2004年に他界した音楽家・中里丈人の13回忌を偲んで、縁のあるアーティストたちが集い、DJ、LIVE、トークを行うイベント「中里丈人 13回忌 ‘FI REAL.!’ 」が、9月24日（土）2NICHYOUME PARADAISEにて開催される。

中里丈人はレゲエクラブ “69”でDJデビュー後、大蔵雅彦らとクリエーター集団・Mind Walkを結成し、その後はDUBSONICとして「sleep sonic」をリリース。タワーレコード渋谷店のバイヤー、アップリンク・ファクトリーの初代プロデューサーとしての仕事の傍ら、音楽家としてDUBSONIC、タケ・ロドリゲス、波動砲などの名義で幅広く活動を行っていた人物。「丈DISC」「SONIC PLATE」「Far East Experimental Sounds (F.E.E.S)」といった自身のレーベルも立ち上げ、2000年にはパトリック・パルシンガーが主催するオーストリアのレーベル「Cheap」からも音源をリリース。そのエクスペリメンタルな音楽性と活動内容が多くのアーティストを魅了したが、37歳の若さで他界した。

宇川直宏

今回のイベントでは中里に縁のあるコアなアーティストが多数出演。DJとして、山辺圭司 (¿los apson?) 、永田一直、秘密博士、HIKARU (blast head）、KUKNACKE。そして、ライブアクトにENITOKWA、中屋浩市 (Nasca car)、山座寸知（ex DUB SONIC WARRIOR）、大蔵雅彦（ex DUB SONIC WARRIOR）、脳、KESが参加。また、トークゲストとして「DOMMUNE」などで知られる現在芸術家・宇川直宏と、中里のパートナーであり、タケ・ロドリゲス＆ヒズ・エキゾチック・アーケストラにヴォーカリストとしても参加していたANANYAも登壇する。

都築響一

また、同日夜には同会場にて、写真家兼編集者・都築響一と宇川直宏による〈元祖国際秘宝館・鳥羽SF未来館〉をテーマとしたトークセッションも行われる。昼と夜のチャージは別。定員も各イベント50名限定となっているので気になる方は早めに予約を。

波動砲