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ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督 、幻のSF映画が劇場公開!

2016.05.21.Sat - 05.27.Fri | 名古屋シネマテーク(愛知|今池)

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37年の生涯に40本を超える映像作品を遺したライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。 独自のテーマとスタイルを貫きつつも、フィルム・ノワール、歴史劇、社会派、テレビドラマなど、多ジャンルを手がけたファスビンダーが発表した唯一のSF映画『あやつり糸の世界』が、5月21日から名古屋シネマテークで公開される。

未来研究所では、仮想世界を作り出し未来社会を厳密に予測できる「シミュラクロン」の開発が進められていた。ある日、研究主任のフォルマー教授が謎の死を遂げ、シュティラー博士が後任に就く。するとシュティラーも研究所で奇妙な事態に遭遇する。保安課長ラウゼが忽然と姿を消し、エーデルケルンという別の人物が保安課長だったとされているのだ。やがてシュティラーは自らシミュラクロンによって仮想世界に入り込む実験を行う。現実そっくりなコンピューターによる虚構の空間。そこでシュティラーは消えたラウゼの姿を見かける…。

『マトリックス』『インセプション』よりはるか前に、ヴァーチャルリアリティによる多層世界を描いた先鋭的な傑作だが、当時テレビ映画として制作され、数度テレビ放映されただけだった本作。ファスビンダー自身もこの作品についてほとんど語らなかったため、重要作と見なされることもなく、彼の膨大なフィルモグラフィーの中で埋もれた一本となっていた。今回、デジタルニューマスター版が作成されたことにより、『あやつり糸の世界』は初めて劇場公開されることになる。

鏡を多用した画面設計、溢れる電子音と音楽、そして愛と孤独のドラマ……。 ゴダールの異色SF『アルファヴィル』(1965)の主役を演じたエディ・コンスタンティーヌが特別出演していることも注目。 鋭敏な時代感覚と普遍的な主題で社会を挑発し続けたファスビンダーが、「模造の世界」を鮮烈に解き放つ。

イベント情報

2016年5月21日(土)~27日(金)
『あやつり糸の世界』
公式HP:http://www.ivc-tokyo.co.jp/ayatsuri/
監督・脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
脚本・助監督:フリッツ・ミュラー=シェルツ
脚本:ダニエル・F・ガロイ
音楽:ゴットフリート・ヒュングスベルク
撮影:ミヒャエル・バルハウス
1973年
第一部 105分/第二部 107分(入替制)

上映劇場:名古屋シネマテーク 千種区今池1-6-13今池スタービル2F
http://cineaste.jp/

posted by LIVERARY

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