことができる。
本展覧会は「幻視」と「蜃気楼」という二つのキーワードに沿って、昼間に見る夢や幻の形象について検討するもの。展示作品は、クロード・モネ、マルク・シャガールら西洋美術の巨匠から松本竣介、北園克衛やイケムラレイコなど古今東西の同館の多彩な所蔵作品で構成されている。
昼に活動をして、夜には目を閉じ休息する。そんな日常の循環から逸脱した際にふいに訪れるインスピレーションの秘密に触れられることだろう。
また同会場では松阪出身の写真家、魚住誠一の写真展を同時開催。ブロムオイルという独特の印画技法を用い、昼とも夜ともつかない不思議な叙情性を湛えた写真作品を紹介する。
5月16日(土)~6月28日(日)
真昼の夢、夜の寝覚め―昼夜逆転の想像力―
三重県立美術館 三重県津市大谷町11番地
開館時間:9:30~17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜
観覧料:一般700円 学生600円 高校生以下無料
問:059-227-2100
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
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