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FEATURE / 特集記事 Apr 18. 2015 UP
ex.銀杏BOYZ / 現・KiliKiliVilla主宰の安孫子真哉を囲むパンクな座談会!? SummerOfFan、THE ACT WE ACT・五味、killerpass・林が参戦。

7DaysWarとは何なのか?誰と、何と、戦っているのか?

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—あ、ちなみにSさんは7Days Warrrrrrrに関してどう思っていますか?

S:みんな、何と闘っているのかな?って思っていました(笑)。

(一同笑)

—何と闘っているんですかね?

林:いや、何もないけどね。

安:言葉遊びでしょ?フツーに(笑)

林:何も考えてないです。

—僕は<戦っている>って感じましたね。昨年の7dwだと、平日月曜っていう曜日的にはあまり集客が見込めない日を林くんとかが担当していて(ちなみに今年も林君は月曜日担当)、僕的にはたぶん林くんとは音楽的嗜好はそんなに合う方ではないんですが、Killerpassのやってる音楽も正直そこまで好きかわからない感じで…。でも、そのときのライブで、彼らが「何と闘っているのかはわからないけど、戦ってる」みたいなのを感じ取れたんです。単純に集まって、わ〜楽しい!っていうよりは、何かに向かって全員で戦っている感じがしたんですよね。

安:まぁでも想像するに1週間毎日企画やるのって壮大な計画だからね。普段みんな仕事しながらやろうって言って、達成感はあるだろうなって思う。

五:いろいろ必死になって考えたりはしたよね。アイデアとか。やっぱライブハウスの方がリスクが大きいからさ。スタジオに比べると、金銭的な、ね。

安:いいね。7日間もあったら、文化祭をやるみたいなもんだもんね。

五:そうそう、それが本当に楽しくて。

安:フツー、やんないよね。

五:まぁ1週間だけだし、ムリして行こうかみたいな、ね。毎週それがあったら参るけど…、楽しいんだよな、毎日。通勤中も「今日はライブあるな~」みたいな。

—やっぱり、その、安孫子さんのレーベルにしても、五味くんの考え方にしても一貫して、まず自分が楽しいかどうか、その周りにいる楽しい仲間と一緒の時間を作るっていうのが大前提にあるじゃないですか。でも、やっぱりさらにその周りの人も、まぁ全然興味がないっていう人は聞いてくれなくてもいいっていうのはあるかもしれないけど、やっぱり広げていきたい、巻き込んでいきたいっていうのはあると思うんですけど?

安:うん、ある。

—そこがやっぱ、制限がある感じがするんですよね。ハードルがたくさんあるというか。リスナーやお客を無意識に線引きしてしまっている。

安:あ、無意識じゃない、それは意図的!

—あ、意図的でしたね。だから、完全にオープンではないし、完全にクローズドじゃないっていうのが…

安:要するにさ、システム的にはオープンなわけ。

—それは五味くんも前に言ってたよね?別にどんな人がお客さんとして来てもらってもいい、っていう。

安:それはもちろん。めっちゃこっちに来てほしい。

五:そうそう。

—それが、パンクっていうことでいいですか?

安:でも、やっぱりさ、ある程度の「ドキドキ」みたいなのがきっかけになるんだと思うから。じゃないと、本当に好きになれないから。そのためにはやっぱりハードルなり、線引きはあえて必要なんだよね。ちょっと閉じておかないと作り出せない雰囲気ってのがあるから。

—あー、なるほど。

安:だから、例えば、細かい所を言えば、リリースタイトルは廃盤にもしない予定だし。あ、レコードのほうはコレクターズアイテムだから、廃盤にするけどね。CDは廃盤にしなくて、そっちのコレクター心をくすぐるっていうのは、パンクの楽しみだからさ。だから、絶対にアナログとCDは両方作るっていうのは決めている。

五:でかいレーベルとか廃盤にはしないですよね。

安:そうそう。んで、ジャケ変えてくるからね(笑)

五:あーそうそう(笑)

—コレクターの心をくすぐってくる(笑)

五:リマスタリングものとか。デモ音源を追加して…とか。

安:裏ジャケが違う!とか。

—それでも買うんですか?

安:買いますよ、もちろん!

五:僕は買わない。ツボの違いじゃないですか?俺はアナログにはそんなにこだわりないから。安い方を買うって感じ。昔はアナログの方が安かったから。

安:そうだもんねぇ。

五:今は逆転しちゃって。昔は、LPだってヘタしたら1200円くらいで輸入盤は買えましたもんね。

安:俺もこないだ7インチ作ろうとしてていろいろ試算出したら、1500円くらいにしないと採算とれないんだもん。

—Sさん聞いてました?今の話。

S:聞いてましたよ。聞いてましたし。僕らには僕らの「シーン」が今あるってことで。

—え?!(笑)

S:今ちょっとカメラ回すんで。…この部屋には、今、二人の読書家がいます。

安:え?(笑)すげぇ部屋だな…。

S:話し合ったのを咀嚼して、感じ取りたいっていうのが、「シーン」ですね。その、レーベルとか音楽をカタチにする人の意味っていうのは、アーカイバー=記録する人という立ち位置なのかなって思っています。だから・・・、まぁ・・・それ以上でも以下でもない。

安:「レーベル=売る人」ではないってことかな?

S:そうですね。そこについては永遠に続けるのではないかと思えるくらい繰り返して話しているテーマなんです。その差異がどうとか、母数を増やしていこうっていう風に考えがちなんですけど。その部分に関しては思考停止しているのが現状です。それがSOFの弱さでもあるし、そこまで想像力を働かせることができる人っていうのは資本主義に強くマーケットを熟知した根っからの投資家なのかなって思います。別の道として記録をする人の側があると考えていて、ある友達曰く、作品を出せばアーカイブなんて、誰かが記録するからいい(勝手に記録されていく)って言ったけど、じゃあ、僕はその“誰か”になれればいいかなって。アナログもCDも自分が好きな、1番のファンじゃないかもしれないけど、まぁたまたま関係があったからやろうかなくらいのだし。 ま、いいや、以上でーす。


—え?なんか最後、急にテキトーな感じに(笑)

:面白いなぁ。Sさん、ありがとうございましたー!来世で会いましょう!

(一同笑)

SummerOfFan記念すべき10作品目は、THE ACT WE ACT 初の7inch ep.となった。コチラはそのトレイラー。S氏がもともとやっているレーベルICCLから2ndアルバムのリリースも決定。

そして、来る4月19日(日)には、SummerOfFan vs KiliKiliVilla的なレーベル対抗戦企画が、7DaysWar初日に開催される。詳細は、以下の通り。

 

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イベント情報

2015年4月19日(日)

SUMMER OF FAN Presents
“While We’re Dead.: The First Year”
コンピレーション発売記念ライブ
7DaysWar2015 DAY1

SummerOfFanvs KiliKiliVilla 

会場:今池HUCKFINN
OPEN 15:00 / START 15:30
ADV 2,500円 (+1drink) / DOOR TBA (+1drink)

出演:

<SIDE:KKV>
CAR10
Homecomings
odd eyes
SEVENTEEN AGAiN

<SIDE:SOF>
6EYES
CASIOトルコ温泉
MILK

DJ Summer Of Fan

問:summeroffan@gmail.com

チケット予約フォームはコチラから!

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