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寺山修司と維新派・松本雄吉の邂逅作品『レミング』が、キャストと演出を新たにリニューアル上演!溝端淳平、柄本時生、霧矢大夢、麿赤兒、青葉市子らが出演。

2016.01.08.Fri | 愛知県芸術劇場大ホール(愛知|栄)

lemming


寺山修司
最後の演出作品となった『レミング』が、2016年1月8日(金)愛知県芸術劇場大ホールで上演される。

2013年、寺山修司の没後30年を記念して制作された本作演出の組み合わせ。初演時には、愛知が産んだ奇才・天野天街の上演台本を用いながら、「ヂャンヂャン☆オペラ」という独特の手法を用いる維新派松本雄吉の演出で、八嶋智人片桐仁常盤貴子松重豊ら、名だたる役者陣が出演し話題を呼んだ本作。今回出演するのは、タロ役に溝端淳平、ジロ役の柄本時生、大女優・影山影子役の霧矢大夢、母親役の麿赤兒ら。キャストの平均年齢をぐっと下げ、若者目線で東京という都市を見つめる作品になったようだ。また、オーディション選抜キャストとしてSSWの青葉市子も出演!今作のテーマ曲「Come Down Moses」も舞台上で披露される。

 

 

スタッフワークには、音楽・内橋和久、照明・吉本有輝子など、維新派所属のスタッフが参加。また、三池崇史監督のリメイク版『十三人の刺客』や、園子温監督作『TOKYO TRIBE』で映画美術を手がけた林田裕至。ダンスや演劇の世界を手触り深く見事に衣裳化するデザイナー・堂本教子らが名を連ねている。

寺山の戯曲の詩的なト書き(舞台の説明、人物の動きなどの指示書き)を俳優がラップ調にして読む演出がなされていたりと、寺山ワールドが現代舞台としてアップデートされたような本作。ファンならずとも必見だ。

イベント情報

2016年1月8日(金)
レミング
会場:愛知県芸術劇場大ホール
時間:13:00開演(※開場は開演の30分前)
上演時間:約2時間(休憩なし)
※詳細 http://www.nagoyatv.com/event/

チケット(全席指定・税込):S席9,000円、A席7,000円 ※未就学児童入場不可
U-25チケット:4,500円 (観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・座席数限定・要身分証明書)
※U-25チケットは、メ~チケにて前売り販売のみお取扱いいたします(一般発売日より販売)
作:寺山修司
演出:松本雄吉(維新派)
上演台本:松本雄吉、天野天街(少年王者舘)
出演:溝端淳平、柄本時生、霧矢大夢、麿赤兒、花井貴佑介、廻飛呂男、浅野彰一、柳内佑介、金子仁司、ごまのはえ、奈良坂潤紀、岩永徹也、奈良京蔵、占部房子、青葉市子、金子紗里、髙安智実、笹野鈴々音、山口惠子、浅場万矢、秋月三佳
取扱い:メ~チケhttp://www.nagoyatv.com/event/、メ~チケ052-308-5222(10:00-18:00)、チケットぴあ0570-02-9999【Pコード:446-366】、ローソンチケット0570-084-004(Lコード:41941)イープラスhttp://eplus.jp、芸文プレイガイド052-972-0430(10:00~平日19:00・土日祝18:00/月休)、名鉄ホールチケットセンター052-561-7755(10:00~18:00)、栄プレチケ92 052-953-0777(10:00~20:00)、セブンチケット[セブンーイレブン店内マルチコピー機]
問合せ:メ~テレ イベント事業部052-331-9966(1月4日以降 10:00~18:00)
公式ホームページ:http://www.parco-play.com/web/play/lemming2015/

 

寺山修司
1935年青森生まれ。詩人、劇作家、演出家、映画監督。67年「演劇実験室◎天井棧敷」を設立。世界屈指の前衛劇団として国際的に活躍。代表的舞台に『毛皮のマリー』『奴婢訓』『レミング』。映画監督としても『書を捨てよ町へ出よう』『田園に死す』の他、実験映画も次々に発表。83年、47歳で急逝。寺山の死を境に、日本の前衛演劇は終焉したと言われている。パルコ劇場では、77年『中国の不思議な役人』、79年『青ひげ公の城』を自身の作・演出で上演。劇場の歴史を語る上で欠かせない伝説的な公演となった。没後も追悼公演として83年『青森県のせむし男』を上演。『毛皮のマリー』は美輪明宏レパートリーとして繰り返し上演し、観客を魅了し続けている。パルコ劇場開場30周年である2003年には、三上博史主演で『青ひげ公の城』を、2009年には白井晃演出、平幹二朗主演で『中国の不思議な役人』を上演し好評を博した。2013年は、寺山修司没後30年として、演劇、映画、展覧会、出版、放送など多数開催された。2015年も生誕80年を記念して各地で様々な公演・イベント等が多数行われ、人気を博している。
三沢市寺山修司記念館 http://www.terayamaworld.com/index.html

松本雄吉
1970年に大阪で「日本維新派」(87年に維新派と改名)を結成し、1974年以降の全ての作品で脚本・演出を手掛ける。維新派は、主宰の松本を軸として常に「演劇」という枠では語りきれない演劇的活動を続けてきたことで知られる集団。野外に自らの手で建築する劇場、数々の映画の美術監督として知られる林田裕至による圧倒的な美術、「ヂャンヂャン☆オペラ」と名付けた関西弁のイントネーションを生かしたケチャ音楽のような台詞、インプロヴィゼーションユニット「アルタード・ステイツ」を率いて世界でも評価の高い内橋和久の音楽という、すべての要素をディレクションした前衛的な総合芸術として作品を発表している。1996年大阪府舞台芸術奨励賞、1999年大阪府舞台芸術賞、2002年朝日舞台芸術賞、2004年読売演劇大賞優秀演出家賞、2008年朝日舞台芸術賞 アーティスト賞、2008年芸術選奨文部科学大臣賞、2011年紫綬褒章、2013年大阪市市民表彰を受賞した。最近の演出作品には『MAREBITO』(2013年、岡山・犬島海水浴場、瀬戸内国際芸術祭参加作品)、『石のような水』(2013年、京都・京都芸術劇場春秋座/東京・にしすがも創造舎、演出および美術)、『十九歳のジェイコブ』(2014年、東京・新国立劇場/兵庫・兵庫県立芸術文化センター)、『透視図』(2014年、大阪・中之島GATEサウスピア)などがある。今年は9月19日〜27日まで奈良・曽爾村健民運動場にて維新派新作野外劇「トワイライト」を上演し、好評を博した。
維新派 http://ishinha.com/

posted by LIVERARY STAFF

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