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【SPECIAL INTERVIEW】ホライズン山下宅配便・黒岡まさひろと紙コップスが合体!?占い師に導かれるまま始めた新バンド・あたらしい注文、結成。

2016.07.16.Sat - 07.18.Mon | K.D Japon(愛知|鶴舞)、OrangePit 2nd Space(愛知|豊橋)

東京の伝説的ストレンジポップバンド・ホライズン山下宅配便(現在活動休止中)そのメンバーである黒岡まさひろと、名古屋の単に愉快なだけじゃない3人組・紙コップス[メンバーは、各務鉄平(Vo/Gt)、マッチ(Vo/Dr)、菊池紗矢(Vo/Key)。東京・高円寺のレコード店「円盤」界隈で彼らの作品は高い評価を受け、ロングヒットを記録している]が、黒岡との新バンド・あたらしい注文を始動。そして、そのお披露目ライブツアーが、7月16日(土)K.D Japon公演を皮切りに3日間行われるという。

謎に包まれたこのニューバンドがその名の通り、新しいことをやろうとしていることは確かだが、果たしてどんなことを企んでいるのか?実はツアー前にひっそりと音源レコーディングも終え、現在猛ミックス中だという…。企画バンドでは終わらない覚悟と確信を持った(のかもしれない)4人にインタビューを敢行した。

 

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写真左から、黒岡まさひろ。そして、紙コップスの3人(マッチ、菊地、各務)

 

SPECIAL INTERVIEW:

あたらしい注文(黒岡まさひろ+紙コップス)

Text & Edit : Takatoshi Takebe [LIVERARY/THISIS(NOT)MAGAZINE]

 

-今日は、紙コップスと新しいバンドをやり始めたよ!という黒岡さんからの一報を受けてやってきました。録音は順調に終わりましたか?

各務:かなりタイトなスケジュールでしたが、なんとか終わりました。今は、やりきった感でいっぱいでございます。

菊地:紙コップスはいつも三人でやってるんですけど、長くやっているので…。そこに黒岡さんが入るということが、とても新鮮で、それで新しいバンド「あたらしい注文」がやれているのが、今はとても新鮮です。曲のつくりかたも違うので。おもしろいです。

-このバンドはどういう経緯で始まったんでしょうか?

黒岡:「あたらしい注文」は、名古屋の占い師のような人に「お前たち4人でバンドとして組むのじゃ!」と命令(依頼)されて…。

−(笑)。

マッチ:で、まあ黒岡さんが「やるぞ!」と。 

各務:僕と黒岡さんがとりあえずライブをやることだけを決めたんです。もちろん、何もやることは決まっていない状態で、曲も決まっていないし、どんなバンドになるかもわからない状態からのスタートでした。

−とにかく4人で何か新しいことをやりたかった?ってことですかね?みなさんは、もともと仲は良かったんですか?

黒岡:僕と各務は…実は、それほど話をしたことはなくて。ライブでは何度も会ったことはあるんですけど。そもそも、どういう感じで紙コップスは曲をつくっているのか?どういうバンドなのか?を知らないままで会いました。「あ。そういえば、あんまり話したことないな」って、後から気づいたんですけど。何となくこういう人かな?こういう音楽好きなのかな?と想像することはできるんですけど、実際のパーソナルな部分は何も知らなくて、まず、各務と2人で話をするところから始めましたね。まずは、お互いの共通部分を探していこうと思って。小さいところをひたすら確認しながら、2人のホームランを探してみようという感じで。そしたら割とフリーな、即興的な歌にも対応できることがわかって、あまり決めずにフリーソングの応酬みたいなことをしましたね、最初は。信頼するところは信頼して、ギリギリのタイトロープの上で、即興的に歌を歌っていきました。


紙コップス

 

-即興でつくった歌からつくっていったと。

黒岡:それをとりあえず、流れるまま、出てきたものを録音して、その夜に、1曲ずつコードをつけたり、少し手直ししながら、形になっていないものを、添削しながら、形にしていく作業が、朝方まで続きました。その中で、知ることはたくさんありましたね。ギリギリまで、やってみながら、それで、結構「これはいいぞ」と思って、いけるかも…と思いましたね。

各務:そうですね。僕もそんな感じです。黒岡さんの外側の「エキセントリックな人」っていう部分しか知らなかったので、素の部分と言うか、そういう部分を引き出したかったというか。だんだん、「あ、共通するところがあるんだな」ということがありつつ、且つ2人で言葉を垂れ流して、どんどん素材を出して行くんですけど、なんか、普段の自分からは、引き出されないものが引き出されるというか…。自分の変な引き出しが開いていくという体験でした。すごい面白かったです。

このバンドで、新しい音楽が生まれた感じですか?一体どんな音楽をやるのか?ってのが気になるんですが、言葉で音楽性を説明するとどんな感じですか?

黒岡:頭は馬、身体はペンギン、両腕はロボット、足はカールルイスといった謎な生き物でなかなか不恰好なかたちです。ただ、人並み以上に走るのは速いです。

-な、なるほど…。今回のレコーディングを経て、それぞれの感想をお聞かせ下さい。

 

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マッチ:まあ。でもやっぱり曲を録音を開始して、最初の1音で「おお!」っていう衝撃があったり、「あ。できたな」って思う瞬間があり、改めて、黒岡さんとか、各務くんとかが書いた歌詞を見て、すごい歌詞だな〜と思ったりして。

菊池:結構、タイトなスケジュールで録ったので、ライブ感みたいなものを味わっていただけると幸いですね。

黒岡:えっと…まず彼らと時間を共にするっていうことで、いいライブをしたいっていう目的は一緒。だから、紙コップスだからってわけじゃないんですけど、一緒にいるから、みんなで集まった最高のものができるといいなと思いまして、、、えーっと。なんでしたっけ?

-ではちょっと質問を変えて…。黒岡さんは、ホライズン(山下宅配便)でやってきたり、いろんなユニットがあったりしますが。紙コップスと新しいバンドを実際にやってみて現時点で感じたこととかあれば、教えてください。

 

黒岡オーケストラ(名古屋の女子大生の演奏する吹奏楽+黒岡まさひろという奇跡的なコラボレーション)

 

黒岡:そうですね。う~ん。紙コップスはとにかく素敵な人たちなんです。そんな素敵なやつらとやるなら、どうする?こうする?ってもがきながら、楽しんでいます。多分、紙コップスのみんなも、僕に対しての印象とかは、変わってないと思うんですけど、僕も彼らのライブを見たり、曲を聞いたりしてたオーディエンス側にいたときと何も変わらないっていう。うーん、まあ長い人生の中で、一緒の窯の飯を食べた機会があって、一緒に頑張った期間があったというか、目的を同じくして、一緒に過ごして、もがいたというか。ある時期の仲間ができたという感じですかね。とても嬉しいです。とても素敵な人たちとできたと思いますし、彼らとの音源ができたということに、今とても興奮しています。是非聴いてもらいたいですね。

-逆に紙コップスのメンバーは黒岡さんとやってみてどうでしたか?

菊池:えーっと。黒岡さんって…すごく大人だなって思いました。

一同:(笑)

菊池:黒岡さんは、ライブをしてる時の黒岡さんしか今までは見てないし、知らなかったわけで、まず普段を知れて良かったです。その中で、普通にしゃべってて、ぽっと出てくる言葉が「なんでそんな言葉が出てくるんだろう?」っていう、その、面白いというか、言葉のチョイスというか、センスというかが「どういうものの見方をして、生活をしてるのかなあ?」っていう、深さを感じて、より興味を抱いている日々です。


ホライズン山下宅配便

 

各務:僕は、大人だなって思うと同時に、やっぱりこの人ネジが絶対的に外れている!と(笑)。もちろん、ディスってるわけじゃなくて、ネジが外れているということは大事だな〜いいことなんだな〜って思いました。

マッチ:今回、練習に入ったりとかも含めて、黒岡さんには、名古屋に来てもらって、あの、ちょっと大変な思いをさせてしまったわけですけど、その度に、各務くんは、家に泊めて、同じ飯を食べてという共同生活を送っていて。

黒岡:トータル1週間くらい一緒に過ごしましたね。

マッチ:でも、僕と菊池は練習終わったら帰ってしまっていたので、今は、もう黒岡さんをねぎらう会をやりたいというか、そんな気持ちです。

各務:みんなをねぎらおう(笑)。

黒岡:じゃ、今回のツアーの最終公演(豊橋)が終わったら、みんなでお互いにねぎらおう。そのあと、僕10日くらい休みとってるから。

−夏休み?何をされるための休みなんですか?

黒岡:流浪の旅に出るんです。

菊池:え、そうなんですね。

黒岡:もう家に帰らないっていう。ま、そんな感じですかね。だから、良いライブになると思います。

 

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(笑)。とても楽しみにしています。最後に一言あればお願いします。

黒岡:今、とてもいい状態です。音源も、完成しました。何度も言いますが、とても聴いてもらいたいです。そうですね。自我が〈垂れ凪がれている人〉に聴いてもらいたいです。

各務:え?垂れ流れている?

黒岡:いや、字が違う。垂れて、凪(な)がれている。凪がれているってのはこういう感じで…(風に吹かれている凧のジェスチャーをする)。

各務:あ。垂れ凪がれている人に。

黒岡:いや、垂れ、そして凪がれている人だね。

各務:垂れ…凪がれている人に聞いてもらいたいです!

黒岡:そうそう!

-(笑)。ありがとうございました。ライブも楽しみにしています。

 

あたらしい注文ジャケ軽

あたらしい注文による『あたらしい注文』CDジャケット。14曲入り。ツアー会場にて発売開始! 
イベント情報

2016年7月16日(土)
あたらしい注文(黒岡まさひろ+紙コップス)結成記念ツアー
~サーベルタイガー次郎長一家と町娘の旅~
会場:K.D.Japon(名古屋市中区千代田5丁目12-7)
時間:開場18:00 /開演19:00
料金:予約2000円/当日2500円(D別)
出演:あたらしい注文 、Super Gussun Oyoyos 、ミラーボールズ、DJ:Oya Goto Senseidani

2016年7月17日(日)
あたらしい注文(黒岡まさひろ+紙コップス)結成記念ツアー
~サーベルタイガー次郎長一家と町娘の旅~
会場・詳細:大阪・HOPKEN

2016年7月18日(月・祝)
街かど音楽会 vol.13
会場:OrangePit 2nd Space(愛知県豊橋市南栄町東山220-3)
時間:開場18:00/開演18:45
料金:予約2000円/当日2300円/学生1000円・中学生以下無料
出演:あたらしい注文 、永見恵利 、The Strollers
出店:ツバメ食堂

詳細:http://kamikops.jimdo.com/

紙コップス
メンバーは、各務鉄平(Vo/Gt)、マッチ(Vo/Dr)、菊池紗矢(Vo/Key)。紙コップを取り付けた特製赤白帽に体操服というユニフォームでライブを行うが、単に奇をてらっただけに留まらない、ポテンシャルとテクニックを持った全員が全身全霊で歌いあげる3ピースバンド。高円寺のディープカルチャースポットでもある「円盤」の店主田口も「ホームセンターでかき集めたような廃材ドラム(バスドラは犬小屋!)に、ギター、トロンボーン&キーボードのトリオで全員ヴォーカルのほんわかポップバンド。技術もユーモアも兼ね備えたクセ者揃いの最高のバンドです。」と大絶賛。3者それぞれのソロ活動も行っている。http://kamikops.jimdo.com/

黒岡まさひろ
2002年から東京を中心に、ホライズン山下宅配便、シンクロ、等で活動。現在、バンド休止中をいいことに、神出鬼没、自由気ままに、ギターを持って出現中。http://kurookamasahiro.tumblr.com/

 

 

posted by T.TAKEBE

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