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FEATURE / 特集記事 Nov 11. 2016 UP
【SPECIAL REVIEW|TOYOTOMI “Classic CL-25E” 】
古き良き文化を受け継ぎ、新たな価値を創造する。
ストーブを通じて考える、本当の豊かさについて。
その①:西アサヒ、CULTURE CLUB

TOYOTOMI × LIVERARY

ストーブを始めさまざまな冷暖房機器メーカーとして、愛知を代表すると言っても過言ではない「TOYOTOMI」。その歴史は旧く、創業から今年で67年。そんな老舗メーカー「TOYOTOMI」が2014年から発売開始した石油ストーブの新シリーズは原点回帰的アプローチのものに。

かつてのストーブが持っていたデコラティブな装飾なども取り入れ、古き良き時代を思わせるあしらいが施されたこの新しくて懐かしい新機種は、灯した炎が七色に見える名機RB-2「レインボーストーブ」、そして月明かりのような炎が特徴的なML-20「ムーンライター」という2つの炎を受け継ぎ、復刻デザインされたもの。その名も「クラシック」(略称:CL)。

 

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左から順に、「レインボーストーブ」、「ムーンライター」、そして、「クラシック」。

 

「CL」に込められた思い。それは、昔懐かしい「ストーブのある風景」を思い起こさせるノスタルジーだけではない。とことんまで無駄を排除していくコスパ重視の世の中に対する提案のようにも感じられる。「本当の意味での豊かさとは何か?」そんなことまで考えさせてくれる。

LIVERARY編集部では、〈古き良き伝統を受け継ぎつつ、新たな価値を見出していく〉という意味でのCLのスタイルとリンクする、6つの場所をセレクト。西アサヒCULTURE CLUBCafe DufiSTUDIO LA CAUSE、THE APARTMENT STORE、そして同店のオーナー宅……この6つの場所の主たちがどんなことを考え、今を生きているのか?「CL」の七色に輝く、優しい炎で暖まりながら、じっくりお話を伺ってきました。

※各お店の店頭では実際に「CL」を使用していただいています。実際に足を運んで「CL」の炎をご体感ください。

 

LIVERARY × TOYOTOMI |名古屋の “Classic” を巡る。その①

西アサヒ、CULTURE CLUB

Text & Edit : Takatoshi Takebe [ LIVERARY, THISIS(NOT)MAGAZINE ]
Photo : Takayuki Imai

 

#01

喫茶、食堂、民宿 西アサヒ

場の歴史を受け継ぎ、新たな価値を加えていく。

 

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1Fはカフェ、2Fはゲストハウスという2つの顔を持った「喫茶、食堂、民宿 西アサヒ」。円頓寺商店街にもともとあった老舗喫茶店「西アサヒ」(当時はとんねるずのTV番組企画「きたなシュラン」にも取り上げられる過去を持つ)を大胆にも改装し、1年半前にオープンした。

オーナーの田尾大介さんは、外国人旅行者のツアーコンサルなども行う人物。もともと、名古屋に外国人観光客たちの受け皿になり、自身がガイドを行っていくうえでのハブとなるような場があったらいいのに…と構想を抱いていたところ、知り合いの紹介を通じてこの円頓寺商店街に。

 

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田尾大介さん。

 

円頓寺商店街は、古き良きクラシックな商店街の面影を残しつつ、空き物件に新しいお店を誘致し新陳代謝を図る、現在進行形で動いている場所だ。西アサヒの周囲には、スペインバルやギャラリー、演劇も楽しめる商業施設など新しい動きがありつつも、一方で昔ながらのお肉屋さんが当たり前のように存在していたり(西アサヒには、そのお肉屋さんのコロッケを使った定食メニューもあったりする)、新旧文化が混ざり合った独特の街並みは円頓寺のおもしろさのひとつだろう。田尾さんはこの商店街において「顔の見えない店はない」というほどに、昔ながらの店も最近仲間入りした店も、しっかりとした芯と個性を持った店ばかりなのだそうだ。

田尾:もともとここは地域の人々が集まる喫茶店という〈交流の場〉だった。その〈交流の場〉としての喫茶は残し、受け継ぎつつ、さらに僕らはゲストハウスの機能を持たせて、日本国内だけでなく、海外からの来訪者も集まる、そんな場所に発展させたかった。


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もともとあった大事な要素を受け継ぎ、よりよいものに進化させていく。その精神はTOYOTOMIの「CL」にも宿っている。

 

常に人通りが激しい中心地の賑やかさはなくとも、少しずつ積み上げられたまちの変化は徐々に人に認知され始め、週末のイベントなどは多くの客で賑わう円頓寺商店街。その光景はこの場所に店を構える人々の喜びにつながっている。〈人と文化をつなぐ〉をモットーとしているという田尾さん。今後どのような展開を考えているだろう。

 

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平日の昼間は歩いている人もまばらな円頓寺商店街だが、一帯で行うマーケットイベントなどは人気で、多くの人でひときわ賑わいを見せる

 

田尾:単に新しいことをやりたいだけではない。この商店街にお店を出す人たちは共通して、“新しい老舗”を目指しているんです。みんな「いつか老舗になってやる!」くらいの思いで腰を据えて、10年先、20年先を見て地道に努力しているお店ばかりだと思います。僕たちはここで新しい動きを興したことの大変さも知っているし多くの人に助けてもらった経験もある。だから、今は何か新しいことに挑戦したい人たちが現れたら、全力で応援したいと思っています。地域に恩返しをしたいですね。

「歴史のあるこの商店街にとっては、僕らはまだまだ新参者。」という田尾さんは現在、円頓寺商店街・商店街理事を務め日々、商店街の活性化について積極的に取り組んでいる。

 

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1Fカフェスペース。「純喫茶をイメージし床材をあえてプラスチックタイルにしたことで、年月を重ねていく中で少しずつ傷が入り、それがいい感じの味になってきた。」と田尾さん。

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西アサヒ2階のロビー。撮影時、「西アサヒ」で住み込みバイトをしているというフレーザーさんが休憩中でした。


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2Fゲストハウスには一人用のベッドルーム以外に、もともとの作りを活かした大部屋の和室もある。「CL」の濃いネイビーカラーは和室にもハマる。

 

SHOP DATA:

西アサヒ
愛知県名古屋市西区那古野1-6-13
TEL:052-551-6800
http://www.nishiasahi.nagoya/

 

 


 

#02

CULTURE CLUB

いいものを長く使い続ける、すべてはそのために。

 

「CULTURE CLUB」は、中古の自転車パーツなどを取り扱ういわば自転車パーツ専門のリサイクルショップだ。運営は、名古屋を中心に国内外で活躍の場を広げている自転車店・Circles

 

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店主の横山誠さんは、Circlesがスタートアップする以前から自転車店で勤務をし、その後、カナダへ。海外での経験を積んだ後、帰国し、すぐさまCircles代表の田中慎也さんから誘われ就職。現在は、ここ「CULTURE CLUB」の店主であり、メカニック担当として勤務している。

 

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写真左手が横山さん。

 

彼の自転車への愛情は人一倍。ツーリングから始まり、ダウンヒル競技で選手としても活躍。その後、自転車店で勤務する傍ら、メッセンジャーをしていた時もあったという。つまりは、これまで約20年間自転車とともにずっと歩んできた。乗る側の気持ちも、作る側の気持ちも双方からしっかりと理解している彼だからこそ、頼れる存在と言えるだろう。

 

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そんな横山さんが店主を務める「CULTURE CLUB」は、「Circles」の常連客らが新品と付け替えた後に置いていったまだ使える部品を捨ててしまうのがもったいないという気持ちからスタートしたという。

横山:モノがいいものは、大切にメンテナンスしてさえすればずっと使えるんです。お父さんの代から乗っているという古い自転車をお店に持ってきてくれる人がいたりするとすごくうれしい。包丁も研がないとダメになるのといっしょで、自転車だって道具なわけで、ちゃんとメンテナンスしてほしいですね。


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横山さんの後ろに見える工具はすべてお客さんに貸し出すレンタルピットのもの。ブルーのキーカラーが美しい、スロバキア製「UNIOR」で統一されている。

 

フレーム、ハンドル、サドル、ペダル……中古パーツはすべて揃っているため、別々で購入して一台の自転車に組み上げることももちろん可能だ。

 

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ちなみに、プロに一台自転車を組み上げてもらうための費用は2万円ほどかかるのだそう。「最近はYouTubeとかで組み方とかの動画も見れちゃうんで自分でやれちゃう人もいますけどね。」と笑う横山さん。

しかしながら、職人のきめ細やかな作業により組み立てた自転車は、素人が見様見真似で組み立てたものとは仕上がりも耐久性も雲泥の差なのだそう。ワイヤーの処理ひとつとってもちゃんとわかっているかいないかで、そのほんの少しの差が積み重なれば、最終的には自転車全体にまで大きく響いてきてしまうわけだ。

 

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横山:“安い”を全否定するわけではないですが、やはりママチャリでも5万円するものと1万円のものとでは、全然違います。安いってことは、その分精算コストを下げるために、部品か作業を省いているわけで。それは見た目上は隠れているところかもしれないですが、分解すると「あ、ココは手が抜かれている!」って僕らはわかります。何でもそうだと思いますけど、どうせなら長く使ってもらいたい、僕らはその一心でお店をやっています。

 

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コストを下げるために割愛されがちな昔ながらのデザインの良さを現代に復刻した「CL」。「この時期、店内は冷え込むのでストーブはありがたい存在です。」と横山さん。

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CULTURE CLUBの1F奥には、自家製パンやコッペパンサンドがいただける「PINE FIELDS MARKET」。2Fには、オリジナルの自転車グッズの制作と輸入・卸し部門SimWorks」が。最後に、全員で集合写真をパシャリ。みなさんのアットホームな仲の良さ、とても印象的でした。

 

SHOP DATA:

CULTURE CLUB
名古屋市中区松原1-4-8
TEL : 052-265-5226
http://cc-ngy.com/

 


 

今回取材させていただいた各店店頭では実際に「CL」が使用されています。気になる方は是非お店へ行ってみて、七色の炎を体感してみて下さい。

その際に、Instagramユーザーの方は、#LIVERARY_TOYOTOMIとハッシュタグを付けて「CL」とともに店内の写真を投稿して下さい。抽選で素敵なプレゼントが!?プレゼントの内容詳細は次回発表!

次回は「STUDIO LA CAUSE」「Cafe Dufi」を巡ります。お楽しみに。

 

 

 

 

 

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CL-25E(A)
「ストーブで料理をする母の姿で冬を感じた」「家族や友人とストーブを囲んで談笑をした」現在では、なつかしい存在となっている石油ストーブ。炎の優しいあたたかさや、その上に置いたポットから立ち上る湯気、石油ストーブには他の暖房機器にはない「ぬくもり」があります。“心まであたたかくなる炎”をコンセプトに、CL-25Eを通して石油ストーブの良さを知ってもらえたらと思います。懐かしさのあるデザインは、和・洋のどちらのお部屋にも馴染みます。また、お部屋に置いておくだけでもアクセントになります。あなたのお部屋にもぜひ「CL」をどうぞ。
http://www.toyotomi.jp/design/cl/

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