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只今、企画者募集中!街の魅力をアートで発信する「とよたデカスプロジェクト」。前回受賞者とスタッフに訊いた同企画の魅力とは?

2017.01.18.Wed - 03.12.Sun | とよたデカスプロジェクト2017

 

豊田市の自然、歴史、町〜そこに暮らす人々やその営みなどを参加者と共有し、その魅力を市内外へ発信することを目的としたアートプロジェクトの募集企画、それが「とよたデカスプロジェクト」。同プロジェクトの参加者を現在募集中(3月12日(日)まで受付)。

同プロジェクトは、2013年に発足。地域住民や関係者と連携しながら、事業の企画立案から実施まで総合的にマネジメントできる人材の発掘や、応募者自身が、実践を積みながらスキルアップを図ることを目的とした豊田市が主催・運営するプロジェクト。提案した企画規模に応じてコースが分かれており、審査員による厳選な審査のもとに高い評価を得たものには賞金最大50万円が与えられる(賞金の授与は企画実施後)。

では一体これまでどんなアートプロジェクトが行われてきたのだろうか?そして、そこからどんな成果が見えてきたのだろう?

 


同プロジェクトに採択された企画者たちの集合写真(とよたデカスプロジェクト2015)。

 

 

今回、「とよたデカスプロジェクト」のデカスリポーター・安井友美さん、山本万有子さんのお二人と、実際に採択され「ぷちデカスコース」優秀賞に選ばれた「限りないお茶の魅力Ⅲ 稲武のお茶「桶・渋・寒」」企画者・中根めぐみさんにお話を伺った。

 

Interview with:

デカスリポーター・安井友美さん&山本万有子さん

 

−「とよたデカスプロジェクト」をこれまでにいくつか見てきたお二人が、特に印象的だったものはどんな企画でした?

安井:印象に残っているのはいくつかありますが私は「足助ゴエンナーレ」ですね。この企画主催者は、豊田市外在住の方だったんですが、足助の地元の人たちが、参加作家の滞在制作にも参加していて、徐々に距離を縮めていき3年目には内外の人がみんな一緒に楽しんでいて、素敵な成果だと思いますね。

 


足助ゴエンナーレ
足助の古い町並み内にある空家:寿ゞ家をアートを介して、ヒト・モノ・コト…様々なものが交流する場へと蘇らせるアートプロジェクト。

 

山本:私は「祭生(マツリウミ)」ですね。オリジナルの盆踊りを作ったり、ストーリー仕立ての祭りを開催するなど新しい郷土文化を生み出そうとしている人々の熱気を感じました。「足助ゴエンナーレ」同様にどんどん地元の方々を巻き込んで、定着していければいいなと思います。

 


祭生
人・竹・土地がこれまでに持っている物語をマツリに参加する人たちと一緒にいったんほどき、結び直していきます。豊田という土地と、その土地に根をはる竹と、今ここで生きる人たちと出会い直す場。

 

−地域資源を掘り起こすという名目もこのプロジェクトにはあると思いますが、関わってきたなかで、豊田市のイメージが違って見えたりしましたか?

安井:私自身、実は豊田市外の人間で。これまで豊田のイメージはいわゆる車産業の街というイメージと豊田スタジアムがあるのでスポーツの側面、この2つしかなかったんです(笑)。同プロジェクトに関わって、歴史文化もある、古き良き町の側面もあることを知りましたね。一般的な観光ガイドには載らない、そんな知られざる魅力を発見できるきっかけになると思います。

 


音ヲ観ル「観音」
今から1200年前に挙母の町並みを遥かに望む小原地区の「道慈山観音寺」境内において、曹洞宗声明有志の会による読経/声明/ご詠歌を背景に、和洋問わず多ジャンルのミュージシャン、彫刻家など多数が参加し「音ヲ観ル」をテーマにコラボレーション。

 

山本:企画に参加された市民の方々を見ていると、みんな他人事ではなく自分のこととして、ちゃんと自分たちの街のことを考えているんだな〜って。アートプロジェクトの中身も大事なんですが、豊田に住んでいる人たち自体がすごく魅力的に見えてきました。それは、市内外の人にとってこの街をもっと好きになるきっかけになるんじゃないかなって。

 


市民で創ろう!「能楽堂音楽祭」
豊田が世界に誇るパンクバンド、タートルアイランドの能楽堂公演の、企画・運営・宣伝スタッフ(裏方)を豊田市民に広く公募し、市民でコンサートを創り上げる裏方に焦点をあてる実践企画。


動物園で初体験!〜檻の中から見る世界〜
ダンスパフォーマンスを通して、動物たちの世界をのぞき見ることで、この企画でしか体験できない檻の中の世界を表現。

 

−現在来年度の企画者を募集中ですが、今回どんな人に応募してきてほしいですか?アドバイスなどももしあればお願いします。

山本:「やってみよう!」という気持ちを後押しする事業だと思いますので、応募するにあたってあまりハードルを高く感じず、気軽に(企画を)出してもらえたらいいかなと思います。

 

Interview with :

「ぷちデカスコース」優秀賞/限りないお茶の魅力Ⅲ 稲武のお茶「桶・渋・寒」

企画者・中根めぐみさん

 

−どんな経緯で応募に至ったんですか?

中根:私は、豊田のお茶が魅力あるものだと思っていたので、その良さを発信し、お茶好きを増やしたかったのはもちろんなんですが、実は最初からプランがあったわけでもなく軽い気持ちで応募したんです(笑)。

−実際に企画をやるうえで、行政的な面倒なルールとかに悩まされたりなんてことは?

中根:変にルールを厳しくされたら、活動の枠が強制的に制限されてしまうと思っていたのですが、事務局の方々は、こちらがマイペースにやれることをちゃんと大事にしてくれていて。ほぼ一任してくれたので、好きなことを自由にやりやすいと感じましたね。あと、公共施設等にもチラシの設置を手配してくれたり、市が運営している企画ということで活動への信頼度も得やすかったのもありがたかったです。

−では最後に、中根さんのお茶プロジェクトについて、今後の展望は?

中根:今後はさらに内容を発展させたいと思っています。お茶会の場で自主的に笛(雅楽)を演奏してくださる方がいたんですが、お茶に「音」が加わることで「飲む」だけではないお茶の楽しみ方が広がったんです。なので、何かしら広がるコラボはやりたいな~と思います。

 


限りないお茶の魅力Ⅲ
お茶の限りない魅力を様々な形で紹介。味わうだけではなく、飾る、作るなどの観るお茶も展示。
豊田市美術館敷地内にある普段は開放されていない又日亭が会場。現在は忘れられつつある〈昔のお茶文化〉をテーマに、稲武素材を組み込みながら、新たなお茶の楽しみ方を知ってもらう企画。

 

 

「とよたデカスプロジェクト2017」の募集に関する掲載記事はコチラをチェック。

イベント情報

「とよたデカスプロジェクト2017」募集

募集期間:2017年1月18日(水)〜3月12日(日)

応募方法:
所定の応募用紙に記入の上、事務局まで持参・郵送・応募フォームにて提出してください。
※不明な点、疑問、質問等、気軽に相談してください。
※提出いただいた応募書類等は返却しません。

審査員:
渡辺 英司(アーティスト/名古屋造形大学非常勤講師)
吉田 有里(アートコーディネーター/MAT, Nagoyaプログラムディレクター)
山城 大督(アーティスト/Nadegata Instant Party)
小島 香代子((公財)髙橋記念美術文化振興財団評議員)

申込/問い合わせ先:
とよたデカスプロジェクト事務局
〒471-8501 愛知県豊田市西町3-60 豊田市教育委員会 文化振興課内
Tel:0565-34-6631 Fax:0565-34-6766 Mail :info@decasu.jp
詳細:http://decasu.jp/oubo2017/

【関連イベント】
2017年2月26日(日)
とよたデカスプロジェクト2016報告会

時間:13:30~ 16:00(予定)
会場:豊田産業文化センター2階 とよた男女共同参画センタ― 情報交換室
※事前予約不要

とよたデカスプロジェクト
私たちの回りには、自然、歴史、町並み、そこに暮らす人々やその営みなど、気づかないだけでたくさんの「宝」があります。そうした「宝」と人々をアートで結びつけるアートプロジェクトを開催し、多くの市民が気軽に参加することで、アートを通した「気づき」と「人と人を繋げる出会い」が数多く生まれることを目指しています。そしてまた、この制度は、地域住民や関係者と連携しながら、事業の企画立案から実施まで総合的にマネジメントできる人材の発掘と、応募者自身が、実践を積みながらスキルアップを図ることを目的としています。http://decasu.jp/

posted by T.TAKEBE

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