FEATURE : Assembridge NAGOYA 2016 |アートから見える港まち
【特別付録】
下道基行書き下ろし「言葉の地図」で巡る、Assembridge NAGOYA。
今回のワークショップ終了後、下道さん自らが作った、「Assembridge NAGOYA2016」プレイベント開催中の港まちエリアの「言葉の地図」。いつもならGoogleさんに頼ってしまいがちの道のり。あなたが次、港まちに訪れる際は、この「言葉の地図」を見ながらまちを歩いてみてはいかがだろう。
2016 年3月20日(日)開催
五十嵐太郎×服部浩之×米澤隆 地域美学スタディ
vol.1:批判的地域主義の現在形
時間:15:00 〜 17:00
会場:慶和幼稚園 ホール (名古屋市港区港栄4-4-18)
ゲスト:五十嵐太郎(建築史家 / 東北大学大学院教授)
スピーカー:服部浩之(キュレーター / Assembridge NAGOYA 2016 アート・ディレクター / あいちトリエンナーレ2016キュレーター)、米澤 隆(建築家 / Assembridge NAGOYA 2016 アーキテクト)
80〜90年代に建築史家ケネス・フランプトンが、気候や風土などその地域の特徴を取り入れた現代建築を「批判的地域主義」の建築群として紹介していくトークイベント。現在における批判的地域主義の可能性をテーマに、地域におけるアートや建築のあり方を模索する内容に。「地域美学スタディ」シリーズの初回となる今回は、「あいちトリエンナーレ2013」芸術監督・五十嵐太郎がゲストとして登場。建築、音楽、アート、都市などをキーワードに「批判的地域主義」の現在形を読み解いていく。※「地域美学スタディ」はシリーズとして継続される。
▼こちらのトークイベントへの「言葉の地図」
3月27日(日)まで開催中
「パノラマ庭園 -動的生態系にしるす-」
名古屋港界隈をひとつの“庭”に見立て、作庭するように、アーティストやアート作品がまちのなかに入り込んでいく展覧会が催される。プレイベントでは、秋に開催される「Assembridge NAGOYA2016」で新作の制作・発表を予定しているアーティストの作品展示が行われる。
▼展示会場への「言葉の地図」
<会場ごとの紹介>
“音楽とアート、動き出す風景”をキーワードに掲げる、街×音楽×アートの祭典「Assembridge NAGOYA 2016」。今秋開催の本祭に先駆け、すでに動き出し始めているこのまちの風景。次回、LIVERARYでは、音楽から見える港まちをテーマに取材を予定しています。そちらもお楽しみに。
下道 基行
1978年岡山生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。日本国内の戦争の遺構の現状を調査する「戦争のかたち」、祖父の遺した絵画と記憶を追う「日曜画家」、日本の国境の外側に残された日本の植民/侵略の遺構をさがす「torii」など、展覧会や書籍で発表を続けている。フィールドワークをベースに、生活のなかに埋没して忘却されかけている物語や日常的な物事を、写真やイベント、インタビューなどの手法によって編集することで視覚化する。現在、豊田市美術館にて展示も開催中。http://m-shitamichi.com/
アッセンブリッジ・ナゴヤ
「アッセンブリッジ/Assembridge」とは、「集める」「組み立てる」
2016年9月22日(木・祝)〜10月23日(日)[予定]
2016年秋「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2016」開催
【ART】 9月22日(木・祝)〜10月23日(日)
【MUSIC】 9月22日(木・祝)〜9月25日(日)
会場:名古屋港~築地口エリア一帯
2016年秋に開催する『Assembridge NAGOYA 2016』。世界的に活躍する国内外のクラシック音楽家たちを招き、港まちはこれまでにない規模の音楽に包まれるでしょう。海の見えるガーデンふ頭には、港まちと世界をつなぐキーワード「水」の名を冠した特設ステージ《水の劇場〈ヴァッサービューネ Wasser Bühne〉》を設置し、名古屋フィルハーモニー交響楽団によるオーケストラ特別コンサートなど、祝祭的な野外公演を実施します。現代美術展では『パノラマ庭園』をテーマに、港まち全体を会場に、さらにその規模を拡大しながら、このエリアのリサーチをもとにしたアーティストの新作やプロジェクトなど、さまざまな作品がまちへと入り込んでいきます。この秋、音楽とアートによって世界につながる港まちにご期待ください。