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『躍る旅人-能楽師・津村禮次郎の肖像』:能楽師・津村禮次郎の身体と活動を通して、能の新たな魅力と表現の可能性を発見するドキュメンタリー映画。

2015.12.05.Sat - | シネマスコーレ(愛知|名古屋)

W770Q75_『躍る旅人』メインスチール

古典「能」だけでなく、新たな表現を求めて異なる文化、人種、世代を軽やかに、大胆に踏み越えていく能楽師・津村禮次郎。バレエやパントマイム、バリ舞踊など様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションから、能の魅力と表現の可能性を追求する、津村の精力的な活動を5年間に渡って追ったドキュメンタリー映画『躍る旅人-能楽師・津村禮次郎の肖像』が、12月5日からシネマスコーレにて公開される。

70歳を迎えた能楽師・津村禮次郎。古希を祝う記念能が国立能楽堂で行なわれた。津村はここをひとつの通過点と捉え、これから出てくる自らの可能性と、今後の活動への期待感に胸を躍らせていた。
津村は19歳の時、当時女流能楽師のパイオニア、津村紀三子の芸能に強く惹かれ、内弟子となる。以後、能の世界に没頭し、40歳を過ぎたあたりから、独自の創作的な活動を行うようになった。津村が様々なコラボレーションで発揮する身体表現の広がりと力強さは、能という芸能における、長い間の厳しい修行と鍛錬に裏打ちされたものだと言えるだろう。津村の飽くなき創造へのチャレンジ、異なる表現への好奇心。そして、その場を共有する人達とのしなやかなやり取りは、表現に関わる人間だけではなく、今の時代、異なる文化、人種、宗教を持つ人同士がとるべきコミュニケーションのあり方にも大きな示唆を与えてくれるのではないだろうか。
人生も、芸道も、果てしなき冒険の旅である―。

W770Q75_サブスチール05

監督の三宅流は、身体性を追求した実験映画からそのキャリアをスタート。その後は伝統芸能とそれが息づくコミュニティ、また表現におけるコミュニケーションと身体の在り様をドキュメンタリー映画で描き続けてきた。5年間に渡って津村のダイナミックな活動を追い続けた本作品は、「身体」「伝統芸能」「コミュニケーション」といったこれまでの三宅のテーマの集大成ともいえる作品となった。
劇中には、コンテンポラリーダンサーの小㞍健太、森山開次、酒井はな、平原慎太郎、パントマイムの小野寺修二、そしてバリの民族舞踊団 WBスダマニと、多岐に渡るアーティストが出演。
多種多様な表現の協演は、それぞれの魅力の再発見と新たな作品世界の誕生の喜びに満ちている。また注目のデザイナーズブランド「matohu」が手掛けたオリジナルデザインの衣装、音楽家の石田匡志が本作のために書き下ろしたテーマ曲にも注目したい。

W770Q75_サブスチール04

公開初日の12月5日と、10日には三宅監督や津村禮次郎氏によるトークイベントも開催される予定。また、津村氏は11月28日、29日の愛知県芸術劇場ほか、3都市で行われるダンス公演「ストラヴィンスキー・トリプル・ビル」にも出演する。
人間の身体の極限とも言える洗練された芸を間近で堪能した後、本作を鑑賞すると、より一層深く楽しめそうだ。

イベント情報

2015年12月5日(土)~ ロードショー
『躍る旅人-能楽師・津村禮次郎の肖像』
公式HP:http://www.odorutabibito.com/
監督・撮影・編集:三宅流
出演:津村禮次郎/小㞍健太/酒井はな/森山開次/平原慎太郎/小野寺修二/Ni Wayan Sekariani ほか
音楽:石田匡志
整音:種子田郷
製作:究竟フィルム KUKKYO FILMS、contrail、株式会社アースゲート
©究竟フィルム KUKKYO FILMS
HD/110分/カラー/2015年/日本

『躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像』トークショー
2015年12月5日(土)
登壇者:藤田六郎兵衛(能楽笛方藤田流十一世宗家)/三宅流
2015年12月10日(木)
登壇者:津村禮次郎/三宅流
※ともに10:50の回の上映終了後
※詳しくは公式HPか劇場HPにてご確認ください。

上映劇場:シネマスコーレ 名古屋市中村区椿町8−12 アートビル 1F
http://www.cinemaskhole.co.jp/

posted by LIVERARY

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