現代美術作家の阿部大介と鷹野健によるアートプロジェクト「記憶のはがし方プロジェクト-日本 家」の公開制作・展示が、9月18日より23日までの期間、岐阜県美濃加茂市三和町にて開催される。

三和町は美濃加茂市の北部に位置しホタルの里として知られるとても小さな町。三和街づくり協議会と現代美術作家によるこの協働プロジェクトは、三和の美しい風景や魅力をもっと知ってもらおうと今年から新たに取り組まれている。

期間中は、はがし刷り技法により家屋の外面を1軒すべてはがし取ってしまうという本プロジェクトの公開制作をおこない、はがし取られた作品は来年開催される「ファン・デ・ナゴヤ美術展2016」（2016年1月7日～1月24日 名古屋市民ギャラリー矢田にて開催）にて『記憶のはがし方プロジェクト-日本 家』展として出品される。作家の制作現場を生で見学することができる貴重な機会となっている。9月20日から9月23日にはコクウ珈琲による出張喫茶が出店し、美味しいコーヒーも愉しむことができる。

また、近隣施設の美濃加茂市民ミュージアムでは阿部大介の個展「皮膚感覚　阿部大介展」も開催中。