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FEATURE / 特集記事 Mar 21. 2017 UP
【SPECIAL INTERVIEW|加藤幹泰/大ナゴヤツアーズ】
あなたの知らないナゴヤに出かけよう。
街と人の魅力に出会う新しい観光が、豊かな人生をもたらす。

まちのメディアピープル#06:加藤幹泰(大ナゴヤツアーズ)

 

いい体験は、人生を豊かにする。

 

 

加藤:「大ナゴヤツアーズ」と言っても、よくあるバスツアーみたいなみんなでバスに乗ってどこかへ行くというものではなく、基本的には現地集合、現地解散となります。20〜30人くらいで、普段は一般の人は入れないところや見ることができないこと、経験できないことを「大ナゴヤツアーズ」でしか体験できない貴重な体験ツアーとして企画していきます。

−なるほど。では、現在すでに募集も始まっている各ツアーについて、いくつかご紹介お願いします。

 

老舗の高級ホテル、ウェスティンナゴヤキャッスルをじっくり堪能

~スイートルーム見学から春の御膳ランチまで~ 


世界のVIPも宿泊するウェスティンナゴヤキャッスルのスイートルーム。アートの鑑賞から彩り豊かな料理まで、老舗ホテルならではの魅力を堪能。

 

加藤:このツアーはホテル好きの人って実はたくさんいるっていう話を聞いたところから着想を得て形にしたツアーです。いろいろなホテルに宿泊したり、食事を楽しんだり。興味ない人は全然興味ないけれど、興味ある人はめちゃめちゃ知りたい、そんな人たちがいるんです。今回ご協力いただく「ウェスティンナゴヤキャッスル」は創業50年以上の歴史があるんですが、以前、天皇皇后両陛下が名古屋にいらっしゃった時、このホテルに宿泊されたそうです。今回のツアーではそのとき宿泊されたスイートルームの見学や、裏話もこっそり聞けるかもしれないですね。普段ではなじみのなかった人たちにも興味深い内容になると思っています。

 

有松絞職人とオリジナル“雪花”浴衣づくり 

~有松まち歩きから、好きな雪花柄13mの反物染めまで~


古い町並みが残る有松を散策した後、13mの知多木綿の反物から浴衣を作るツアー。作った浴衣で、初夏の有松絞り祭りに出かける楽しみも。

 

加藤:このツアーのガイド役は有松絞染で有名な「久野染工場」さん。手ぬぐい作りなどのワークショップはすでにたくさんやっていらしたので、「大ナゴヤツアーズ」では「4万5000円で有松絞りの浴衣を作る」という企画を立てました。自分の浴衣を自分で染めて作る。さらに作った浴衣を着て夏には有松の街も散策してもらいたい。そんなコースになってます。普通のワークショップに留まらないように有松絞のものづくり文化を感じられる街歩きの時間も加えました。そういったところにツアーズのオリジナリティーを感じてもらえたらと思っています。

 

染職人と染め替え、お気に入りの服を漆黒の黒へ 

~伝統工芸、名古屋黒紋付染の世界~

 


「染め替え」という技術を使って、古くなった自分の服を染め直す体験。職人から家紋や染めの文化についてのお話もじっくり聞ける。

 

加藤:「山勝染工」という、染めの高い技術を持っている会社があるんです。「京都の黒か、名古屋の黒か」と言われるくらいで、名古屋の地場産業にも素晴らしい技術を持ったところがあるってことをまず知ってもらいたいです。ツアーでは工場の見学と、自分の服や小物を黒く染め替えるワークショップを予定しています。

―自分の服を染め替えられるんですか?!

加藤:染めの中に「染め替え」という技術と文化があるんです。名古屋の伝統工芸でもある名古屋黒紋付染の技術で、例えば、最近着なくなったお気に入りの服を黒く染めなおしてまた着るっていうリユースを楽しめる体験です。染めている時間には、黒紋付でも大事な日本の家紋の話も聞かせてもらいます。

 

 

加藤:日本ってどの家も家紋を持っているじゃないですか。でも、自分の家紋を知らない人がたくさんいるな〜と思っていて。平安時代から変わらない家紋のアルバムがあるんです。ひとつひとつの家紋に番号が付いているんですけど、ロゴのカタログみたいでおもしろいんですよね。例えば、同じ「加藤」でも家紋っていっぱいあるんで、正しい自分の家紋を家で調べないとわからないと思います。これをきっかけに家族と家紋について会話してくれるといいな〜。なかなか紋付袴を着る機会はないけれど、洋服の染め直し体験から入って、家紋という日本の伝統も改めて考えてもらえると嬉しいです。

 

名古屋の老舗料亭で楽しむ春の味覚 

~若女将のガイドで、器から建築まで料亭文化を満喫~ 


歴史ある料亭「河文」。

 

加藤:老舗料亭「河文」さんは結婚式なんかで行ったことのある人は多いと思うんですけど、400年続く料亭なんです。6千円のランチは高いかもしれないけど、もちろんとても内容も満足のいくものです。味が美味しいだけではなくて、器もずっと昔から使っている価値のあるものだったりとか、季節に対してのこだわりもいっぱい感じてもらえます。「料理だけでなく設えや食器まで、全てに意味があるんだ」そういった料亭文化を伝えるためのツアーです。

 


若女将の香川さんのガイドで館内を拝見。

 

加藤:例えばちゃんとした料亭って基本的に同じ時間帯のお客さん同士が出くわすことがNGなんです。そういったすごい細かな気配りが料亭のルールとしてあるんですよね。今回「河文」さんも「新しいチャレンジをしてみたい」と言ってくれていて今回のツアーが実現しました。限定人数にはなりますが、女将さんが付きっきりでお話しをしてくれますよ。さらに「河文」さんの建物自体が重要文化財で、素晴らしいお庭もあってそちらも見てもらいたいポイントですね。

―最後に「大ナゴヤツアーズ」は加藤さん個人の思いとして、どんなことを大切にやっていきたいですか?

加藤:まちの楽しみ方ってもっと自由でいいと思うんです。ただ、行政主体のまちの魅力発信だけだと正直面白くないし、ワクワクしない。どんなまちにも魅力はある。それを本当に知りたい人に繋げられるかどうか。「行きたい!」という目的を作ってあげることで、人は動くし、人が動けばそこには出会いの連続があるはず。一過性の流行ではなく、大切にしたいまちの魅力と、それを知りたい人を繋ぐことを、丁寧にたくさんやっていきたい。「人が繋がることで生まれる可能性」を信じて「大ナゴヤツアーズ」が、新しい繋がりや面白いことが生まれていくまちを育てることに少しでも力になれたら嬉しいですね。そして、自分が憧れた、自分のまちのことを胸を張って語れるカッコいい人が増えていってほしいです。

 

 

名古屋の内外に向けて新しい名古屋を発信する、新しい観光とも言える「大ナゴヤツアーズ」。今後この事業がどのように続いていくのか?どんな発展があるのか?期待がかかる。おもしろいことを続けていくためにはそれなりの対価が支払われる必要がある。名古屋のまちに住むあなたがまず、このまちの魅力について改めて目を向けるかどうか?それがこの新しい名古屋観光の鍵となってくるはずだ。

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大ナゴヤツアーズ

2時間あったら、
山へも、海へも行ける。都市もある、田舎もある。
この街は、そんな街。
新鮮で美味しい食べもの、個性あふれるお祭り、
陶器、醸造、自動車などの世界に誇るものづくり。
この街には、まだ知らない、良いものがいっぱいある。
いま、暮らしをもっと楽しくするのは、
「好き」「おいしい」「面白い」など
驚きや感動、嬉しくなるような体験ではないでしょうか。
個性的で愛情あふれるガイドの皆さんと、
この土地の良いものを集めたセレクトショップのような
感動体験ができる旅へあなたをお連れします。

http://dai-nagoyatours.jp/

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