“農山村を起点とした、人づくり／地域づくり／仕組みづくり”を目標に、豊田市、トヨタ自動車株式会社、NPO法人地域の未来・志援センターが協働で、2006年に立ち上げたプロジェクト「豊森」。

リーマンショックや東日本大震災、未だに終息をみない原発問題など、様々な問題を抱えたまま飽和していく資本主義の価値観からいかに脱却し、持続可能な社会をどう作っていけばよいのか。たくさんのモノや便利さだけを追い求め続けるうちに、いつの間にか失ってしまった豊かさをどう取り戻していけばよいのか。 

今まさに、誰もが考えていかなければならないこの難題に、真っ向から取り組む人材を育成するためにつくられたのが「豊森なりわい塾」。受講者は、実際に農山村で暮らし、生業をたてる方々と話したり、その地域が抱える課題を一緒に考え、解決の糸口を探していく。人々との触れ合いの中から、人と自然、人と地域の関係をみつめし、新たな価値を生み出していくことができる。

現在、この「豊森なりわい塾」では、第5期の受講生を募集中。（締め切りは4月13日。詳細はHPから。）

都市でこれからの働き方や生き方に悩む人、農山村へのI・Uターンを考えている人、また都市に住みながら山里とのつながりの中で生きていきたい人…など幅広い年齢層の受講者が集まる、同プロジェクト。興味のある方はこの機会に森へ、山へ、一歩踏み出してみてはいかがだろう。