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頭と心で聴く、現代音楽。変幻自在のピアニスト・中川賢一が「リュック・フェラーリ」楽曲を演奏。さらに解説講義も。

2015.07.18.Sat | 愛知県芸術劇場小ホール(栄)

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変幻自在のマルチ・ピアニスト中川賢一による、音楽家リュック・フェラーリのピアノ曲を演奏するコンサートが、7月18日(土)愛知県芸術劇場小ホールにて開催される。

ケージ以降の鬼才音楽家にして音響系のカリスマと言われる鬼才リュック・フェラーリ。メシアン、シュトックハウゼン、セシル・テイラーといった音楽史の巨人たちを記録した音楽ドキュメンタリー「大いなるリハーサル」シリーズで映像作家としても知られているが、今回は作曲家としての一癖も二癖もあるクールなピアノの4作品を紹介する。

20121014_Nakagawa0190 (2)©Shuhei NEZU

この演奏に挑むのは、変幻自在のマルチ・ピアニスト中川賢一。熱く暴力的とまで言える強い音から、甘いロマンティックな音までを表現。そこにピアノ音を消さんばかりの電子音の咆哮や、野に遊ぶ鳥の囀りなど場を彷彿とさせる環境音が重なり、幻想的な空間となる。中川氏のほか、小坂圭太照喜名俊典 が加わっての演奏も披露される。

また、7月8日(水)には、コンサートを愉しく充実して聴くための手引きとしてのレクチャーも行われる。このレクチャーでは、コンサートで演奏する曲を取り上げ、実際の演奏を交えながら楽譜の読解など、中川氏本人がわかりやすく解説する。

レクチャーで理解に近づき、コンサートで実際に音を体感できる今イベント。現代音楽は気にはなるものの、敷居が高くて敬遠していた方にとって、その大きな第一歩になるかもしれない。

<以下、プログラム内容>

《ウント・ゾー・ヴァイター》Und so weiter(1965/66)
《失われたリズムを求めて》A la Recherche du Rythme Perdu(1978)
《小品コレクション、あるいは36の続き、ピアノとレコーダーのための》Collection de petites pieces ou 36 enfilades pour Piano et Magnetophone(1985)
《ディダスカリー2、あるいは音符を探す3人の登場人物》* Didascalies 2 ou Trios personnages en quête de notes(2005)

(作曲はすべてリュック・フェラーリ)

イベント情報

2015年7月18日(土)
ミニセレ 中川賢一 現代音楽レクチャー&コンサート 「フェラーリのピアノ曲を堪能する!」

会場:愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)
15:00開演(14:30開場) ※14:00ロビー開場。その際に入場整理券を配布。

2015年7月8日(水)
中川賢一によるレクチャー
会場:愛知県芸術劇場中リハーサル室(愛知芸術文化センター地下2階)
19:00~20:30
講師:中川賢一

料金:
コンサート:一般3,000円/学生(高校生以上25歳以下)1,500円
レクチャー:一般1,000円/学生(高校生以上25歳以下)500円
※小中学生はすべて無料。 ※未就学児の入場はご遠慮ください。
※車椅子でご来場の方は事前にお問合せください。
チケット取扱い: 
愛知芸術文化センター内プレイガイド(TEL052-972-0430)
チケットぴあ [Pコード:263-343]http://t.pia.co.jp/
店頭購入: チケットぴあ店舗・セブンイレブン・サークルKサンクス
電話予約:TEL 0570-02-9999
※購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合あり。

出演者:
中川賢一(ピアノ)、小坂圭太(ピアノ)、照喜名俊典(トロンボーン) 

主催・問い合わせ:愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)052-971-5609
協力:ブリュンヒルデ・フェラーリ Cooperation with Brunhild Ferrari
助成:平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

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リュック・フェラーリ (1929-2005)

パリ生まれの作曲家。1950年代後半より、ピエール・シェフェールらとともに、録音した音を加工・再構成して創作する「ミュージック・コンクレート」に関わる。その後、独自の方向に進み、ユーゴスラビアの浜辺で1日がかりで録音した環境音を20分強に編集した代表作『プレスク・リアン(ほとんど何もない)第1番』(67-70)ほかを創作。作曲家のリハーサル風景を記録した「大いなるリハーサル」シリーズ(56-66)などの映画製作や、ラジオドラマも手懸ける。晩年にはCDJによる即興的なスタイルで若いアーティストたちと積極的に共演し、大きな影響を与えた。

中川賢一(ピアノ)
桐朋学園大学音楽学部でピアノを専攻し、同時に指揮も学ぶ。卒業後渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科最高課程、特別課程をそれぞれ優秀、首席の成績を収め修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ベルギー、パリ、英国、オランダ、カナダ、ベネズエラ、メキシコ、韓国など世界各地の音楽祭に出演する他、世界各地で演奏活動を行う。ソロのほか、アンサンブル・イクトゥスのピアニストとしても活躍。98年帰国後はソロ、室内楽、指揮で活動。新作初演も多い。NHK-FM「名曲リサイタル」「現代の音楽」などに出演し、様々なオーケストラとも協演。サントリーサマーフェスティバル、東京の夏音楽祭、武生国際音楽祭などの音楽祭に度々参加。夏木マリの「印象派」シリーズ、アニメーション監督宇井孝司とのコラボレーション、平野文はじめ朗読との共演、白井剛はじめダンスとの共演など、他分野とのコラボレーションも多い。現代音楽を初めて聞く方へのレクチャーコンサートやワークショップ、「Concert for KIDS ~0才からのクラシック~」など未就学児参加可能の演奏会など子供向けのプロジェクトも数多く行っている。愛知県芸術劇場でも、あいち子ども芸術大学2008「ダンス×音楽:コラボ体験!!」講師、連続講座「ケージを知る」プリペアド・ピアノワークショップとコンサート(2012)出演等。現代音楽の「アンサンブル・ノマド」のピアニスト・指揮者。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。2001年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。http://www.nakagawakenichi.jp/

小坂圭太 (ピアノ)
東京藝術大学音楽学部を経て、1987年同大学院修士課程を修了。85年第54回日本音楽コンクール(ピアノ部門)入選。89年第58回同コンクール声楽部門にてコンクール委員会特別賞(協演賞)。在学中より、ソロ、伴奏、室内楽、オーケストラの鍵盤楽器、コレペティートゥアなど多岐に亘る活動を開始。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。愛知県立芸術大学音楽学部、相愛大学音楽学部でも後進の指導にあたっている。

照喜名俊典 (トロンボーン)
愛知県立芸術大学卒業後渡米し、ノーステキサス大学院にてジャズを専攻。大学在学中の2004年夏にハンガリーで行われたジャスコンクールでの優勝を機に帰国。日本では数少ない本格派ジャズユーフォニアム奏者、トロンボーン奏者、作編曲家として活動中。現在、「鬼頭 哲 ブラスバンド」、ユーフォニアムとチューバによる覆面デュオ「チューバマンショー」をはじめ、参加プロジェクトは多数。エンターテイメント性にあふれたステージングを信条としている。ソロアルバム「UNVEILED」チューバマンショー「TubamanShow」「こどものチューバマンショー」発売中。 http://tterukina.com/

posted by LIVERARY

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