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長年にわたり都市の姿をモノクロームで撮影し続けてきた写真家・金村修による展示が2会場で開催!

2018.01.27.Sat - 02.25.Sun | MUNO、RAINROOTS(愛知|大須)

 

日本写真家協会新人賞や、史上2番目の若さで土門拳賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている写真家、金村修による展覧会が、1 月27 日から、MUNO、RAINROOTSの2会場で開催される。

同2会場では、本展を皮切りに、金村修、タカザワケンジ、小松浩子の3人による連続展が開催され、二つの会場に渡り写真、映像、インスタレーションを含む展示を行う。第一弾となる、金村修展ではゼラチンシルバープリント、映像作品に加え本展が初公開となるデジタルプリントの作品も展示される。

また、会期中は、様々なトークや上映会、ポートフォリオレビューなど様々なイベントが催される。

<以下、作家ステイトメント>
自閉症児の人がどんな風に現実を見ているのかを再現した自閉症シュミレーターの映像を見て、映像の数々の技法はこれに近い感覚を観客に与えるために考えられたのではないかと思った。遠近法が破棄された彼らの視覚は、突然もののある部分がクローズアップで現れたり、近くのものが遠く見えたり、ある色にだけ反応してその色だけが強調されたりというように、現実の世界が断片化される。遠近法の統御が壊れた彼らにとって目前の世界は無秩序な洪水のように現れる。 アクション繋ぎやクローズアップという映像の技法は、現実を断片化するカメラの機能を再度人間の知覚に受け入れやすくするために作られた技法であるが、カメラの原理を意識的に考えていた一部の映画監督達は、知覚の秩序を破壊するためにそれらの技法を使用する。『国民の創生』でのリリアン・ギッシュのクローズアップが当時の観客を困惑させ、リュミエールの『列車の到着』が観客をパニック状態に陥れたのも、それは観客の知覚の秩序が破壊されたからではないだろうか。 現実の世界は、自閉症児の見ている世界に近いのかもしれない。関連性が放棄され、断片が浮遊している世界。映像や写真は現実の再現や映画のような知覚の秩序に奉仕するためにあるのではなく、現実の世界を引き裂き、混沌の世界を召喚するために存在する。

イベント情報

2018 年1 月27 日(土)~2 月25 日(日)
金村修展「Do not resuscitate」
会場:MUNO 名古屋市中区大須1-24-51 バウハウス大須1F
営業時間:12:00-19:00
定休日:水曜日
https://www.facebook.com/munospace/

金村修展「System Crash for Hi-Fi」「White Rabbit Opium Dream」「Living Dead Suside」
会場:RAINROOTS 名古屋市中区松原一丁目9−13 フラワーセンター1F No.6
営業時間:12:00-19:00
定休日:水曜日

イベント
2018 年1 月27 日(土)
10:30-12:00 撮影会
二人の写真家 金村修、小松浩子とともに大須の町を撮影します。フイルム(カラー)推奨、デジタルも可。講評、RAINROOTS での同時プリント1 本料金込み
会場:RAINROOTS
定員:6 名
参加費 :7000 円

13:00- 映像上映会
金村修撮影の未公開映像「Camille Mutel Wrecing Crew」を上映します
会場:MUNO
定員:20 名
観覧料:1000 円 ( 撮影会参加の方は無料)

14:30-16:00 撮影会で撮った写真の講評
会場:RAINROOTS

17:30- ゼロックス ブック ライブ
金村修が自身の写真をその場でゼロックスプリンターで出力し、冊子をライブ的に作成します。
作成された冊子はその場で購入可。
会場:RAINROOTS
定員:10 名
観覧料:1000 円

2018 年1 月28 日(日)
13:00-16:00 ポートフォリオレビュー
写真家三人による同時レビューです(参加者1人あたり15分ほど)
会場:RAINROOTS
定員:12 名
参加費:5000 円

17:00-18:30 トークイベント
金村修× タカザワケンジ× 小松浩子「写真とインスタレーション:写真表現のいまとこれから」
会場:MUNO
定員:25 名
入場料:1000 円

18:45-20:00 オープニングパーティー
会場:MUNO
入場無料

※各イベントの詳細、お申込は、RAINROOTS 湯地まで
mail: info_g@rainroots.main.jp
tel: 080-8110-9462

金村修 / Kanemura Osamu
写真家 1964 年東京都生まれ。
1992 年、東京綜合写真専門学校在校中にオランダ・ロッテルダム写真ビエンナーレに招聘され、1996 年、MOMA による「世界の注目される6 人の写真家」の1 人に選出される。2000 年、「トップランナー」(NHK)、2001 年、「情熱大陸」(毎日放送)出演。1997 年、日本写真家協会新人賞、第13 回東川町国際写真フェスティバル新人作家賞、2000 年、第19 回土門拳賞、2014 年、第39 回伊奈信男賞を受賞。写真集に『Spider’ s Strategy』『Concrete Octopus』ほか、著書に『漸進快楽写真家』『挑発する写真史』がある。

posted by Y.KURODA

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