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FEATURE / 特集記事 Mar 10. 2016 UP
【REPORT & INTERVIEW|アッセンブリッジ・ナゴヤ 】
下道基行とともに「見えない風景」を「言葉の地図」で巡る。
他者の視点から眺めることで、鮮やかに一変する景色と感覚。

FEATURE : Assembridge NAGOYA 2016 |アートから見える港まち

 

【特別付録】

下道基行書き下ろし「言葉の地図」で巡る、Assembridge NAGOYA。

 

今回のワークショップ終了後、下道さん自らが作った、「Assembridge NAGOYA2016」プレイベント開催中の港まちエリアの「言葉の地図」。いつもならGoogleさんに頼ってしまいがちの道のり。あなたが次、港まちに訪れる際は、この「言葉の地図」を見ながらまちを歩いてみてはいかがだろう。 

 

2016 320日(日)開催

五十嵐太郎×服部浩之×米澤隆 地域美学スタディ 
vol.1:批判的地域主義の現在形

時間:15:00 〜 17:00
会場:慶和幼稚園 ホール (名古屋市港区港栄4-4-18)
ゲスト:五十嵐太郎(建築史家 / 東北大学大学院教授)
スピーカー:服部浩之(キュレーター / Assembridge NAGOYA 2016 アート・ディレクター / あいちトリエンナーレ2016キュレーター)、米澤 隆(建築家 / Assembridge NAGOYA 2016 アーキテクト)

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80〜90年代に建築史家ケネス・フランプトンが、気候や風土などその地域の特徴を取り入れた現代建築を「批判的地域主義」の建築群として紹介していくトークイベント。現在における批判的地域主義の可能性をテーマに、地域におけるアートや建築のあり方を模索する内容に。「地域美学スタディ」シリーズの初回となる今回は、「あいちトリエンナーレ2013」芸術監督・五十嵐太郎がゲストとして登場。建築、音楽、アート、都市などをキーワードに「批判的地域主義」の現在形を読み解いていく。※「地域美学スタディ」はシリーズとして継続される。

▼こちらのトークイベントへの「言葉の地図」

言葉の地図_トーク用

 


 

3月27日(日)まで開催中

「パノラマ庭園 -動的生態系にしるす-」

名古屋港界隈をひとつの“庭”に見立て、作庭するように、アーティストやアート作品がまちのなかに入り込んでいく展覧会が催される。プレイベントでは、秋に開催される「Assembridge NAGOYA2016」で新作の制作・発表を予定しているアーティストの作品展示が行われる。

会期:2016年2月26日(金)〜 3月27日(日)
休館日:3月13日(日)、3月14日(月)
会場:Minatomachi POTLUCK BUILDING ほか名古屋港エリア内
時間:11:00-19:00(入場は閉館30分前まで)
入場:無料
企画:服部浩之、Minatomachi Art Table, Nagoya [ MAT, Nagoya ]
アーキテクト:米澤 隆
 

▼展示会場への「言葉の地図」

言葉の地図_展示会場用

 

<会場ごとの紹介>

 
港まちポットラックビル
出展作家:城戸保、玉山拓郎
 
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ボタンギャラリー

「リトルビークル」(監修:渡辺英司)
Little Vehicleとは”小さな乗り物”という意味で、本やカード、ドローイングブック、カタログなどを「作品をのせて移動できるもの」としてとらえ、展示するプロジェクト。

参加アーティスト&参加店:
青田真也 / 大塚泰子 / 小粥幸臣 / 小栗沙弥子 / 内藤久嗣 / 中村 航 / 堀田直輝 / 松代章吾 / 丸山ナオト / 溝田尚子 / 渡辺英司
Alistair Peebles / Bon Yasuzi & Mari / Carol Dunbar / coracle ( Simon Cutts & Erica Van Horn ) / Laurie Clark /Neda Firfova / Tamsin Clark / Thomas A Clark / Paul Goede / Richard Bevan / etc.
Booklets:Blinky Palermo / Niele Toroni / Stanley Brouwn / etc.
Book shops:c7c / NADiff aichi / ON READING / etc.



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旧潮寿司

コーヒーのある風景
港まちにある旧寿司屋に少しずつ手を加えながら新たな場所としてひらいていく過程を公開します。期間中、運が良ければL PACKが焙煎するコーヒー「ポートブレンド」が飲めるかもしれません。【L PACK在廊期間: 3月18日(金)〜 27日(日)】
 
出展作家:L PACK 、ヒスロム
 
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旧染物つむぎ糸屋
出展作家:徳重道朗
 
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第3佐野コーポ1階
出展作家:山本聖子
 
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“音楽とアート、動き出す風景”をキーワードに掲げる、街×音楽×アートの祭典Assembridge NAGOYA 2016」今秋開催の本祭に先駆け、すでに動き出し始めているこのまちの風景。次回、LIVERARYでは、音楽から見える港まちをテーマに取材を予定しています。そちらもお楽しみに。

 

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下道 基行
1978年岡山生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。日本国内の戦争の遺構の現状を調査する「戦争のかたち」、祖父の遺した絵画と記憶を追う「日曜画家」、日本の国境の外側に残された日本の植民/侵略の遺構をさがす「torii」など、展覧会や書籍で発表を続けている。フィールドワークをベースに、生活のなかに埋没して忘却されかけている物語や日常的な物事を、写真やイベント、インタビューなどの手法によって編集することで視覚化する。現在、豊田市美術館にて展示も開催中。http://m-shitamichi.com/

 

アッセンブリッジ・ナゴヤ
「アッセンブリッジ/Assembridge」とは、「集める」「組み立てる」などの意味を持つ、アッセンブル/Assembleと、港区エリアの象徴でもある橋=ブリッジBridgeを組み合わせた新しい言葉。「音楽やアートが架け橋となり、まちと人が出会い、つながりが生まれ、新たな文化が育まれていくように」という願いも込められている。www.assembridge.nagoya

 

2016年9月22日(木・祝)〜10月23日(日)[予定]
2016年秋「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2016」開催 
【ART】 9月22日(木・祝)〜10月23日(日)
【MUSIC】 9月22日(木・祝)〜9月25日(日)
会場:名古屋港~築地口エリア一帯

2016年秋に開催する『Assembridge NAGOYA 2016』。世界的に活躍する国内外のクラシック音楽家たちを招き、港まちはこれまでにない規模の音楽に包まれるでしょう。海の見えるガーデンふ頭には、港まちと世界をつなぐキーワード「水」の名を冠した特設ステージ《水の劇場〈ヴァッサービューネ Wasser Bühne〉》を設置し、名古屋フィルハーモニー交響楽団によるオーケストラ特別コンサートなど、祝祭的な野外公演を実施します。現代美術展では『パノラマ庭園』をテーマに、港まち全体を会場に、さらにその規模を拡大しながら、このエリアのリサーチをもとにしたアーティストの新作やプロジェクトなど、さまざまな作品がまちへと入り込んでいきます。この秋、音楽とアートによって世界につながる港まちにご期待ください。

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