ja LIVERARY – A Magazine for Local Living http://liverary-mag.com 2013年11月1日創刊。東海エリアを中心にローカル/カルチャートピックスを発信・提案する、ウェブマガジン「LIVERARY(ライブラリー)」です。音楽、芸術、映画、地域情報…などさまざまな街を面白くする動きを紹介し、一人でも多くの人に届け、新しい何かを生み出すきっかけになれたらと考えています。 ja-jp Thu, 16 Sep 2021 00:12:37 +0900 antenna DF.SQEZ、yoshi47、Johnnyらを被写体とした、フォトグラファー・KOJI KANMAによる写真展が今池・スタジオマノマノにて開催。リソグラフスタジオ・when pressによる印刷体験や、会場限定ZINEも。  
 
長久手市在住のフォトグラファー・KOJI KANMA初の個展「SLAY」が、今池のスタジオマノマノにて開催されることが決定した。When press/Katsuo Kameyamaとの共同企画として、来年2022年1月15日(土)~1月30日(日)に開催される。

本展は、2019年から2021年にかけて、KOJI KANMAが様々な表現者たちを追いかけそれぞれの制作に臨む姿を収めたもの。被写体となったのは愛知県を中心に活動するグラフィティアーティストのDF.SQEZyoshi47Johnny Akihito Noda、グラフィックデザイナーのTeppei Ando/AND THROUGH DESIGN、現代アーティストのYoh Nagao、また岐阜からシルクスクリーン工房のDr.Aku/A&A printing、ハワイやアメリカの輸入雑貨を扱うYoji Yasufuck/ABCD STORESと多彩な面々となっている。

また、会場では奥にあるリソグラフスタジオ・when press協力のもと、展示物をその場でリソグラフ印刷することができたり会場限定のZINEも販売されるのでこちらもチェックしてもらいたい。

 
普段は見ることのできないアーティストたちの貴重な作業風景を、ぜひこの機会に覗いてみてはいかがだろうか。
 
 
 
 
 
]]>
https://liverary-mag.com/art/93048.html 2021-09-16 00:09:52
PR antenna 「同じ型の絵を1ヶ月で100枚描く」という行為から見出された巨大なキャンバス画を展示。愛知出身の画家・設楽陸による個展が長者町コットンビルにて開催。

 

画家・設楽陸の個展「something great」が、て9月18日(土)〜10月10日(日)の期間、伏見・長者町コットンビルに開催される。

設楽陸は原色を多く用いたユニークな色使いと、TVゲームのような世界観と構図で表現されたアクリル画が印象的な作風の画家。現在は瀬戸市の共同アトリエ・タネリスタジオの運営も手掛けている。

今展では、自身が「同じ型の絵を1ヶ月に100枚描く」という修行を行ったことにより生まれた、新たな素材の発見や世界に対する視座、再解釈を表現した作品が展示される。

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/art/93014.html 2021-09-14 23:11:44
antenna 【SPECIAL REPORT】「感情の“震え”が届けばいい」。映画『全員切腹』監督・豊田利晃と主演俳優・窪塚洋介が登壇した舞台挨拶&トークが矢場町・センチュリーシネマで開催。
写真左:窪塚洋介、右:豊田利晃

 

9月5日(日)、矢場町・名古屋PARCO 8Fのセンチュリーシネマにて、現在上映中の映画『全員切腹』の舞台挨拶が行われた。登壇したのは、監督・豊田利晃と主演俳優・窪塚洋介

同作は「狼蘇山三部作」と呼ばれる作品シリーズで、渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、切腹ピストルズが出演した『狼煙が呼ぶ』(2019)、渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形が出演した『破壊の日』(2020)に続き、今作『全員切腹』がその最新作となる。

豊田監督のデビュー作である『ポルノスター』(1988)から始まり、代表作とされる『青い春』(2002)、『ナイン・ソウルズ』(2003)という通称「青春三部作」が描いた世界から一変、まるで映画かのように、あまりに大きな変動を世界レベルで迎えたコロナ禍の現在に向き合い、世に放たれた「狼蘇山三部作」。そこに込められたメッセージとは?

訪れた観客たちから様々な感想や、質問が投げかけられ、真摯にそれに答える二人の姿が印象的だった舞台挨拶での一コマをここに掲載する。

 

SPECIAL TALK REPORT:

豊田利晃
×
窪塚洋介

Text & Edit:Takatoshi Takebe [ LIVERARY ]
Photo:Shota Kato [ LIVERARY ]

 

 

-窪塚さんに質問です。この映画を見て、ご家族の反応はどうだったんですか?

窪塚:「これは天才だな」って言ってました。自画自賛じゃなくて実話です。

豊田:周りの友達から「『お前、インスタライバーだと思ってたら、役者やったんやな〜』って冗談を言われたりした」って言ってましたよね。

窪塚:「そうそう、もともとそっちの筋から来たんだけどね」って返しをよくしています。でも、本当に今までの中で一番、周りからの反応は良いです。監督も言ってくれたんですけど、「窪塚の代表作を作ろうと思った」って。文字通り、自分の代表作と言える作品になったかなと思ってます。

 

 

-窪塚さん以外にこの映画の主役にハマる人はいないかな〜って思ったんですが、もし、窪塚さんがこの役を受けなかったら、監督はどうしていたんですか?映画そのものの制作も無しになっていたんでしょうか?

豊田:「無しにする」って考えはなかったですね。絶対やるでしょって思ってました。巻物に出演オファーを書いて、郵便で送ったんですよね。

窪塚:もう「逃さねえぞ!」って感じですよね。

豊田:(笑)。

窪塚:届いたとき、「なんだろう?これ」って思って、茶封筒に巻物が入ってて。直筆の毛筆ですごい長い文章が書いてあって、最初これ脅迫状かな〜って思ったんですけど、よく読んだら、あ!これ映画の出演オファーだ!ってなって。こんなに素敵な出演オファー初めてだな〜って思って、受けさせてもらおう、と。で、わざわざ大阪まで話に来てくれて、「撮影は1日で終わるから」って言われて。でも、結局2日かかったんですけどね(笑)。あっという間の二日間でした。

 

 

-今のコロナ禍時代に対するメッセージが込められた映画だと思いますが、お二人にとってこのコロナ禍での生き方に対するお考えなどを教えてほしいです。

窪塚:ピンチはチャンスだと思ってます。皆、何でもコロナのせいにしまくってますけど、お腹が痛い、電車に遅れた、財布を忘れた、飲みすぎちゃった、とか。全部なんでもコロナのせいにできる時代になってると思うんですが、誰かのせい、コロナのせいにしてるのはもったいないので。逆に、コロナの時代だからこそ映画を作ろうと思った豊田監督のように、ピンチをチャンスに変える気持ちで、元気で、前向きにいようってことは絶対忘れないようにしたいです。いつコロナが収束するのか?ITがどこまでいっちゃうのか?とか、ここから先のことがわからない世の中で、まずは自分が、誰かのせいやコロナのせいにしない、そういう姿を見せることがメッセージになると思っていて、自分の子供含め、未来を担っていく子供たちに見せていきたいですね。

豊田:壁には必ずどこかにドアがあるって思っていて。僕は常に、ドアを探しています。この壁をどうにかしてくぐり抜けることができないか?って。それが映画監督としての、自分の真髄のように思っています。そうやって映画を作っている日々ですよね。

(ここから話題はSNSでの誹謗中傷の話に・・・)

豊田:先日、話題になっていた「NAMIMONOGATARI」とかもそうですけど、フェスとかに対して皆、SNS上で批判するじゃないですか。もちろん、コロナに対するいろんな問題意識があるとは思うんだけど、その中に、人が楽しそうにしていることに対する妬みのようなものを感じてしまうんです。

窪塚:SNSって、匿名の状態でみんなで石を投げる、みたいなカルチャーあるじゃないですか。僕ら芸能人とか俳優ってみんなのお手本たるべきみたいな。みんなと同じことができなかった奴らに対して、御門違いな期待がのしかかってきているような時代だと思っているんで、そういう風潮に対してのカウンターになるように生きていたいな、とも思いますね。

豊田:昔の映画俳優だと、石原裕次郎も勝新太郎も物凄いエピソード残ってますもんね。

窪塚:あの人たちに比べたら、僕らの世代なんて真面目過ぎますよね。みんな自分自身が楽しむために生きて良くって、誰かのために生きているわけではないって思うんですよね。それと同時に、そういう妬みだったり、ひがみだったり、自己顕示欲だったり…いろんな感情のバランスをとっていけるのか?っていうゲームをやっているような気もしていて。

僕とかはこうして映画に出させてもらって自分自身を表現して発散する場を与えてもらってますが、SNSも表現したり発散したりできる場だとは思っていて、時代的には発散しやすくなっている半面、最初の一歩が違う方向に向いてしまうと、逆にSNSそのものがストレスの場になってしまったりしているのかなって思います。

「タイトルの『全員切腹』の「全員」は、本当に「全員」なんだ!我々一人ひとりのことなんだ」って監督が言ってたんですけど。上の人も下の人もなくて、全員なんだって。そこに気付けたらもうちょっといい世の中になるのかなって思いますね。

 

 

−作品を観終えて、この映画には「救い」のようなものが入っていると感じたんですが、そういうことは意識して作られたんですか?

豊田:僕自身そういう映画が好きなんですよね。わかりやすいハッピーエンドだと逆に気が重くなっちゃうんですよ。残酷な映画なんだけど、最後に「希望」だったり「兆し」みたいな何かそういうものが残されていると、観終わった後の気持ちがいいなって思うんです。

窪塚:豊田監督の作品って、「希望」っていうか自分の芯から「生きる力」が湧いてくるって感じがしますね。

豊田:昨日の舞台挨拶で、「この映画は『怒り』が原動力になってる映画なんですか?」って聞かれて、「はい、そうです」って答えたんですけど…その後、ずっと考えこんじゃって、「怒り」ってだけじゃないな〜って思って、「震え」だなって気づいたんですよ。「怒り」に「震え」たり、「喜び」に「震え」たり。何かそういう最初に感じた感情の「震え」が届けばいいなって思います。

 

切腹ピストルズ、中込健太 × 住吉佑太(鼓童)、照井利幸、中村達也、ヤマジカズヒデ、Mars89といった錚々たるミュージシャンたちが同作の音楽を担当。

 

窪塚:「震え」で思い出したんですけど、映画を観てくれた知り合いから「この映画って4Dなの?」って言われて、「座席が振動してすごかった」って。「いやいや、それは(映画の)低音の振動だから」って話しをしてたんですけど。豊田監督って、音楽にものすごくこだわってるんですよね。でも、その知人が感じた音による「震え」って劇場だからこそ感じられたものであって。映画って、例えばTVだってiPhoneでだって観れるんだけど、やっぱり劇場で観てほしいなって思いましたね。

豊田:映画館はやっぱりでかい音と巨大なスクリーンを目の前にして、暗闇の中で、知らない誰かと一緒に時間を共有するっていう体験で。それってすごく記録に残るものだと思うし、特に配信世代の若い人たちにこそ体験してもらいたいなって思いますし。だからこそ、若い人たちに見てもらえるような映画をこれからもガンガン作っていきましょうかね。

窪塚:お供します。

 

 

最新作『全員切腹』は学生・一般一律1000円で鑑賞が可能。さらに、「狼蘇山三部作」シリーズの、『狼煙が呼ぶ』(2019)、『破壊の日』(2020)と合わせて3本見られる回(〜9月16日まで)も設けられている。見逃してしまった方もこの機会に、三部作全て体験してみてはいかがだろうか。

 

]]>
https://liverary-mag.com/feature/92828.html 2021-09-09 11:20:23
antenna 海外の美術館ポスターなど、日本未流通品を展開する、ポスターショップ「SOONER OR LATER」が名古屋市南区・POETRYに出店。

 

世界中から集められたポップカルチャーのポスターを販売するポスターショップ・特殊ポスターショップ SOONER OR LATERが、9月11日(土)〜9月26日(日)の期間限定で名古屋市南区のセレクトショップ・POETRY にて展示会を開催。

特殊ポスターショップ SOONER OR LATERは、アメリカ、ヨーロッパを中心に、南米、アフリカなど世界中から集められたポップカルチャーのポスターを販売するポスターショップ。現代アート、絵画、アートフォト、映画、音楽、建築、プロダクトデザインなどあらゆるジャンルのポスターを取り扱う。

今回のポップアップでは、海外の美術館ポスターをメインとした、SOONER OR LATERがセレクトした希少なポスターが展示・販売される。日本未流通のものも多く揃う予定。

 

]]>
https://liverary-mag.com/art/92954.html 2021-09-09 08:34:01
antenna 【TALK SESSION REPORT】佐藤克久(美術家)× 石田大祐(豊田市美術館・担当学芸員)どこまでもストイックに、抽象絵画を探究し続けた奇才、ピート・モンドリアンの凄みは細部に宿る。

 

抽象画の先駆者と称される、オランダ生まれの画家、ピート・モンドリアンの展覧会が豊田市美術館にて9月20日(月・祝)まで開催中だ。

ピート・モンドリアン(以下、モンドリアン)の特徴的な作品は、美術ファンでなくとも、学校の教科書で見たことがあるという人も多いであろう。それは「コンポジション」シリーズと呼ばれ、ピカソ以降の「キュビスム」からの影響を残しながらも、さらにシンプルさを突き詰めた究極の線と面の世界観。一度見たらおそらく忘れられないモンドリアン作品は、いつの時代においても新しさを感じさせる秀逸な作風と言えるだろう。

そんな彼に影響を受けた作家の一人で愛知在住の美術家・佐藤克久をゲストに迎えたトークイベントが、モンドリアン作品を展示中の豊田市美術館展示室内にて、ひっそりと行われた(同イベントはコロナ禍の情勢を配慮し、観客を入れずに登壇者を美術館ボランティアが囲むかたちで行われた)。担当学芸員石田大祐が聞き手となり、佐藤克久とともにモンドリアンの実像に迫ったトークセッションをまとめたテキストをここに掲載する。

 


TALK SESSION
ABOUT:Piet Mondrian

佐藤克久
×
石田大祐(豊田市美術館・担当学芸員)

Text & Edit:Takatoshi Takebe[LIVERARY]
Photo:Yuki Shibata[LIVERARY]

 

佐藤克久
1973年広島県生まれ。1999年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。主な個展に「何かは何か」(See Saw gallery+hibit、愛知、2016年)、「ふりをしたつもり」(児玉画廊|東京、東京、2016年)、「レジャーシートをひろげるムジュン」(児玉画廊|天王洲、東京、2019年)、など多数。主なグループ展に「リアル・ジャパネスク―世界の中の日本現代美術」(国立国際美術館、大阪、2012年)、「反重力 浮遊|時空旅行|パラレル・ワールド」(豊田市美術館、愛知、2013年)、「あいちトリエンナーレ2016」(名古屋市美術館、愛知、2016年)、「アイチアートクロニクル1919-2019」(愛知県美術館、愛知、2019年)、「豊田市美術館 リニューアルオープン記念 コレクション展 世界を開くのは誰だ?(豊田市美術館、愛知、2019年)、など多数。

 

 

石田:今日のイベントは会期中に参加者を募って行う予定でしたが、佐藤さんのお話をガイドボランティアの皆さんとお聞きし、トーク内容を後日公開する形でお送りします。では、佐藤さんよろしくお願いします。

佐藤:佐藤克久です。よろしくお願いします。

石田:佐藤さんは、過去にこの場所で展示していただいたこともありました。

佐藤:2013年の反重力展と2019年の豊田市美術館リニューアルオープンの時ですね。搬入時、「大体この辺りのエリアで作品を展示してください」くらいの感じで結構好きなようにやらせてもらえて、楽しかったです。パレルモクネーベルとかの作品がすでに飾られていたのでじっくり見ることができたし、何なら自分の絵をそれらの作品の横に持って行って比べてみたり(笑)。憧れの巨匠たちの作品と自分の絵見比べて「もっと精進しないといけないなあ」という気持ちになったり、「でもまあ割と自分の作品も負けてないかもしれないな」とかって思ったり。そういうことを考えながら搬入ができたのはいい経験でした。

石田:佐藤さんの作品は当館の所蔵品でもありますが、改めてどんな作品なのかお話していただけますか?

佐藤:「立つ絵」というシリーズで、これはキャンバスとキャンバスの間に厚紙が挟んであって、少しなだらかにカーブを描くように折り曲げると、自立するので「彫刻」と「絵画」の間の作品っていうスタンスで作り始めたものです。僕の出身校の愛知県立芸術大学というところは、絵描きの先輩がたくさんいて、先輩たちが結構厳しくて無言の圧力で『絵画とは?』と問いかけてくる感じで、そこから逃げたわけではないですが、「これは絵画かな?絵画じゃないかな?」くらいのところを突いたら怒られないんじゃないか?っていう(笑)。自分のポジションも考えて、絵画っぽくない絵画作品を作り始めたんです。

 


佐藤克久《日面 Sunny place》 2013 キャンバスに油彩、厚紙、接着剤 450×480×80mm 作家蔵

 

石田:なるほど。そういった経緯があったんですね。その「立つ絵」シリーズもそうですが、佐藤さんは「絵画」をメタ的に捉えて制作している、内と外の両面というか、絵画の成りたちそのものを考える作家の一人だと思います。佐藤さんから見て、モンドリアン絵画はどんな風に分析されているのだろうか?という興味が今日の大きなトークテーマとなります。やや変な質問ですが、佐藤さんはモンドリアンの作品、お好きですか?

佐藤:大好きですよ。誕生日が101年違う、同じ3月生まれというのもあって(笑)。ちょうど今2021年なので、100年前の1921年辺りにモンドリアン絵画の代表的な「コンポジション」シリーズが始まったんです。

石田:モンドリアンはどんな作家として捉えていますか?

 

写真左:佐藤克久、写真右:石田大祐(担当学芸員)

 

佐藤:簡単に言うと、すごい発明家ですね。発明が多くて、そこをすごくリスペクトしています。

石田:発明というのは、抽象発明ということですか?

佐藤:抽象の発明というよりは、図像とかもそうですし、自作の額縁だったり、端々に色んな発明が施されています。でも、それらの発明は、全部モンドリアンが一人でやったみたいな評価がされていますが、実はモンドリアン一人でやっているのではない感じもあって。彼は色んな作家の影響を受けていて、それを素直に試行錯誤しているんです。そういうところは、結構親しみがあって信頼できるなと思っています。美術史の中で総体的に彼の作品を見てみないと、本質は分からないとも思っています。

石田:色んなやり方を試している作家ですよね。当時の他の作家の描き方を真似したりしていますが、模倣で終わらずに自分のスタイルを立ち上げることができたって点が、すごいですよね。

佐藤:キュビスム」に影響を受けて、この抽象スタイルに至った、という話がすごく有名ですけども、ちょっと違うんじゃないかというのを、モンドリアン作品をこれまで鑑賞したり、僕自身が作品を作り続ける経験から思ったんです。「分析的キュビスム」というのはモチーフが静物だったり人物だったりするんですね。だけどモンドリアンって実は静物はあまり描いてなくて、生活のために花の絵を描いてはいましたが、もともと風景画の作家なんですよね。「キュビスム」って、もの自体を解体していくもので、風景画とは全然相性が良くないんですよ。彼が「キュビスム」から学んだのは絵の解体っていう要素よりも、デッサンの描き方なんじゃないかって思っていて。

※キュビスム=20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めた。

 

ピート・モンドリアン≪乳牛のいる牧草地≫ 1902-05年 油彩、紙、厚紙  デン・ハーグ美術館 Kunstmuseum Den Haag

 

佐藤:よく参照される木から抽象に至る連作のような絵があるんですが、もともと抽象のイメージが頭の中にあって、抽象画だけでも良いはずだけど、変遷を描いたっていうのは、モンドリアン的なサービスだったのじゃないか、と。本当はもっと飛躍して描けるんだけどもそれをしなかった、そういう可能性はあるんじゃないかなって思っています。

石田:受け入れられやすいようにわざとモチーフを設定して描いてたんじゃないかってことですね。

佐藤:「カラープレーン」っていうシリーズがあって、今回のカタログ(p.131に「原色を使わずに、パステルカラーを使って、観客(のニーズ)に寄せた」というような内容が書いてあったんですよね。また当時モンドリアンは、絵を買ってくれる人に色を選ばせて、「じゃあその色で描きます」みたいなこともしていて。「え?そんなカジュアルなんだ!?」僕の中のモンドリアン像ががらっと揺らいだんですけど。1929年頃の絵っていうのは黒い線の部分がすご似てる作品を複数作っていた事実があって、同じような構図で、色を変えてバリエーションを作るってことに関して、全然受け入れていたんだなって。頑固な部分と柔軟な側面も大いにあるのがわかりました。

E. A. Carmean, Jr. ,“MONDRIAN; The Diamond Compositions”, 1979, National Gallery of Art, Washington, p.39

 

ピート・モンドリアン《色面のコンポジション no.3》1917 年  油彩、カンヴァス デン・ハーグ美術館 Kunstmuseum Den Haag

 

石田:当時、モンドリアンは「個別性」と「普遍性」の対立についてすごく議論していて、つまり作家としての個性を出すというよりも、ルールや法則に従うことである面で作家の個性を打ち消すことを考えていたようです。

佐藤:モンドリアンの絵に影響を受けて同時代に似たような画風の作家も出現してくるんですけど、それって僕だったら作家をやっていて自分とそっくりな絵が他にも沢山あったら嫌だな〜って思ってしまうんですが、モンドリアンは「普遍性」について深く考えていたこともあって、絵を突き詰めていくと、最終的にみんな同じになるんじゃない?ていう前提を持って作品を作っていたのではないかと想像しました

石田:必然的にみんな僕と同じようなスタイルの絵になるでしょ?と。

佐藤:そうそう。モンドリアンが目指した普遍的な絵画というのは、スマホが結局全部iPhoneみたいなデザインになっていくのと同じように、同じ理論で実行すれば絵も同じような見た目になっていくと考えていたんじゃないか?と思います。同時にその起源自分が確立した絵画であると自負していたんじゃないか?とも。水平垂直の線で世界のすべてを捉えてしまった、というか。

石田:なるほど。ちょっとモンドリアンの理論的なところに話が寄りましたが、技法の部分、描き方の話もしていきたいと思います。佐藤さんから見てモンドリアンの絵の技法を観るときに、気になるポイントってどこでしょうか?

佐藤:図と地の話で、背景色がまず下地にあって線があるのか、線があってそれ以外に色が塗られているのか?どっちが先なのか?っていう。これは絵を描いている人はみんな気になって見てしまうポイントだと思うんですけど、モンドリアンの絵って極めてフラットに描かれているんですよね。例えば、青の上に赤があってその上に黄色がかぶさって、そこに黒い線が乗っていて……みたいなレイヤー的な構造はモンドリアンの絵をよく見ると無いんですよ。むしろ、黒い線を描いた後、隣接する他の色と同じ厚みになるよう絵の具を塗り込んであって、一生懸命フラットにしてある、そんな描き方をしていたことがわかるんです。どっちの色が上で、どの色が下なのか?を観察して、そういうのが見えてきたとき、気分が高揚しますね!(笑)。

石田:(笑)。キャンバスの端まで完全に区切っていない線や、よく観ると境界が滲んでぼんやりしている線もありますよね。

 

ピート・モンドリアン《大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション》1921年 油彩、カンヴァス デン・ハーグ美術館 Kunstmuseum Den Haag

 

佐藤:なぜそういう描き方になったのかなって考えると、キュビスム的な絵画って画面の周縁にいく程、区切るってことに対してすごく慎重だったと思ます。そこの影響があるんじゃないかな。あと、線が端まで引いてなかったり、滲んでいたりすることで、画面に動きを出しているとも取れます。

石田:頭の中のイメージをそのまま描いているってだけでなく、描きながら直したような線も見えますよね。

佐藤:そうですね。いわゆる画面とのやりとりが見て取れます。また絵が完成しかかった時に、しつこく手を加えて直したりもしていたみたいで。絵を描いた当時(過去)の自分と、成長した今の自分で目が違ってきますから、それが許せないって手直ししたくなるのわかるんですよね。そういうところで、僕はモンドリアンってなんだか人間味があっていい作家だな〜って気がしてます(笑)。

石田:さきほど線の話がでましたが、1910年代前半からプラスマイナスとか十字形のような線だけの作品が登場したのは大きな変化ですよね。この種の作品はほとんど黒一色ですね。

佐藤:西洋では伝統的にデッサンと色彩分けて考えている節がありますキュビスムは形を重視するあまり色彩が邪魔になっていきます。その影響を受けたモンドリアン色よりも重きを置いたのは、デッサン(線)だったと予想されます。たぶんですがこの頃の絵はそれの表明ですね。あと絵というものは、「線」と「面」と「点」で構成されると思っていて、モンドリアンの場合は、「線」と「面」だけで構成されていて「点」がないようにますが、「線」と「線」が交差する部分が「点」の役割を果たしているように見えます。四角いキャンバスの作品は水平垂直のグリッドが平行なので絵の中でだけ交差するのですが、ダイアモンド型のキャンバス作品グリッドが画面の外で交わることを想像することができるんですよね。点が画面外に発生する。画面の中だけでは完結しない絵なんです。

石田:モンドリアンって何か具体的なモチーフを描いているわけではないですが、見た人が何かしら連想することに関して、受け入れていたように思えます。自分の作品は「自然」から立ち上がってきたことを何度も強調していますし、「自然」とのつながりを否定していたわけではないようです。絵の中で完結するのではなく、ちゃんと現実とのつながりがあるように思います。

 

 

ピート・モンドリアン 《格子のコンポジション8-暗色のチェッカー盤コンポジション》1919年 油彩、カンヴァス デン・ハーグ美術館 Kunstmuseum Den Haag

 

佐藤:見た人がそれぞれにさまざまな解釈をできる絵ってこうじゃないといけないっていう決めつけはないけど、その裏にはちゃんと理想や理念がある。だから良い絵なんですよね。良い絵というのは空っぽの器のようだと思います。

石田:入り込む余地みたいなものは設定されていますね

藤:先ほども話に出ましたが、モンドリアン自身、同時代のいろんな作家の要素を柔軟に吸収しながら進化していったという側面があります。晩年の作品だと、線がもう無くなって、面と面がぶつかって、そこに線的な要素をもたらしている作品もあって。隣り合う面は色が必然的に異なるんです。だから線を要求しているように見えます。

石田:その色面と線の関係は、さっきのレイヤーを同じにするって話と一緒でいわゆる対等な関係を作っている、と言えます。「自分が何を描くか、何を主役に選ぶか、ということを一旦なくす」ということをやっていた、ということも言われていますところで、モンドリアンの絵のスタイルって、だいたい10年単位くらいで変化していっていて、この最後の作品『ヴィクトリーブギウギ(未完成)』は70歳くらいに描いたものなんですよね。

佐藤:常に今までやってきたものじゃないものに挑戦していかなければ気がすまなかったんでしょうね。本人がモンドリアンらしさから脱しようとしていた時期、1933年頃、『黄色の線のあるコンポジション』という50歳のの作品は、モンドリアンらしい作品をリクエストされたのに、それまでやっていなかった「色の線」だけにしてしまった。モンドリアンってそういうのに執着しないで、確立したスタイルはスタイルで、それはそれって分けて考えることができていたのかもしれないです。現代美術の世界では、ある時代から作家スタイルで語られてしまうようになってしまって、自らが作り出してしまったスタイルに縛られているように思います。

石田:実はモンドリアンの時代よりも現代の方が、そういう制約が多くなっているのかなとも思います。そこについても、モンドリアンを通して考えさせられました。

 

 

 

<最後に、集まったボランティアガイドや関係者からの質疑応答の時間が設けられた>

 

質問者①:モンドリアンは晩年に新たな領域にトライしていった、その心の動き方っていうか、そういうのは佐藤さん的にはどう思われますか?

佐藤:染み入ります(笑)。前へ前へ前進していこうっていう時には、切り捨てないといけないんですね、いろんなものを。ああでもないこうでもないって悩みながら……その突き詰めた先に何があるかっていうのは、結構「無」しかなくて(笑)。そうなると砂漠みたいな感じになっちゃうんですけども。その切り捨てたものっていうのは、その時、その時代の自分にとっては必要なかったものかもしれないんだけど、いろんな可能性を捨ててしまっているとも言えるんですよね、後から見れば。だから一つ金字塔みたいなものを作るときには、尖っていてもできるんですけど、続けるってなった時にはものすごく大変で。自分が否定してきたものたちっていうのを拾い集めて、可能性を見直す作業っていうか……

質問者①:モンドリアン的にはそうやって削ぎ落としていった先が、求めていた理想だったわけですよね。でも立ち止まって改めて考えた時、大切なものまで無くしてしまった〜と思って、晩年に回帰したんでしょうか?

佐藤:意外とそうでもなくて最後の作品である『ヴィクトリーブギウギ』って作品は未完成とされていますが、実は一度完成していたらしいです。でも、やっぱり違うっていう試行錯誤があって、亡くなる直前までいじっていたから未完成作品ということになっているんです。ドット絵みたいなことになっていて、「線」が一本もなくて。それまでとてつもなく大事にしていた「線」そのものを否定した作品を最後に手掛けていた、年老いてもまだまだできることがあるって思っていたんでしょうね。

 

質問者②:モンドリアンは音楽も好きだったようですが、やっぱり音楽の影響っていうのは作品に大きく反映してたんですかね?

石田:『フォックス・トロット』というダンスの名前が付けられた作品もあるので、音楽からの影響があるようにも思えるんですが、モンドリアンは彼が自説で展開したような来るべき世界像、世界観みたいなものがあって、それを実現したのが自身の作品だと言うんですね。それと同じような考えとか、予感めいたものをもとに音楽をつくったらこうなる、例えばジャズ、と言っていたのだそうです。

佐藤:音楽の構造を見ていたのかもしれないですね

 

質問者③:モンドリアンと額縁の話、もう少し聞きたいです。

佐藤:絵の厚みより薄い額をモンドリアン自身で作ったんですよね。それは、絵が地続きに壁とつながって、それはつまり絵が世界とそのままつながっているっていう考え方で。モンドリアンの額縁と絵の関係性は、こうすることによって絵画なんだけど同時にモノ化させていて、そこが僕は発明と思っています。絵描き同士で、どこまでが自分にとって絵なのか?っていう話をすると、キャンバスの正面だけが自分の責任を持てる絵画だっていう絵描きもいれば、壁までの厚みも含めて自分の絵画だという絵描きもやっぱりいて。そういう額縁と絵の関係性や見え方、考え方について、問題提起のようなことを自然にやってのけた最初の人かもしれないです

石田:今回、展示している白い大きい額に入った作品は、オリジナルの額なので、今のお話も踏まえてみてもらえると面白いかもしれないです。

 

L:最後に、LIVERARY編集部からお二人に質問です。モンドリアンの作品は、現在でいうとグラフィックデザインのように見えるって思うんですけど、それを絵画の軸の中でやったのがすごいという解釈もあるんでしょうか?

佐藤:僕は音楽には詳しくはないのですが、例えばビートルズがいなかった時と、ビートルズが現れてそれらの楽曲を披露して以降ってたぶん、世界が変わったと思うんです。そんなふうに今までなかったものを世の中に足すっていう世界観を立ち上げたのがモンドリアンのすごさですね。あとモンドリアンって、ビジュアル的な素晴らしさだけじゃないんですよね。絶対的に絵描きであるっていうのがあります。頭の中のイメージを単にビジュアル化したものが絵いうわけじゃなくて、イメージと絵具とキャンバスという物質がうまくかみ合った時に良い絵になる。僕も当初は教科書でよくみる作家だな〜ってくらいの認識だったんですけど、ドイツやオランダのデン・ハーグでたくさん実物を見たとき、もう全然思ってたのと違う!って興奮しました。物質感っていうか、野暮ったさというか、ゆらぎが、絵具が、画面が、すごいんですよグラフィックデザインでは決してなくて絶対的に絵画なんです。だから、モンドリアンは絶対実物を見て欲しいと思っています

L:ピカソやキュビスム的な画家たちは、モンドリアンの領域にはなぜ行かなかったんでしょう?

佐藤:「このまま行き過ぎるとやばいからやめておこう」ってなったんだと思います。突き詰めていくと、単純化されすぎて、それ以上もう描き続けることができなくなるって想像ができたのだと思います

石田:キュビスムの時代の絵は、何らか絵にする対象があってそれをどういう風に再現するかが前提だったんです。3Dの物質を2Dの絵にするうえで、今までなかった方法論を試したのがキュビスム。それに対して、モンドリアンは自分なりの理論を立ち上げて、その理論そのものを描くことに成功したと言えると思います

佐藤:そう、だからはじめに言ったとおり、彼の作品は発明なんです。

 

]]>
https://liverary-mag.com/feature/92610.html 2021-09-08 08:00:22
antenna 向井秀徳らに多大なる影響を与えたバンド・fOULを取り上げた、大石規湖監督による音楽ドキュメンタリー映画『fOUL』が、今池シネマテークにて上映。音楽ミックスエンジニアに、二宮友和。

 

国内インディーを愛する音楽ファンの間では伝説的なバンドの一つとなっている、fOUL。その貴重なライブ、アーカイブ映像などを編集し製作されたドキュメンタリー映画『fOUL』が、10月23日(土)より名古屋シネマテークにて上映される。(シネマート新宿、シネマート心斎橋では9月24日から、他全国順次ロードショー)

90年代初頭にUSパンク/ハードコア直系のサウンドで日本の音楽シーンに新境地を切り開いたバンド・BEYONDS谷口健(Vo. /G.)、大地大介(D.)が札幌ハードコア出身の平松学(B.)を誘い、1994年に結成したバンド fOUL (ファウル)。アメリカン・ハードコア/パンクと日本独特のメロディ、語彙を融合させた唯一無二の音楽性でアンダーグラウンドに絶大な影響を与えたが、休憩という形で2005年に活動を休止。発表した4枚のアルバムも今や廃盤状態、映像作品も残していない。

監督は、音楽レーベル Less Than TVの魅力に迫った『MOTHER FUCKER』(2017)、パンクロックバンド the 原爆オナニーズを描いた『JUST ANOTHER』(2020)などの音楽ドキュメンタリーを手掛ける大石規湖。音楽ミックスエンジニアに、fOULとライブ活動を行っていたeastern youthの元ベーシスト・二宮友和が揃い、各所に散らばっていたアーカイブ素材、ライブ映像を中心にまとめ上げた。ぜひ劇場にて体感してみてほしい。

 

<以下、公式HPより抜粋>

破格の成功もない。感動のドラマもない。知られざる真実や内幕もない。ここにあるのは未だ色褪せぬ豊潤な音楽、バンドをやる楽しさと喜びだけ。過去にライブ音源や映像作品の発表はなく、全アルバム作品が廃盤状態のfOULの現状唯一の入り口となる のが映画『fOUL』だ。

 

]]>
https://liverary-mag.com/cinema/92865.html 2021-09-08 07:00:23
antenna 広告写真やファッション誌で話題の写真家、石田真澄による個展が名古屋・C7C galleryにて開催。オンラインによるトークショーも。

 

さまざまな雑誌やCMを中心に活躍中の若手写真家・石田真澄。長らく完売になっていた第一作品集『light years-光年-』の第二版を記念し、個展「light years revisited  “ripple / echo”」が9月3日(金)〜9月26日(日)、C7C galleryにて開催中だ。

「中高一貫の女子校、クラス替え一度もなし」という濃密な時間をともに過ごした友人たちとの日々が「もうすぐ終わる」ことを知り、狂おしいほどの渇望でその日々を写真に収め、完成したのが本作。昨年から続く困難な状況下で誰もが大切な人や場所と遠く隔てられた今、再び多くの方に届けられるべく増刷された。

本展は二部構成。第一部 “ripple”では、『light years -光年-』収録作品を本展のために再構成された。時を経て届くさざなみ(ripple)のような思念に耳を澄ましながら、新たな向き合いと提示を行う。第二部 “echo”では本展開催にあたって、彼女が在籍していた学校を撮影のため再訪。自分がかつて過ごし、そして今はもういない場所に満ちる時間のこだま(echo)をレンズに収めた。

また、本展のために第二部“echo”の作品を収録した小写真集も制作。展示会場や直販書店、オンラインなど限定発売される。なお、全国流通はしない商品となっているため、お買い求めの方はお早めに。

]]>
https://liverary-mag.com/art/92800.html 2021-09-06 07:47:26
antenna 編集者・後藤繁雄とFUJI XEROXによる、現代フォトアートを更新する新プロジェクト「NEOTOKYOZINE」の企画展が岡崎と名古屋で開催。後藤繁雄のトークも。

 

編集者・後藤繁雄と、FUJI XEROXとのコラボレーションによって生み出された新しい写真集のプラットフォームプロジェクト「NEOTOKYOZINE」。同プロジェクトの展示会が、岡崎市のギャラリー・masayoshi suzuki galleryと、名古屋のギャラリー・FLOWの2会場にて9月4日(土)~9月26日(日)の間、開催される。

後藤繁雄がディレクターを務め、アートブックの編集・出版を行うG/P+abpは、恵比寿にギャラリーを開廊して以来、“コンテンポラリーアートとしての写真”を発信し続けてきた。海外のParis PHOTOUNSEEN ART FAIRなどで才能ある若手作家を売り出し、昨年2020年には、FUJI XEROXとのプロジェクト「NEOTOKYOZINE」をスタートし、20アイテムを発行。「NEOTOKYOZINE」は、メタリックなど特殊カラーを高品質に印刷可能にしたオンデマンドプリンター「lridesse Production Press」を利用し、日本で活躍する若手作家を中心とした写真集・アーティストブックを世界中で開催されるアートブックフェアと、ZINEカルチャーに広めていくことを目指す。(現在、G/P+abpは、浜松に拠点に移し、新たな活動形態にシフトしている)

 

 

「NEOTOKYOZINE」は、写真家・港千尋『香港2049 BE WATER!』、京都を拠点に活動する若手アーティスト・岡田佑里奈『BLINDSPOT』、ルイ・ヴィトンのキャンペーンイメージを手がけた・小林健太『DAYDREAM』から始まり、特別プロジェクトTOKYO/BROKEN MIRRORSから、横田大輔小林健太川島崇志水木塁多和田有希梅沢英樹らの共作による写真集セットを発刊。また、才能を発掘・育成を計画したTOKYO FRONTLINE PHOTO AWARDから発掘された羽地優太郎『NEWORDER』、松井祐生の『きっとわたしたちは自然ではない』ほか、新人作家の写真集も精力的にリリースしている。

 


『BROKEN MIRRORS CASE SET』 横田大輔 写真集『Broken Mirrors 2020』、小林健太 写真集『drawing and splitting』、多和田有希 写真集『thegirlwhowaspluggedin』、川島崇志 写真集『Inside/Outside』、水木塁 写真集『Portraits of a Weed/Urban Geology』、梅沢英樹 写真集『Reflection and Some Surfaces』6冊のZINEをケースに入れたスペシャルなセット。「NEOTOKYOZINE」より

 

本展示会では、「NEOTOKYOZINE」の展示と、それにまつわる若手作家らの作品も展示され、岡崎会場・masayoshi suzuki galleryでは多和田有希、向珮瑜、REMA、大澤一太4名、そして名古屋会場・FLOWでは北桂樹伊藤雅浩の作品が並ぶ。

 


岡崎会場の展示作家作品参考写真

名古屋会場の展示作家作品参考写真

 

9月26日(日)には、岡崎会場・masayoshi suzuki galleryにて後藤繁雄をゲストに「現代写真アート原論:NEOTOKYOZINEの戦略について」と題したトークイベントが開催される。定員は30名までの予約制だ。

この機会に印刷物のおもしろさ、編集の奥深さを味わってみてはいかがだろう。

 


展示風景より

]]>
https://liverary-mag.com/art/92368.html 2021-09-04 07:41:48
antenna 合掌造りが建ち並ぶ景観と、良質な音楽を楽しめる「飛騨高山ジャズフェスティバル」が、無観客ライブ配信に切り替えての開催を決定。川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)、nutsman、MIDORINOMARU、Saigenji、黒田卓也らが出演。

 

9月4日(土)に岐阜県・飛騨の里にて開催予定だった飛騨高山ジャズフェスティバル20/21が、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、無観客ライブ配信に切り替えての開催を決定。

2018年に発足した飛騨高山ジャズフェスティバルは、重要文化財である合掌造り家屋が並ぶ「飛騨の里」を舞台とした岐阜県・飛騨地方のローカルフェス。

 

昨年に引き続き有観客でのライブは開催を断念となったが、今年は無観客での無料ライブ配信に切り替えての開催となる。

今年の出演者は以下の8組。

上の助空五郎、Saigenji(Saigenji、織原良次、斉藤良)、モミーFUNK!、sumireiko(山本玲子、栗林すみれ)、川辺ヒロシ from TOKYO No.1 SOUL SET、nutsman、黒田卓也(Takuya Kuroda、Akihiro Nishiguchi、Martha Kato、Marty Holoubek、Kazu Odagiri)、MIDORINOMARU

 

タイムテーブルは以下の通り。

 

当日の配信URLはこちらから。

 

過去の開催時の様子はこちらから

]]>
https://liverary-mag.com/music/92723.html 2021-09-02 09:08:13
antenna ON READINGの10周年を記念する展覧会が開催。塩川いづみ、鷲尾友公、山口洋佑、STOMACHACHE.ら31組のアーティストが制作した本のオブジェを展示。

 

bookshop & gallery ON READINGの10周年を記念した展覧会『 平行書物展 ~Il libri parallela~』が、9月4日から同店にて開催される。

本展には、STOMACHACHE.や山口洋佑、秋山花、網代幸介、塩川いづみ、菅祐子などこれまで様々な形で同店に関わってきたアーティスト31名が、あったかもしれない世界の、あったかもしれない本の「オブジェ」を制作し展示販売する。

また、展示作品を収録した作品集やポスターも販売。展示作品はコロナ禍の状況を踏まえ、9月12日(日)の正午から、オンラインでの展示販売も予定している。

参加アーティスト:
秋山花、網代幸介、えちがわのりゆき、オカタオカ、小幡彩貴、数見亮平、勝山八千代、川瀬知代、菅祐子、guse ars、佐々木麻里(KOCKA)、塩川いづみ、杉本さなえ、鈴木裕之、高橋由季、田口美早紀、多田玲子、土屋未久、ナガノチサト、nakaban、西淑、林青那、fancomi、間芝勇輔、箕輪麻紀子、宮崎信恵(STOMACHACHE.)、宮崎知恵(STOMACHACHE.)、村橋貴博、山口洋佑、横山雄、鷲尾友公 (50音順)

]]>
https://liverary-mag.com/art/92759.html 2021-09-01 13:07:36
出演者募集中!若手アーティストを発掘・応援する企画「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2022」が愛知県芸術劇場小ホールにて開催。

 

出演者を公募し、多様なサウンドパフォーマンスを一挙紹介する企画「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2022」が、2022年2月27日(日)に愛知県芸術劇場小ホールにて開催される。現在、その出演者を募集中。応募〆切は2021年10月1日(金)必着

本企画は、愛知県芸術劇場が主催となり、通常のコンサートなどではこぼれ落ちてしまうような音楽作品や、未発掘のアーティストの様々なチャレンジを応援するプラットフォーム企画。2015年からスタートし、第6回目となる今回は「音と動きを解放する」というテーマを設け、音とパフォーマンスが『どのように自由に』関係を持って一つの表現となるのか、サウンドパフォーマンスの原点に立ち戻った実験的なパフォーマンスを募集する。応募詳細は、公式HPにて確認を。

審査員には、カフェ兼イベントスペース・パルルのオーナーの新見永治、鶴舞ライブハウス・KDハポン森田太朗外(空間現代)野口順哉、愛知県芸術劇場プロデューサーの藤井明子が担当する。

単なる音楽や舞台芸術では無く、一歩踏み込んだ世界観の作品が集まる企画。今年はどんな参加者が集まるのだろうか。引き続き注目しておきたい。

 

]]>
https://liverary-mag.com/art/92421.html 2021-08-25 09:00:07
antenna 国際芸術祭「あいち2022」、参加アーティスト第1弾発表は、塩田千春、眞田岳彦、河原温ら国内外22組。ロゴデザインは、田中義久(Nerhol)。
先日行われた記者発表の様子。写真左より、飯田志保子 [チーフ・キュレーター]、山本高之 [キュレーター(ラーニング)]、片岡真実 [芸術監督]、大林剛郎 [国際芸術祭「あいち」組織委員会会長]/提供:国際芸術祭「あいち」組織委員会事務局

 

国内最大規模の芸術祭の一つであり、国内外から多数のアーティストが参加してきた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の後継として、来年2022年7月30日(土)~10月10日(月・祝)に開催される予定の「あいち2022(ニーゼロニーニー)」。先日、同芸術祭のロゴデザインと、参加アーティスト第1弾ラインナップが発表された。

 

 

ロゴデザインは、飯田竜太とともにアーティストデュオ・Nerhol(ネルホル)としても活動するデザイナー・田中義久が手掛けたもの。森美術館館長を務める、本芸術祭の芸術監督・片岡真実と議論を重ね、開催地である愛知県の形状・歴史や、テーマである“STILL ALIVE”から着想を得たシンボリックなデザインとなっている。

 

また、参加作家第一弾として以下の22組が発表された。

ホダー・アフシャール(イラン/オーストラリア)

リリアナ・アングロ・コルテス(コロンビア)

ヤコバス・カポーン(オーストラリア)

ケイト・クーパー(英国/英国・オランダ)

メアリー・ダパラニー(オーストラリア)

遠藤薫(日本)

潘逸舟(中国/日本)

河原温 (日本/米国)

バイロン・キム (米国)

アンドレ・コマツ(ブラジル)

小杉大介(日本/ノルウェー)

ミシェック・マサンヴ(ジンバブエ)

三輪美津子(日本)

モハンマド・サーミ(イラク/英国)

百瀬文(日本)

奥村雄樹 (日本/ベルギー・オランダ)

カズ・オオシロ(日本/米国)

プリンツ・ゴラーム (ドイツ・レバノン/ドイツ)

眞田岳彦(日本)

笹本晃(日本/米国)

塩田千春(日本/ドイツ)

横野明日香(日本)

 

なお、最終的な参加作家数は現代美術で80組、パフォーミング・アーツでは10演目が予定されている。続報をお楽しみに。

 

塩⽥ 千春《不確かな旅》2016/2019、個展「魂がふるえる」森美術館、東京 Photo: Sunhi Mang Courtesy of Mori Art Museum ©️JASPAR, Tokyo, 2021 and Chiharu Shiota


プリンツ・ゴラーム《時代の精神 -Lʼesprit de notre temps-(サンパオロ・デル・ブラジーレ通り、ローマ)》2021 ©️Prinz Gholam

潘逸⾈(ハン・イシュ)《ほうれん草たちが⽇本語で夢を⾒た⽇》2020 神⼾アートビレッジセンター Photo:表恒匡


ヤコバス・カポーン《Forewarning, Act 2 (Sincerity & Symbiosis)》2019 Courtesy of the artist and Moore Contemporary

ミシェック・マサンヴ 《Still Still》2012-現在 Courtesy of the artist and Goodman Gallery(Cape Town, Johannesburg, London)


ソル・ルウィットに宛てた電報、11970年2⽉5⽇、《I Am Still Alive》(1970‒2000)より、LeWitt Collection, Chester, Connecticut, USA、©️ One Million Years Foundation

ケイト・クーパー《インフェクション・ドライバーズ》2018  Image courtesy of the artist

]]>
https://liverary-mag.com/art/92493.html 2021-08-24 07:20:19
antenna 東三河発植物バイオテクノロジー化粧品ブランド・Waphytoのポップアップショップが、期間限定でタカシマヤゲートタワーモールに登場。

 

植物バイオテクノロジー化粧品ブランド・Waphytoのポップアップショップが、タカシマヤゲートタワーモールにて、8月31日(火)まで期間限定で開催中。

Waphytoは愛知県豊橋市出身の植物療法士・森田敦子によるフィトテラピー×サイエンス×東三河産の薬草を融合した、日本初の植物バイオテクノロジーを活用したトータルライフケアブランドだ。スキンケア、ヘアケアをはじめ、デリケートゾーンケアやインナーケア商品などを展開する。

配合されている薬草は東三河で無農薬栽培をされており、また、容器やパッケージには再生プラスチックや再生紙を使用し、環境への負担が少ないものづくりにもこだわるサステナブルなブランドとしても注目を集めている。

今回のポップアップは東海地方初の出店となり、Waphyto の世界観を実際に体感できる内容となっている。興味がある方はぜひ足を運んでみて。

 

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/lifestyle/92403.html 2021-08-24 03:00:25
antenna 元うどん屋の古民家で共同生活をしながら、地域の未来を切り拓くプロジェクト「はじまりapartment」が豊田市足助地区にて始動。まちの新たな動きを創り出す“入居者”を募集中!

 

愛知県豊田市の中心部から車で30分程に位置する足助町。かつては街道の商家町として栄え、今でも重要伝統的建築物群保存地区に選定された美しい街並みが残る。大都市にほど近い場所でありながら、引き継いできたその自然と歴史を深く感じられる町だ。

 

 

そんな豊田市足助町に新たな風を吹き込ませる「地域核エリア再生事業」の一環として、滞在プログラム「はじまりapartment」がスタートすることが発表された。

滞在期間は2021年10月1日(金)~10月30日(土)の1ヵ月間。地域内外の新たな関わり方を生み出すきっかけを作るべく、地域での活動・事業創造・二拠点生活などに関心を持つ8名の“入居者”を募集する。

 

滞在場所となる建物は、町の中心にある食堂付き古民家。かつては町民に親しまれたうどん屋さんが営業されていた、懐かしさ感じる日本家屋だ。2Fが住宅部分となり、8名分の部屋、バス、キッチンが備えられている。

 

入居者募集の締め切りは8月30日(月)まで。募集の対象となるのは、20〜35歳前後、期間中2/3以上の日数は滞在可能な方(部分参加枠も検討可能/要お問合せ)が対象となり、完全に移住する必要はなさそうだ。さらに、下記のような人材を求めているのだそう。

・自分のスキルを活かして町に関ってみたい方
・リモートワークをしながら、仲間と共に地域で何か新しい事を企ててみたい方
・自然や人と触れ合いながら、地域の魅力を自分なりの形で発信してみたい方
・2拠点居住や地域での起業、地域コミュニティに関心のある方
・異分野の面白い人々と出会いたい方
・IT、食、デザイン、福祉、一次産業、ファッション等々、様々な分野の経験や関心を持つ方

 

また今回のプロジェクトには、「幹事メンバー」として3名のゲストクリエイターも参加する予定。彼女らのアドバイスなども受けつつ、参加者でどんな町の未来を築けるのか?挑戦してみてはいかがだろう。

 

 

<応募から実施までのスケジュールは以下の通り>

 

募集要項及びプロジェクトの詳細についてはこちらをチェックしてみて。

 

<以下、公式HPより>

はじまりapartmentでの1ヶ月間は“共同生活”が前提ですが、時間の使い方や過ごし方については基本的に参加者各自に委ねられます。

滞在物件や公共施設などでリモートワークも可能ですので、オンラインで普段の仕事をしながらの滞在も問題ありません。が、例えば地域に積極的に関わりながら新たな事業や活動の可能性を探るなど、この機会ならではの時間にあてるのももちろんウェルカムです。建物内の食堂の手伝いをしながらお店を使った何らかの企画を実施するといったようなことも、提案してもらえれば運営側でサポートします。

ただし参加者には2つのミッションがあります。

一つは、町の人たちの思いや課題などを理解し、地域のポジティブな未来につながる何らかのプランを考えて、終盤に予定される交流会で発表すること。

そしてもう一つは、ここでの日々や発見などについて、何らかの形で発信することです。

あなたと地域の未来が何か少しでも変わるような過ごし方や関わりを考えてみてください。

 

]]>
https://liverary-mag.com/lifestyle/92343.html 2021-08-23 23:00:08
antenna 大衆酒場・鉄板焼じろうの2周年パーティーが新栄Vioにて開催。BUSHMIND、Campanella、Chouman、TAMACHANMANN、YUMA、TAIHEIらが出演。

 

名古屋・栄に店舗を構える鉄板焼き店・鉄板焼じろう企画主催の2周年記念パーティーが、8月28日(土)新栄Live&Lounge Vioにて開催される。

鉄板焼じろうは、新鮮な食材による鉄板料理と豊富なお酒が人気のカジュアルダイニング。鉄板焼きという高級なイメージとは裏腹に、リーズナブルで良質な料理とサービスを堪能することができる。

そんな人気店が主催する2周年パーティーに、東京からトラックメイカー兼DJ・BUSHMINDがゲスト出演。ヒップホップをベースとしたどこか陶酔感の漂うビートに、豪華客演が参加した『SWEET TALKING』は言わずと知れた名盤だ。そのほか、CampanellaChouman、TAMACHANMANN、YUMA、TAIHEIら地元名古屋のラッパー、ローカルDJらが出演。

※コロナの状況によって同イベントが中止・延期となる可能性もあるため、主催者のSNSをチェックしてほしい

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

恭司(33)(@kyoji_ikegami)がシェアした投稿

 

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/music/92328.html 2021-08-23 13:08:13
antenna 『サマーウォーズ』『SING/シング』を野外で、巨大スクリーンで楽しめる!スターキャット主催、野外上映イベント「STAR SQUARE」が名古屋港水族館南側緑地にて開催。

 

スターキャット企画・主催による野外上映イベント・STAR SQUAREが、8月28日(土)、29日(日)に名古屋港水族館南側緑地にて開催される。

名古屋の地で1956年より映画事業をスタートし、現在も伏見ミリオン座、名古屋PARCO内のセンチュリーシネマを運営している企業「スターキャット」。STAR SQUAREは、同社がWithコロナ/After コロナの時代に向け、映画館という枠にとらわれない新しい価値を提供するためにスタートした屋外シアターサービスだ。昨年は冬に、LIVERARYが出店エリアをキュレーションし、旧・名古屋ドーム北駐車場にて開催された。

2日間で上映される映画は、『サマーウォーズ』SING/シング』の2作品。夏にぴったりの作品を星空の下・芝生の上で夜のピクニックをしながら楽しめる(要・レジャーシート)。ソーシャルディスタンスを保った上で、夏休み最後の週末に家族や恋人と一緒に思い出の夜を。地元の飲食店も出店予定。

 

]]>
https://liverary-mag.com/cinema/92264.html 2021-08-18 05:44:52
PR antenna UNDERCOVERとのコラボレーションのほか、国内外で注目を集めてきたDJ / ComposerのMars89が新栄・club GOODWEATHERに登場。

 

東京を拠点に国内外で高い評価を受けるDJ兼ComposerのMars89が、8月21日(土)にclub GOODWEATHERにて行われるクラブイベント「C.R.A.C.K」に登場する。

Mars89は、DJのキャリアに比べ楽曲の製作歴は短いながらも、鼓膜に突き刺さるような硬質な電子音は唯一無二のサウンドが持ち味。

これまでにレディオヘッドトム・ヨークや、いわずと知れたエレクトロニカの名門レーベル・Warpのプレイリストにピックアップされるなど国内外のダンスミュージック・シーンで注目を集めてきた。その活躍の場は音楽シーンのみに留まらず、UNDERCOVERLouis Vuitton などの世界的ブランドに楽曲提供を行っており、ファッション業界からも厚い信頼を得ている。さらに、プロテストレイヴの主催やデモにも参加するなど政治的な方面でも活動する彼の思想や行動にも注目しておきたい。

ローカル勢からは主催のujやDJコレクティブ・NEUMAよりLUTAmiquSARVA、テクノDJでトラックメーカーのAkitoらが出演。さらに、グラフィックデザイナーとして活動するmizunokeitaによるVJも行われる。

感染対策を万全にして楽しんでほしい。

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/music/92286.html 2021-08-17 16:56:28
antenna Tempalayメンバーとしても活躍するAAAMYYY、ソロプロジェクト第2弾フルアルバムを約2年半ぶりにリリース。東名阪ツアー名古屋公演でCLUB QUATTRO NAGOYAに登場。

 

ロックバンド・Tempalayのメンバーとしても知られ、SSW兼トラックメイカーのAAAMYYY。ソロプロジェクト第二弾として約二年半ぶりとなるフルアルバム『Annihilation』をリリースする。東名阪を廻るライブツアーを敢行、名古屋公演は9月15日(水)クラブクアトロ名古屋にて開催される。

タイトルの『Annihilation』は、対になる2つのものが衝突し爆発して消滅してしまうという意味。内なる自分と外の自分が衝突するような作品に仕上がったことで名付けられた。1stアルバム『BODY』のようなSFチックでコンセプチュアルな要素はそのままに、コロナ禍で自身が感じてきた思いが投影された内省的なリリックが特徴となっている。

さらには、ギターのTondenhey(ODD Foot Works)、ベース/キーボードのTENDRE、ベースの山本連、ドラムの澤村一平(SANABAGUN.)など、これまでAAAMYYYがサポートや客演で関わってきた信頼できるミュージシャンが数多く参加。スケールアップした曲づくりにも注目だ。

 

AAAMYYY
「TAKES TIME」

2nd Full Album「Annihilation」
2021.08.18 Release
01. Elsewhere
02. 不思議
03. Leeloo
04. PARADOX
05. 天狗(Ft.荘子it)
06. FICTION
07. Utopia
08. TAKES TIME
09. AFTER LIFE

 

]]>
https://liverary-mag.com/music/92249.html 2021-08-15 06:53:46
antenna 3人組ロックバンド・D.A.N.が3年ぶり3枚目のニューアルバムリリース!全国ツアーも敢行。名古屋公演は、CLUB QUATTRO NAGOYAにて。

 

トリオロックバンド・D.A.Nが、待望の3rdアルバム『NO MOON』を10月27日(水)にリリース。それに伴い、全国7会場を巡るツアー「Antiphase Of The Moon」を敢行。名古屋公演は、11月7日(日)CLUB QUATTRO NAGOYAにて。

ドラム、ベース、ギター/キーボード/ボーカルによる3人組・D.A.N.は、ロックフォーマットを保ちながらも、ミニマルメロウからクラブ~ヒップホップまで音楽ジャンルを横断し、独自の世界観とともにポップに昇華し続けてきた。前作『Sonatine』から3年の時を経て到達した新作『NO MOON』は、どのような景色を見せてくれるのか、期待したい。

 

 

Artist:D.A.N.
Title:NO MOON
label:SSWB / BAYON PRODUCTION
distributor:SPACE SHOWER NETWORK

format ①:CD(通常版)
price:¥2,800 / ¥3,080
catalog no:XQNM-1001 (SWB-013)
jan code : 4562350464414

format ②:CD+GOODS付き限定版 ※数量限定
price:¥8,000 / ¥8,800
catalog no:XQNM-91001 (SSWB-014)
jan code : 4562350464452

作品内容:『NO MOON』CD+Tシャツなど ※商品内容は後日発表します。
こちらの商品はスペシャオンラインストア限定商品となります。
予約ページ https://spaceshowerstore.com/detail.php?goods_id=2837
予約受付期間:2021 年 8 月 14 日(土)18:00~2021 年 9 月 19 日(日)23:59
予定数に達し次第予約受け付け期間を早く締め切る場合がございますので予めご了承下さい。

Tracks:
01. Anthem
02. Floating in Space [feat. Utena Kobayashi]
03. The Encounters [feat. Takumi (MIRRROR) / tamanaramen]
04. AntiphaseⅠ
05. Bend
06. Fallen Angle 
07. AntiphaseⅡ
08. Aechmea
09. Take Your Time
10. Overthinker
11. AntiphaseⅢ
12. No Moon

 

]]>
https://liverary-mag.com/music/92237.html 2021-08-14 09:00:13
antenna 日本初の本格的な子どもの本専門店、「メルヘンハウス」が覚王山にて復活オープン!

 

国内初の本格的な子どもの本専門店として知られる書店「メルヘンハウス」が8月18日(水)、覚王山にて3年の閉店期間を経て復活オープンを果たす。

同店は、1973年にオープンし、2018年に閉店。その後は二代目オーナーの三輪丈太郎が、各地での絵本の講演会を行うなどの活動体としてその名を継承してきたが、2021年8月、満を持して実店舗をリオープンすることとなった。

 


書棚に並ぶ本は「対象年齢に応じて、手に届く高さに置く」という工夫がなされているのだそう。

 

<以下、二代目オーナー・三輪丈太郎よりコメント>

1973年3月、日本で初めての子どもの本専門店として誕生したメルヘンハウス。
しかし、経営状況の悪化などを理由に、2018年3月に45年の歴史に幕を閉じました。
その後、「メルヘンハウス ネクストステージ」と銘打って、講演会、キッズスペースなどの絵本コーナーのプロデュース、期間限定での実店舗再開、イベントなどでの移動書店など、実店舗再開に向けて様々な活動をしてきましたが、この度、8月中旬以降に実店舗を再開することにしました。
メルヘンハウスの初代店主であり、私の父でもある三輪哲が、開店当初から掲げた、「子どもたちに良い本を!」と言う基本理念は継承しつつ、「今」のメルヘンハウスを実店舗にて、皆さんに楽しんで欲しいと思います。
年内は基本的にプレオープンとして、来ていただける子どもたちと皆さんと一緒に、新たなるメルヘンハウスを一緒に創っていけたら、それはとても嬉しきことです。

コンセプトは「メルヘンハウスユーザーから、メルヘンハウスメンバーへ」

子どもたちをはじめ、皆さんとお会いできる日を楽しみにしてます!

メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎

 

三輪丈太郎が今、オススメしたい絵本がこちら。

写真左:『みんな みんな ぼくの ともだち』(作:止揚学園)重い知能障害をもつ子どもたちの施設、止揚学園での心温まる数々の出来事のお話。写真中央:『せかいのひとびと』(作:ピーター・スピアー)世界には色んな肌の色、考え方、食べ物、生活があり、みんなが違うから素敵であることを、細かい描写で描かれている。今の世の中にとても大切な問題定義をする絵本。写真右:『いろどろぼう』(作:中垣ゆたか)街のあらゆる色が、いろどろぼうに盗まれてしまった!色のある街を取り戻すため子どもたちが大活躍!全て異なるイラストのサイン本を、オープン記念として限定30冊が並びます。

 

]]>
https://liverary-mag.com/lifestyle/92224.html 2021-08-13 06:56:19
antenna クリエーター・小林萌による、自由でコンテンポラリーな扇子ブランド、vent de moeの展示即売会が開催!

 

2018年よりスタートした、従来の枠にとらわれない自由でコンテンポラリーな扇子ブランド、vent de moe(ヴァン・ドゥ・モエ)の展示即売会「幾つもの光 The light is blinking in the shadow.」が8月14日から、ON READINGにて開催される。

日本の職人によって1本1本丁寧に作られた扇骨や、趣向を凝らしたさまざまなパーツを使い、涼しげな華やかなドローイングをプリントしたり、刺繍を施したりと自由な発想で生み出された、今まで見たことのないような扇子がvent de moeの魅力。本展では、今シーズンの新作を中心に、25点ほどの扇子が並ぶ。

 

===

影のあいだで息をひそめる小さな光
そのうつくしさを追いかけては描く日々。
光は何処にでも宿っている、私たちがそれを只々見つけ出すだけだ。
ことしも日本の職人とともに夏の風景をつくり出します。

===

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/lifestyle/92215.html 2021-08-11 12:02:33
antenna デザインと花の店「TUMBLE WEED」が岡崎のラーメン店・銀界にてPOPUP!“生花主義”をテーマとした新作デザイン花瓶を31種展開。

 

8月7日(土) 〜20日(金)まで、岡崎の人気ラーメン店・銀界にて、名古屋の花とデザインの店・TUMBLE WEEDがPOP UPイベントを開催中。

今回のPOP UPは、「Vital」と名付けられたデザイン花瓶シリーズ全31種が一堂に会すもの。「Vital」はTUMBLE WEED店主のデザイナー・井本幸太郎が一つ一つデザインを手掛けた花瓶のシリーズで、同店が掲げる“生花主義”をコンセプトに、日々の生活の中に花を取り入れてほしいという思いが込めらている。これを機に、花のある生活を楽しんでみてはいかがだろう。

 

<以下、井本幸太郎よりコメント>

Vitalは「POWER OF FLOWERS」の一環として
“生花主義”というテーマを掲げた花瓶です。
そんな大層なものではありません。
日常とか花を飾るきっかけとか言いがちですが、それはどっちでも良いんです。
ただこの瓶に“干した花“は飾らんといてね、そう言っているだけです。

TUMBLEWEED 井本幸太郎

 

]]>
https://liverary-mag.com/lifestyle/92207.html 2021-08-09 00:56:43
antenna PUNPEE、GAPPER、C.O.S.A.、CREATIVE DRUG STORE、OMSB、MARIAら出演!SUMMIT10周年記念「AVALANCHE」ツアーを全国で開催。名古屋は新栄・ダイアモンドホールにて。

 

2011年に発足し、長年国内ヒップホップシーンを彩ってきたアーティストたちを多数擁するレーベル・SUMMITが10周年に伴い、毎年恒例のイベント「AVALANCHE」を全国で開催する。名古屋は9月18日(土)、新栄・ダイアモンドホールにて。

名古屋公演ではPUNPEEをはじめ、twinkle+BLYY、先日5lackプロデュースのファーストソロアルバムをリリースしたことで話題のGAPPERなどのベテラン勢が集結。さらにBIMVaVain-dJUBEEなど近年のシーンを語るうえで欠かせないCREATIVE DRUG STORE、ヒップホップファン以外からも強い支持を集めるSimi LabよりMARIAOMSB、元メンバーのDyy Prideらが参加。さらに、愛知ローカルからはC.O.S.A.が全公演に参加予定。SUMMITの錚々たる顔ぶれが名古屋で一堂に会するこの機会、体調管理は万全にして足を運んでみてほしい。

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/music/92190.html 2021-08-09 00:05:35
antenna ほぼ実物大の愛らしい動物彫刻作品で知られる三沢厚彦の展覧会が、豊橋市美術博物館で開催中!
Animal 2016-01 2016年 撮影:渡邉郁弘 Ikuhiro Watanabe ©Atsuhiko Misawa, Courtesy of Nishimura Gallery

 

クスノキを主材とする動物の彫刻「ANIMALS」で知られる三沢厚彦(1961年~)の展覧会『ANIMALS 2021 in TOYOHASHI』が、7月17日より豊橋市美術博物館で開催中。

ほぼ実物大であらわされるアニマルたちは、動物の形態を再現したものではなく、作者の中にある動物のイメージを造形化した作品。ウサギ、鳥、ヤモリ、イヌなど身近な動物から、クマ、ライオン、ゾウ、キリンなど大型の動物、さらにはユニコーンやフェニックスなど空想上の生物に至るまで、三沢の手によって多種多様なアニマルたちが生み出されてきた。木肌に施されたノミ跡が手触りとぬくもりを伝え、ユーモラスでありながら人間に媚びることのないその表情が私たちを強く惹きる作品となっている。

本展では、木彫のほかブロンズやセラミックなど立体約80点、ドローイングや油彩など平面約50点を展示。多様な広がりをみせる三沢作品を存分に楽しめる内容となっている。

 

Animal 2017-02 2017年 会場:富山県美術館 ©Atsuhiko Misawa

 

春の祭典 2016年 ©Atsuhiko Misawa
]]>
https://liverary-mag.com/art/92178.html 2021-08-07 11:12:47
antenna 岡崎市籠田公園の野外マーケットイベント、Park Trade Association (P.T.A)がナイター開催。namo.、八O吉、Cafe&Bar drawing、TUMBLEWEED、WELD SUPPLY COら個性派ショップが夏夜の縁日に大集合。

ファッションをテーマとした野外マーケットイベント・Park Trade Association(P .T .A)が8月7日(土)、岡崎市籠田公園にてナイター開催される。

P .T .Aは岡崎、籠田公園にて不定期で行われるマーケットイベント。開催4回目の今回は、夏の夜に合う縁日要素を盛り込んだ初のナイター営業。露店は初出店のショップが中心のラインナップとなる。

出店者は、AND THROUGH DESIGN (雑貨)、YIAM (雑貨)、enough (雑貨)、WELD SUPPLY CO (雑貨)、HK FRUITS (飲食)、Cafe&Bar drawing (飲食)、喫茶チャンク (飲食)、KIZOU (アパレル)、たこ焼き大豊 (飲食)、TUMBLEWEED (雑貨)、namo. (アパレル)、縫布鯉口 (アパレル)、MA&COの石詠み占い (雑貨)、my ame (飲食)、ミ河屋酒店 (飲食)⁡、moja kawa (雑貨)、諸諸 (雑貨)、八〇吉 (飲食)、ONE HAND STAND (飲食)の19組。

気になる方はぜひ足を運んでみて。

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Park Trade Association (P.T.A)(@park.trade.association)がシェアした投稿

 

]]>
https://liverary-mag.com/lifestyle/92161.html 2021-08-06 02:50:36
antenna 鎮座DOPENESS、俚謡山脈、Ramza、刃頭、Yanomix、鈴木33回転正夫ら出演。盆踊り、餅つき、夜市とてんこ盛りの奇祭「きわまつり」が新栄vioにて開催。

 

8月8日(日)、新栄live&lounge vioにてライブや夜市、餅つきに盆踊りまで楽しめるイベント「きわまつり」が開催。

出演は、鎮座DOPENESS、俚謡山脈、Ramza、刃頭、Yanomix、鈴木33回転正夫MASA aka CONOMARK、I WAH SOUND、*Nao、DREAMY、辺境大衆音楽、abentisといった11組のラッパーやトラックメイカー、DJら。18:30〜行われる盆踊りには、郡上放歌(白鳥拝殿おどり)、橋の下婦人会、Takが出演。

その他、夜市と称したマーケットも同時開催され、JIRRI.、喫茶マスカラス、LOVE&CRAPE、珈琲舞姫、ヤマネコドーナツ、みどりのバッチグーらさまざまなジャンルの出店ブースも立ち並ぶ予定だ。

なお、近々の情勢を踏まえ、開催日程は残念ながら変更となる可能性もあるだろう。気になる方は、主催者のInstagramをチェックしておいてほしい。

 

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/music/92153.html 2021-08-05 23:20:18
antenna RC SLUM代表・ATOSONEが手掛けるブランド「COMMA VIOLETA」の新作ポップアップイベントがspazio ritaにて開催。ATOSONE、Campanella、RAMZA、MIKUMARI、MC KHAZZらが出演するライブも。

 

東海ヒップホップシーンを牽引し、全国でも名を轟かすレーベル・RC SLUMATOSONEが手掛けるブランド・COMMA VIOLETAが新作を引っ提げたポップアップイベントをspazio ritaにて、8月7日(土)、8日(日)の2日間にわたり開催。

初日にはATOSONE本人やCampanellaMIKUMARIMC KHAZZ、RAMZAISAZRC SLUM所縁のラッパーやDJらによるライブも行われる。ATOSONEの世界感を表現したCOMMA VIOLETAの新作アイテムとともに、楽しんでほしい。

]]>
https://liverary-mag.com/art/92142.html 2021-08-04 10:00:06
antenna 【SPECIAL INTERVIEW】蓮沼昌宏と鷲尾友公がつくり出した、迷路のような新しい美術鑑賞空間。謎のキーワード「ふへほ」に臨んだ、実験的共作展がアートラボあいちにて開催中。  

 

長野と愛知の2拠点で活動する作家・蓮沼昌宏と、名古屋を拠点とするアーティスト・鷲尾友公。東京藝大で美術解剖学を学び、絵画やアニメーション、キノーラ装置(※パラパラ漫画の原理で絵が動く装置)などを表現手段とする美術軸で動いてきた蓮沼と、片やインディペンデントな独自の活動軸を持ち、グラフィティカルチャーから現代美術まで越境し続ける鷲尾。

ジャンルも領域も道筋もこれまで交わることのなかった、異色の作家二人による二人展がアートラボあいち(旧・愛知県庁大津橋分室)にて8月15日(日)まで開催中だ。昭和8年竣工の趣ある重厚な建築物の内部に作られた展示空間は、板材や鉄管を使って一部屋丸ごと巨大迷路にしたかのような仕掛けがなされており、そこかしこに二人の作品を点在させた実験的な内容となっている。

異色の二人による、もちろん初めての二人展は、彼らにとって、見る者にとって、果たしてどんなものになったのか。会期初日、最終調整を終え一息ついたところで、取材を敢行。今回の展示において重要なポイントとなった二人の関係性と意外な共通点、そして相互に刺激を与え合い創作されていった思考の迷路を辿り、語ってもらった。

 

 

INTERVIEW WITH

蓮沼昌宏
鷲尾友公

Interview,Text & Edit:Takatoshi Takebe(LIVERARY)
Photo:Yuki Shibata(LIVERARY)

 


写真左:鷲尾友公、右:蓮沼昌宏

 

 

鷲尾友公(WASHIO TOMOYUKI)
1977 年愛知県生まれ。造形業、塗装業を経てイラスト、デザイン、写真、絵、コンテ、壁画や絵画などを手がける。オリジナル・キャラクター「手君(TEKUN)」は立体や映像作品にも登場し、メディアを横断する作家のセルフ・ポートレートにもなっている。近年は、絵画作品を精力的に手がけている。

蓮沼昌宏(HASUNUMA MASAHIRO)
1981 年東京都生まれ。美術作家。記録写真家。2010 年東京芸術大学大学院博士課程修了。絵画やアニメーション、キノーラ装置などを表現手段とする。いろいろな場所に滞在し、発見・経験した物事から新たなストーリーを紡ぎ出す。近作では、光る絵画など、これまでにないモダニスティックな展開を見せている。

 

 

ー今回の展示は順路がまるで迷路のような構造になってるのが、まず印象的だったんですが、あれはどういう経緯でそうなったんですか?

蓮沼昌宏(以下、蓮沼):打ち合わせの時に、わっしー(=鷲尾)からアイデアが出て。

鷲尾友公(以下、鷲尾):「迷路」というか、壁を低く作ったらどうかなって思ったんだよね。空間も広くて壁も良いからそのまま絵を置くのも良いんだけど、もっと低い位置に絵を設置してみてその見え方を実験してみたかったというか。子供がいる生活の中で制作してたっていうのもあるし、最近スタジオで制作してたこっぱ(廃材)に絵を描いてたサイズ感が小さい絵も揃ってたし。絵に対しての壁を考えたときに低い壁はどうかなと思って。

蓮沼:僕も3歳くらいの子どもがいるんですが、子どもにとっては、美術館の展示壁って大人のために作られてるから、そもそも視点が合わない(壁が高い)じゃないですか。

ー迷路の柵は単なる柵ではなくて、(子どもの視点に合わせた)展示壁になってるんですね。

鷲尾:そうそう。とはいえ全てが子供用ってわけではないんだけどね。

蓮沼:今回、展示壁を子ども用と大人用二つ作ることで、大人は大人で楽しめて、子どもは子どもで楽しめるから、棲み分けができて、大人は子連れで来ても自分の時間を楽しめるように、という意図もあります。

鷲尾:最初見た時、どう思った?

 

 

ー最初見たときは、あの柵が子ども用の展示壁だとはわからなかったので、コロナ禍だからこそのソーシャルディスタンス的な意味合いを持たせたのかなって。あとは順路に柵を立てたことで、歩き出したら最後まで行かないといけないし、後ろが詰まってしまうから、1作品だけ見て引き返すってこともできないし、作品を飛ばして先に進むこともしづらいな、と。あえて鑑賞者を不自由にして、強制的に作品を見せようとしてるのかなって思いましたね。

蓮沼:確かに、美術館とかの展示だと、パッと見てパッと次の作品へ進んだりできちゃう。

鷲尾:途中で分かれ道とかも作ってあるから、道筋のパターンは複数あるけどね。平面図で迷路の図面作ってさ、赤鉛筆で子供に試させたのよ。あっ、子供前提になっちゃってるっ!

ー通常の展示壁と、低い位置にも展示があって、迷路を進む中で目線の上にも下にも作品があるのを見つけながら鑑賞するアトラクション感があって、面白いな〜とも思いました。

蓮沼:そういうアトラクション的な展示にも見えるだろうと思って、あまりアトラクション寄りにならないように意識して設営はしたんですよね。そこのバランスは難しかったです。

鷲尾:てか、名古屋市博物館で「ゲーセンミュージアム」ってのやってて、こないだ子どもと一緒に行ったんだけど、すぐ飽きちゃって。ピンボールとかも全部、もともと大人向けに作られてるものだから、当時のゲームの造形には感動したけど(子どもからすると)高いところにあるじゃん。だから全然子どもが触れなくって。夏休みの子ども向けに狙った企画だと思うんだけど、あれは期待外れだったね。

 

 

ー蓮沼さんと鷲尾さんは今回を機に初めて二人で展示を作ることになったと思いますが、お互いにその前から交流はあったんですか?

蓮沼:最初に会ったのは、Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya] がやっているPOTLUCK BUILDINGというアートスペースで。そこのビルを使って行っている「 Studio Project」(=数組のアーティストを毎年招聘し、ビル内にアトリエを設け、短期間滞在制作をさせる企画)に、わっしーが2018年、僕が2019年に招聘されていて。あと、港まちの小学生と壁画を製作する企画があって、前年がわっしーで翌年僕が担当したり、定期的にすれ違っていて。

鷲尾:はっすー(=蓮沼)とは大学でもすれ違いで、授業のある曜日が違うから、全然会わないわけ。

ー近いところにいるのにすれ違ってしまうっていう不思議な縁みたいなものがお二人にはあったんですね。鷲尾さんから見て蓮沼さんはどんな人ですか?

鷲尾:ん〜〜〜……ちょっとおどおどしてて「奇妙な人種」感満載だぞっというか。「 Studio Project」は、2、3ヶ月の間、そのスタジオで過ごすんだけど、はっすーはそこに赤ちゃんも嫁さんも家族ごと連れてきてて。僕も小さい子どもがいるけど、僕は一人でスタジオ行って、早めに家に帰るって感じにしてたんだけど。そこの違いは決定的なものがあった。それが何なのか、ちょっとわかんないんだけど。

蓮沼:家族を展示の搬入に連れていっていいのか、いけないのか、ということについてはかなり考えていますね。僕の場合は、海外の展示とかにも家族ごと行っていて。呼んでくれた側のスタッフが自分の子どもも可愛がってくれたり。普段は、あまり政治的な作品とかは作らないんだけど、そういう現場に、子どもを連れていくっていうことが、自分の中でかなりラディカルな行為だな、と。

 

 

ー今回、お二人ともお子さんがいるっていうことが、この二人展の根幹の部分にあるんですね。

鷲尾:子どもがいる生活がお互いにあるのは、展示に影響してるだろうね。柵の高さを110センチくらいにしてるから、子どもがあの展示空間に入ると、大人の視点からは姿が見えなくなって、消えるのよ。だから、消えてしまうというか、ある程度のサイズ感で分かれるというか。ネガティブな意味ではなくて、なんていうのか、その〜〜……時空を越えて見えなくなるというか。

蓮沼:小沢健二の新曲に「子どもたちを置いて逃げよう」って歌詞があって。お弁当作ったり、洗濯したり、掃除したり、大変だし、もう逃げたい!って気持ちに共感しちゃって。まあその歌詞の続きは「『いや、冗談です』と子どもらをなだめてます」ってなってるんだけど。

鷲尾:なんかそういうちょっと残酷な意味合いも含んでるというか。低い壁は子どもに楽しんでもらうためだけってわけじゃなくて。子どもの視点もあっていいんじゃないかっていうくらいのものかな。

 

 

 

 

ー今回の展示タイトルは「ふへほ展」ってことなんですが、ステートメントを読んでも、どういう意味なのか?全然わからなかったです(笑)。

 

「ふ へ ほ」とは?

は行を分割するなら「はひ・ふへほ」がよい。


「はひふ・へほ」もすてがたいのだが、余韻がなくあじけないので「はひ・ふへほ」に分がある。

三分割ならば「はひ・ふ・へほ」になるだろう。

ほんとうは「は・ひふ・へほ」が好みだが「ひふ」が皮膚を連想させてしまうのだ。

連想させるのがわるいように書いたがそうでもない。

「はひ」は置いておくが「ふへほ」はなんだか素敵な想像をさせる。

(2021・佐藤克久)

 

蓮沼:「ふへほ」ってタイトルは、まさにその、意味があるような、意味なんてないような曖昧なもので。

鷲尾:今回の展示をする際に、僕らに声をかけてくれたのは、サトちゃん(=名古屋造形大学の准教授で作家の佐藤克久さん)で。そもそも、サトちゃんが僕らを非常勤講師として名古屋造形大学に迎えてくれて、それがきっかけで今回の二人展につながってる……ちなみに「ふへほ」っていうタイトルもサトちゃんが考えた言葉で、二人展をやるってなった時にもう決まってたんだよね。 

ー先にタイトルが決まってたんですね。

鷲尾:うんうん。

ーこのタイトルで、二人で何かやってくださいみたいな?

鷲尾:半分強制だったね(笑)。

ーそうなんですね(笑)。二人展ってグループ展とも違うし、個展とも違うし、作家同士の組み合わせの妙が試されるというか。二人展をやるってどういう感覚なんです?

蓮沼:そうですね。例えば、喫茶店の定食って、ご飯とかお味噌汁とかおかずとかがあって、それがグループ展だとすると、二人展ってハンバーガーが二つある、みたいな感じですね。

ー主食が2個ある!って感じですね。

蓮沼:ハンバーガーってパンもお肉も野菜も入ってると思うんですけど、それがなぜか二つある、みたいな。だから、二人展ていろんな作家がやってるけど、なんか不思議な感覚です。

 

 

ーよくある二人展って、作家同士が師弟関係だったり、何らかのもともと関係があったり、キュレーターがこの人とこの人を組み合わせると面白いことが起きるであろうという組み合わせの意図があると思うんですけど、今回のようにたまたま二人でやることになった二人展って珍しいことなんじゃないかなって思いました。

鷲尾:でも、たまたまって訳でもなくて。サトちゃんなりに意図があったと思うんだよね。僕らを大学の講師に誘った段階で。

蓮沼:佐藤さんが僕ら二人を大学側に推薦してくれて大学の非常勤講師になれたんですが、僕ら二人とも先生をやる感じではないっていうか、よく僕らを推薦してくれたな〜って。おそらく佐藤さんは、どこか普通の美術作家とは違うタイプの僕らを面白いって思ってくれてると思う。

鷲尾:僕、最初、講師の話きたとき実は断ったんだけどね。

ー(笑)。え、何でですか?

鷲尾:人前に立って教えるのが無理ってことと、あと……ま〜給料が安い的な(笑)。

ー(笑)。

鷲尾:週に1回の授業だけど、半日使うんだよ。その時間に、自分で絵描いてた方が全然いいすわ〜って断った。でも、やってみたら何か変わるかなって思って引き受けさせてもらったんだけど〜。大学行ったら行ったで、大学生にとっては「新人の先生?この人誰っ?」って感じだし、喋ってくれないし、もうすぐに辞めたくなったね。でもこないだやった個展の時に興味持って手伝ってくれた生徒たちがいて、そうやって自分の領域の中に巻き込んでいこうかなと思って。そしたら、今回も何人か手伝ってくれて楽しかった。

ー大学生くらいの年齢の若い子たちと普段関わることってなかなかないと思うので、そういう意味ではお互いにとっていい刺激になってそうです。

鷲尾:ま〜僕自身大学行った経験もないし、ていうか、受験して落ちた大学なんだよね。

ーそれってすごいことですよね。落ちた大学に先生として呼ばれるって。

鷲尾:そうそう。だから、ちょっと暴れてやろうかな〜みたいなのはよぎったね(笑)。

蓮沼:僕は芸大を出ているけど、大学に適応できちゃった自分が一つ負い目でもあって。大学に入るための受験絵画に適応できてしまった自分が何だが考え方まで均一にされてしまっているようにも感じて。逆に、受験絵画に適応できない方が、そっちの方が真にアーティストで、我が道を行っている感じでかっこいいように思えるし。無い物ねだりだとは思うんですが……。

鷲尾:まさに人生は迷路みたいなもので、常に選択があるわけだよね。まあ、こういう話をしていくと、最終的に落ち着くのはこっち選んでたら、今ここに居ないだろうし、この展示もなかったよねって話。

 

 

鷲尾:もう少し深掘りすると、生活の中でも子供が介入したとたんに物事がデコボコし始めたというか、一つのアイデアをメモするという行為すらもできなかったりとか、今まではすぐ返せてたメールが数日遅れちゃったりとか。制作関係なく子供は特攻してくるからね。会場を作ってく中で作業してても遠回りしてしまうんだよ、迷路があることで。脚立動かすにもめちゃ大変だったしね。そのデコボコな生活を空間に現したとも言える。だから大学に行って生徒と接したりするのは週に一度のリフレッシュな時間だったりもして助かってる。

ー展示を作っていく前段階では佐藤さんも交えてどんな話し合いをしたんですか?

蓮沼:佐藤さんの作品の方向性自体が、抽象的な表現だったり、ミニマムな表現だったり、僕らが作ってるような具体的な表現は佐藤さんはしないんですよね。そういう抽象的な最小限な表現にとどめておくことを良しとしてる佐藤さんのいう「ふへほ」にどこまで寄り添うかは一瞬躊躇したけど、意外と打ち合わせとかするとみんなノリが合って。

鷲尾:サトちゃんとはっすーとどういう展示にするかっていう打ち合わせが大体、夜にやってたんだけど、僕もはっすーも二人とも子どもの世話とかがあるから、夜眠いんだよね。そういう状態で打ち合わせしてて、なぜか話題が人の「生と死」の話になって。

蓮沼:その時僕が話したことは、子どもが成長していく様を見ていると、それだけ時間が流れているってことを体感して、そうすると自分は「死」に向かっていってるんだなって思えて。大人になって毎日を生きていると、自分が死ぬってことを忘れがちというか。子どもを見てると、自分も同じように細胞分裂を繰り返しているはずで、確実に死に近づいているな、と。生と死の境界が曖昧に思えてきて。

鷲尾:そういう話から、展示空間を上と下で区切るイメージが生まれたんだよね。

蓮沼:二項対立で物事は簡単には定められないっていうか。今回の迷路は、そういうものを昇華した形でもある。

ー展示空間を迷路みたいにしようってのが決まって、それぞれの作品をどこにどう配置するかってのはどう決めていったんですか?

蓮沼:それは一度も相談してないですね。

ー感覚的に置いてったってことですか?

鷲尾:そうだね。僕がスタジオに忘れ物を取りに行ってる間に、はっすーが僕の絵を設置してくれてたりもして。戻ると展示されててさ、それを見て「違うな〜」とかはなかったね。「なるほど。この絵は、ここになのね〜」っていう感覚。で、「これが二人展なのか」って受け止めたかな。僕が壁を作って、何となくはっすーがそこに反応してくれるだろうって思ってると、ちゃんと反応してくれてさ。はっすーのこの作品はここにこういう風に展示されたらいいな〜って思いながら壁つくってたら、次見るとその場所にはっすーが穴を開けて展示してる、みたいな。

ー展示会場を見た時、結構不思議な感覚があって、作品の点在してる感が強くて、どれがどっちの作品なのかわからない感覚にも陥ったり。そういう誤認識も含めて、会場全体が二人の一つの大きな作品のようにも感じさせられた、というか。

鷲尾:うんうん。

ー一緒にやってみての感想はどうですか?

蓮沼:まさかこうなるとは思ってなかったって感じですね。わっしーが脈絡なくアイディアがポンポン出してくるから、びっくりして。展示はこうするべきだっていう自分の中でのメソッドみたいなものがあったので、最初は受け止めるべきか否か悩んだりもしましたが、詳しく「どういうこと?」って聞いていくと全部説明してくれて、そこに深く共感させられて。文字通りわっしーが道を作ってくれたって感じで。設営中、険悪な空気になることも一度もなく、充実したタイミングは多かったし、こういう形の二人展ってものがあるんだな〜と。

 


迷路を進んだ先にある別室空間

 

ーそもそもタイトルが抽象的で、定められたゴールも正解もない、というか正解もゴールもたくさんあったからこそ、ぶつかることもなかったのかもしれないですね。

鷲尾:迷路を進んでいくと最後に別部屋の展示室があって一応そこがゴールなんだけど、そこにキャプションを置いた。そのキャプションを手に、また来た道を戻りながら展示をもう一度見てもらって、入り口横に懺悔室みたいな「整いルーム」が作ってあるから、そこで懺悔してもらって、心を浄化してもらって、帰ってもらうていうイメージ。そういう意味で、道筋を辿るなかで鑑賞者の気持ちの変化みたいなものは意識して作ったかな。

鷲尾さんの方は、今回は女の人モチーフの作品が多いなって思ったんですけど、お二人の作品はそれぞれどういう意図で選んだんですか?

鷲尾:最初、サトちゃんはコットンビルで展示した手君シリーズの作品をそのまま持ってくればいいからって言ってくれてたんだけど、手君はなんか「ふへほ」っぽくないな〜って。

ー「ふへほ」っぽくない(笑)。

鷲尾:手君のシリーズは何かもうイメージができあがっちゃってたから。

ー蓮沼さんは今回どういう意図で作品を選んだんです?

蓮沼:わっしーの作品って、強力な磁石みたいな作品だと思っていて。そういう作品じゃない方がいいだろうって思って。パラパラ漫画の作品は、パッと見は何が描いてあるかわからないじゃないですか。そういう意味ではすぐに見つからなくていいかなって思って。

鷲尾:てか、はっすーはすでに「ふへほ」ってるから。

一同:(笑)。

 


蓮沼昌宏による、パラパラ漫画作品

 

蓮沼:「ふへほ」って何だろう?って考えると、風景みたいに抜けの良い部分もあって、磁石のような強い凝縮もある、というか。これが「ふへほ」だ、とは言えないんだけど、これは「ふへほ」じゃないってのは言える。そこは意識して展示作品を決めていきました。

鷲尾:展示のチラシデザインは僕が作って、題字ははっすーに書いてもらったんだけど、打ち合わせ段階でチラシの端に「はひ」って文字を吹き出しで入れておいたら、佐藤先生が「これは「ふへほ」じゃないから無し!」ってはっきり言われたから、消したんだよね。そうか、「はひ」は「ふへほ」じゃないんだって(笑)。

ー(笑)。

鷲尾:そこから自分たちの何が「ふへほ」で何が「ふへほ」じゃないのかっていう選別が始まったのよ。

蓮沼:チラシのデザインを誰か別のデザイナーに頼もうかって話も上がったんだけど、「ふへほ」の共有ができる人がいるかなってなって。

鷲尾:結局、自分たちで作った方がいいかってなったんだよね。

蓮沼:「ふへほ」なのか、「はひふへほ」なのかって他の人にとっては問題でも何でもないんだけど、それを考えることってのが意味があるな〜って思えてきて。ほとんどの人にとっては何のこっちゃって感じだと思うんですけど。

鷲尾:まあそれがいいのかな〜っていうか。展示って難しいよね。今回、大学側からの提案で生まれた企画だから、自由に、好きなようにやってみようよっていうノリはあったかも。個展だったらもっとカッコつけたくなっちゃうっていうか。

ー「ふへほ」とは何なのか?それぞれの「ふへほ」を探すための展示なのかもしれないですね。

 

 

 

]]>
https://liverary-mag.com/feature/92014.html 2021-08-01 05:12:23
antenna 下町のナポレオン「いいちこ」のイメージを決定づけたアートディレクター、河北秀也の展覧会「ミスマッチストーリィ 河北秀也のiichiko DESIGN」が、清須市はるひ美術館にて開催中。
B倍判ポスター(1984年4月)

 

ポスターをはじめとして、雑誌広告やCMなど「いいちこ」(三和酒類株式会社)のプロモーションを長年に渡り手掛けているアートディレクター、河北秀也の仕事を展示する「ミスマッチストーリィ 河北秀也のiichiko DESIGN」が、7月22日より清須市はるひ美術館にて開催中。

みずみずしい風景の中にぽつんと置かれた1本のボトル、短くも心に響く詩の一節のような言葉。駅の構内で、横長の大きなポスターに目を奪われた人も多いのではないだろうか。これらの詩的で美しい広告を生み出し、「いいちこ」をロングセラー商品へと導いてきたのが河北秀也である。本展では、iichiko designを通して、河北秀也のデザイン思考に触れるとともに、ブランディングなど経済的な営みにおけるデザイン的アプローチについても掘り下げていく。

 


B倍判ポスター(2011年6月)※前期展示予定

 


B倍判ポスター(1996年10月)※後期展示予定

]]>
https://liverary-mag.com/art/92065.html 2021-07-31 05:51:41
antenna 『パンケーキを毒見する』 : たたき上げ?権力志向?本当にこの人に任せていいの?日本映画史上初、現役首相を描いたドキュメンタリー映画。

 

『新聞記者』『i-新聞記者ドキュメント-』などを手掛けるスターサンズが満を持して制作した、菅首相の素顔に迫るドキュメンタリー映画『パンケーキを毒見する』が、7月30日からミッドランドスクエアシネマ2で公開。

世界が未曾有のコロナ禍に陥る中、国民の命と激動の時代の舵取りは、この男、菅首相に託された。かつては官房長官時代の「令和おじさん」や首相就任直後の「パンケーキ懇談会」といった印象から、昨今では五輪やコロナ禍への対応などに対する不安視の声もあるが、実のところ何を考えているのか、どういう政治家なのかは意外に知られていない。“もしかしたら我々は実体のない男に日本を預けてしまったのではないか?”。

本作では、現役の政治家や元官僚、ジャーナリスト、そして各界の専門家が、菅義偉という人物について語り尽くす。さらに、これまで表に出てこなかった様な証言や、過去の答弁を徹底検証。だが本作は、いたずらに意義を唱えたり、スキャンダルを暴こうとする政治ドキュメンタリーではない。むしろ観る者は、ブラックユーモアや風刺アニメを愉しみつつ、様々な角度から浮き彫りにされる、菅政権ひいては日本の「変なところ」を考えてもらう、かつてない政治バラエティ映画となっている。

]]>
https://liverary-mag.com/cinema/92003.html 2021-07-30 10:10:38