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糸りとり 第5回 田口美早紀

_shi_ri_to_ri_ by なるじあき

LOGO_naru1 しりとりと読みます。日頃、糸を使ったり使わなかったりするアーティストの方々に、「糸」を使った作品を制作してもらい、 作品タイトルを「しりとり」でリレーしていくという、ゆるカッコEコーナーです。

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第5回目のゲスト作家は、田口 美早紀さん。
田口さんとは、まだお会いしたことがありません。
ON READINGで、彼女の個展のDM原画を購入させて貰った時に、指おきのオマケを付けてくれたんです。
で、私の一方的な親近感のみでオファー決行。思った通りの良い人でした〜!

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※「指おき」とは、軽くにぎりながら(手のひらの中につつみながら)
(そっと)耳のあいだに指をおいて、たのしむ、というものです。

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「え」➡『えびでたいをつる』

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『えび、直持ちなんですね。』

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なるじが、田口さんにメールで質問 

「え」からはじまるタイトル「えびで たいをつる」に決めた経緯は?

「え」と聞いて、はじめに「えび」と浮かびました。 普通のしりとりをしている感覚で浮かんだ言葉です。 他の言葉も考えてみましたが、「えび」が一番しっくりきたので、「えび」にしようと思いました。
それからせっかくなので、「えび」だけではなく、なにかひねりたいと思って辞書を眺めました。 そこで「海老で鯛を釣る」という言葉を見つけました。 作品のイメージが浮かんだので、これにしようと思いました。

何エビですか?(真面目かっ!)

一応、「桜えび」です。(真面目っ!) 形、大きさ、色、すべてにおいて、全然、忠実ではありませんが…!ネットでえびの画像を検索したのですが、いまいちピンとこなかったので、 とりあえず本物の海老を観察しようと思い、近所のスーパーにいったんです。 イメージでは、車エビ(?)とかあればいいなと思って行ったのですが、 私の行ったスーパーには「桜えび」しかありませんでした。観察するには小さかったですが、いい形をしていたので、店内で、商品を迷う風を装って、 桜えびが入ったパックをじっと観察してました。 でも食品だし、あまり長居すると怪しまれそうだと気づいたので、買って帰ることにしました。というわけで、これは、桜えびをじっくりみながら、つまみながら、作った作品です。

「写真撮ってる時点で、すでに怪しいですね。」


―実際のことわざでは「少しの事柄や努力で、大きな事や利益を得ること」という意味ですが、
どう見てもエビの方が豪華ですが。。。笑 意図的ですか?

本来の意味では、
「少しの事柄」→「えび」
「大きな利益」→「たい」だと思うんですが
これは、
「少しの事柄」→「えびでたいをつる行為」
「大きな利益」→「釣りで人が得た快感」という関係です。私が縫い作品を作る時は「さわり心地のよさ」を重視しています。 絵を描く時もソフトタッチ感は意識していますが、縫い作品の場合、実際に体感できるのがいいと思っています。

『さわり心地の良い海老』を触る※   →  そっと、釣り上げる  → たのしいね!(大きな利益!)
(※えびの触角らしきものの先についてる『やわらかそうな丸いもの』が 『やわらかそうなタイのしっぽ部分』に、やわらかく絡みつく様子) と、なるのが理想です。 鯛を釣る時に、口元ではなく、おしりから釣り上がるようになっているのは、 『しりとりだから』です。ふふ。

田口さんの絵とかonui作品て、一つの作品の中に前後の動き(GIFアニメ的な。。)セリフ(吹出し)を連想させるのですが、頭の中では動いてたりしますか? その1コマを切り取ってる感覚?実際アニメーション作品もありますよね?

作っている時は、切り取っている感覚はないのですが、意識をしてないだけで、そうだと思います。 絵も、アニメーションも、4コママンガも、onuiも、同じ感覚で作っている気がする。

影響された、または好きな作家•人物はいますか?

ジャンル、年代などを問わず、いろんな人、モノに刺激をうけていると思います。 今までこのような質問をされてよく答えていたのは、子供のころでテレビで蛭子能収さんの絵をみて、いいなぁと思った、ということです。 (「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」とか「スーパージョッキー」とか・・・) でもテレビでみたくらいで、マンガはほとんどみたことがありません。 動物だったら、スローロリスとコアラにとても影響を受けていると思います。

スローロリスとコアラ!あー確かに作品の背後に見え隠れしますね。 何気に蛭子さんご本人も、
そっち寄りな気が。。笑
丁寧な回答ありがとうございました!

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田口さんの絵や縫い作品から放たれる、何とも言えないやわらかモフモフ チンさむロード感。
今回の糸作品に添えられた説明書読んで、ふわっ。実際にやってみてまたふわっ。 彼女の狙い通りフフっと楽しくなりました。 いつの日かお会いできるのを楽しみにしています。
※ジェット コースターが降下し始める瞬間のふわっとした感じ

配置 配置

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次回は「る」  
wassaさんへ、バトンタッ~チ!!!

これまでの糸りとり
第1回「あ」➡『赤い輪っか』成地 亜紀(2013.11.05 UP)
第2回「か」➡『風立ちぬ』遠山 敦(2013.12.01 UP)
第3回「ぬ」➡『ヌクアロファ』TMTM/Tomoe Miyazaki(2013.12.28 UP)

第4回「あ」➡『あたらしい家』松尾ミユキ(2014.2.2 UP)


otaguchi
田口美早紀 (おたぐち)
イラストレーター。静岡県浜北市出身 大阪府大阪市在住。 雑誌などにイラストを提供するなど、大阪を拠点に活動中。 最近は、やわらかい縫いものも制作。 かるく二度見してもらえるような、不器用だけど愛がある、といったようなものをお届けしたい。
http://otaguchi.com/

<お知らせ>
zine、てぬぐい等のグッズを販売中。ON READING(名古屋)、古道具タユタフ(石川)、ガケ書房(京都)

3/30(日) ドイツ雑貨とFUKUGANに縁ある人たちの素敵な1DAYマーケット「fukugan market」 グッズ販売と、アニメーション上映に参加します。
FUKUGAN GALLERY(大阪) http://www.fukugan.net
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企画/ディレクション:成地 亜紀
題字:遠山 敦
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