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FEATURE / 特集記事 Feb 01. 2014 UP
1週間ぶっ通しライブイベント「7DaysWarrrrrrr」が遂に開幕!これはフェスではない、僕らの7日間戦争だ。

2014.2.2 sun〜2.8 sat | 今池 HuckFinn & HuckFinn Factory

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まさかの第3回目に突入した、7dayswarrrrrrr(以下7dw)。

 

 

毎日、同じ場所で、7日間連続でイベントをやる、というむちゃくちゃとも言えるこの企画が、成り立っている、その理由を探るべく、

 

7dw主催者である、THE ACT WE ACT 五味、killerpass と、

若手チームで現役大学生のMILK 松原、yep 石田、企画担当もしつつ、それぞれのバンドで出演もする4人にインタビューを敢行。

 

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っていうか、案の定、だらだらと話し込んでしまいました…。

これは、もうインタビューというより、もはや「放談」ですが、

じっくり読んでもらって、みなさんもいざ戦闘態勢へ!?

 

 

Interview & Text by Takatoshi Takebe[THISIS(NOT)MAGAZINE , LIVERARY]

Photo by Tomoya Miura

 

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[写真左から石田、松原、五味、林、武部。取材場所は、今年の7dw開催地・今池ハックフィン&ハックフィンファクトリーにて] 

 

 

——じゃあまず、7dwを始めることになったきっかけから教えて下さい。

 

五味:2年前のツイッター上でのやりとりすね。「一週間、毎日連続でイベントとかやったらおもしろいんじゃないか」みたいなやりとりになって。ぼくとTHINK BRIGADEというバンドの田端さんと、あと、killerpass林くんの間で。で、実際、じゃあやってみますか?ってなってそのノリのまま…。当時、伏見の長者町繊維街の中にある呉服屋のそのまた中に、リフレクトスタジオっていうライブイベントもやってOKなスタジオがあって、そこでよくスタジオライブを僕等はしていたんで、そこにお願いしてやらせてもらったってかんじかな〜。最初はほんとそんな軽いノリからスタートしました。

 

——7dayswarっていう名前はそのときから?

 

 

:最初は「自己表現7days」っていう名前でした。あんま今じゃ浸透してないですけど(笑)

 

五味:初回は、田端さんが中心となって動いてくれて。京都在住のフォトグラファーの中野くんの写真展を同時開催したり、そのときも曜日毎に企画担当を変えてっていう今のスタイルと同じやり方してたんすけど、メンバーの中には、今では京都へ進学して、oddeyesやDJ Whatmanとして活動してるしゅうと君がまだそのときは高校生で名古屋にいて、金曜日を担当してくれて。nicfitと世界的なバンドに6eyesの土屋さんのソロと、あと、whatmanっていう名前で自分のバンドで出てたな〜(笑)。

 

 

 

石田:僕も、そのときから、Schoolrefusal(石田君の前やっていたバンド)で初日に出させてもらってます!

 

五味:あ、そうそう!で、火曜日が久野君(VIDEO GIRL)の担当で、そのとき、KUNO IS DEBUっていう彼のバンドのラストライブだったんだけど、石田君がめちゃ気合いはいってて、「フロアでめちゃ暴れたる!」みたいな感じでブチ上がってたんだけど、そんときテンション上がった久野君が観客にドラムのシンバルを投げたんだっけ?

 

石田:じゃなくて、使ってないタムですね。そしたらその放り投げたタムが僕の頭に直撃して…頭パカーン!て割れて…。

 

五味:で、もうライブがはじまってすぐさま石田君が意気消沈してて。ライブ始まる前まではあんなに「俺、今日、くっそ暴れたる!!」とか意気込んでたのに。1曲目のはじまりくらいで石田君が頭抑えながらぐったりしてて、「え!?」ってなって(笑)。

 

石田:1曲目の始まり、っていうか、ほんともうイントロのギターくらいで、頭カチ割れることになるとは思わなかったっす!

 

五味:あとBlueRayDanceの榊原さんの企画で、たしかClimbTheMindの山内さんが出る予定だったのに体調不良で出れなくなっちゃって、僕ら(THEACTWEACT)がたまたまその日、スタジオ入れてたので、そのまま代打でライブする、なんてこともありましたね。それがもう2年前のこと。そのときは場所もほんとスタジオだったし、キャパも30人くらいの場所で、規模的にも、メンツ的にも、今よりもっと身近なひとたちでまわしてたって感じですね。

 

 

——石田君の流血事件などもありつつの第1回目につづいて、去年の第2回目が2012年の12月に開催された東山公園駅直結のスタジオ「246」編。2回目にしてもう少し広がった感はあった?

 

五味:そうっすね〜。去年から武部君が協力してくれて、フライヤーとかスタンプラリーとかやってくれたのは大きかったかな、と思っています。

 

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 [2012年12月2日〜8日まで行われた、7dw第二回目のフライヤー]

 

——あと、このときからMILKも参加するんだけど、松原君からしたらどんな気持ちだったんすか?一応、バンドやってる年上のひとたちに誘われるって…。

 

松原:初回のリフレクトスタジオの7dwは遊びにはいけてなかったんですけど、どんなイベントかは知ってたし、MILKのメンバーは現場に行ってたので、その第2回をやるっていう話で、企画者として入らせてもらえたってのは正直うれしかったですね。

 

 

 

五味:そうだな〜やっぱり、一回目に比べて企画性というかバラエティ豊かになったかな~、東さん(今回の7dwの1日目の企画を担当)や、ミキティー(前回の7dwでアイドルイベントを企画)、それに、武部君も企画担当に加わってもらって、やっぱりバンド以外の人たちが入ってきたことで、もうちょっと幅が広がった。パンク/ハードコアだけでくくっちゃうと出るバンドも限られてしまうのもあるし、そういう意味で企画全体がまた違った方向性を持って、おもしろくなっていったんじゃないかな〜と思いますね。

 

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——僕は、第2回目の7dwから関わらせてもらって、初日にトークイベントをやらせてもらったんだけど、登壇者に7dwの主催の五味君、6EYESの土屋さん、ちょうど246の向かいに店を構える書店ON READINGの黒田さん、名古屋のカルチャーフリーマガジンSCHOPをやっていた上原さん、あとフライヤーには載せたけど来なかった香織くん(笑)含め、かなりおもしろいメンツでのトークショウになったと思ってて。

 

五味:たしかマイクがなくて、全然、聞こえなかったっていう(笑)

 

——そうだったっけ(笑)。

 

石田:けっこうあの日は、人でごった返してましたよね!客で来てた人がその場で発言したりして、クロストークになってて、盛り上がってた印象があります!

 

五味:お客さんが発言しだす最初の突破口になったのは、ブラックドーナッツさんだよね!あれは笑った。

 

——そうそう「俺にも喋らせろ」みたいな…。そこからトークショウっていうか議会みたいなかんじになっていって(笑)。でも、あのときの議題が「名古屋っておもしろいの?」っていう。そのトークした結果が、今、僕が注力してるLIVERARYというウェブメディアをつくることにつながったから。

 

石田:ふえ〜!そうなんすね。

 

五味たしかあのトークの〆の言葉で、「じゃあ、そういうメディアをつくりますっ」て宣言してたからね。それを形にしたって言うのはすごいな〜って思いますよ。

 

松原:でも、こないだてんしんくんさんとtwitter上でbeefかましてましたよね

 

五味:beef勃発!

 

(一同爆笑)

 

——で、え〜っと、まあ、話を少し戻して、結局、7dwってみんなにとって何なのか?っていうのを聞いてみたいんですけど。

 

五味:最初やった時の印象は、もう大学の学園祭みたいだな~って思って。仲のいいやつらと集まって、ライブで騒いで、お酒のんで、っていうのが毎日、続くってこと、社会人になったらほぼないわけで。なんかこういう経験ができるって事自体が楽しいな~って思えたから、だから、さっき武部くんがいってたような「名古屋のシーンがどうなのか?」とかそういうの関係なくてね。ただ単純にそんな1週間が一年に一回くらいあってもいいんじゃないかなってくらいで。

 

:ま、僕は〜もうほんと、五味くんと酒、飲めればそれでいいかなって。

 

松原石田:くぅぅぅぅ〜(^3^)

 

五味:(笑)

 

:ま、なんかミーティングだろうが、なんでもいいんすけど、その酒を飲む為の目的と理由がほしかった、っていうだけなのかもしれないっすね。

 

——初回に比べると、やっぱり企画者も入れ換わったのもあると思うんだけど、各曜日ごとの企画性が強くなったというか、よりコンセプトみたいなものが明確になっていったように感じるんだけど。主催である、五味くんや林くんの周りの人たちに企画や出演を頼んでっていうやり方で7dwは成り立っていると思うんだけど、だとしたら、自分たちの周りでおもしろいことやってる人たちが集まってるわけで、ある種、7dwが<名古屋界隈のインディシーンの今>を切り取ったみたいに見えるんじゃないかな〜って思ったり。

 

五味:いやそこまでは考えてないかな。あくまで友達周りでやるってうのは大事な要素だと思ってたりするけど、ハードコアとかパンクとかだけじゃなくてもっと広いジャンルのイベントになっていった、という意味では、やっぱり自分もいろんなタイプの音楽が好きだし、そういう異ジャンルのライブイベントにも行くしさ、だから、7dwで名古屋シーンみたいなのを切り取って世の中にプレゼンしてやろう!みたいな、そんな大それたことはする気はないっすね。

 

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——今回、第3回目にして、過去2回がスタジオライブ形式だったのに、何故にライブハウスであるハックフィンでやるっていうことに?

 

五味:いや〜これも実は、飲みの席で、ハックフィンのスタッフのはみさんに「ハックで7dwとかやったらどうすかね〜?」とかって言ったら、思いのほか、乗り気になってくれたので、じゃあやってみようかって感じで…最初、やっぱりライブハウスでやるってなると、それなりにハコ代とかもかかってきちゃうからっていう理由で賛否分かれましたね。

 

——なるほど。でもたしかになかなか1週間まるっとひとつのイベントに任せるっていう信頼で話にのってくれるところってないかもね。そういう意味でも、ハックでやるからには!っていう責任もあると思うんですが、林君はどうすか?

 

:まあ、今回、今までと違ってスタジオではないので、さっき五味君が言ったようにそれなりに会場費とかもかかってきてしまうわけなんで…でも、そういう収支のことばっかに囚われてあんま思いきったことできないのもつまんないすからね。

 

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五味:僕はまあぶっちゃけ、例えば今回から参加してくれてる、龍宮ナイト(のオーガナイザー)のわかめさんとか、まあ、武部君とか、そういうイベンター的な立ち位置ってほんとはやりたくないっていうのもある。純粋に自分の音楽を追求することに集中したいって思ったりもする。けど、やっぱこう何年もバンドやってくるなかで、いろんな人とのつながりとかもできて、その中でこういうイベントも自然な流れでやることになったっていうのは全然、嫌じゃない。悩みも多いけど(笑)。

 

:やっぱ、ひとそれぞれに特徴があって、7dwはチームでやってるからそれがほんとにおもしろさのひとつで、魅力だと個人的には思ってます。武部さんとかは例えば、宣伝とか人を巻き込んだりしていく力みたいな、ごみくんだったらこうみんなを束ねて引っ張っていく力だったり、なんかそういうのがうまく組み合わさって最終的にいい結果に結びついたらいいな〜って。

 

五味:それでいうと林君の持ち味はなんなの?

 

:僕はまあ、みんなを和ませるっていう…それくらいっすかね(笑)

 

——じゃあまあ、そんな7dw企画メンバーもいい感じに、個性豊かなメンツが集まってるというお話でしたが、今回の7dwの各曜日の企画内容も濃厚なラインナップとなってるんで、ひとつひとつ紹介していってもらいたいと思います。では初日から…

 

<ようやく。次からが本題、今年の7dwの見所紹介です>

 

 



五味秀明/
豊田市在住。29歳。10代の頃から続けているバンド「THE ACT WE ACT」のボーカル。昨年は、Split7inchを新潟のレーベルからリリースしたり、海水浴場で撮影したMVがTwitter上で100リツイートを越えるという事件が。
7dayswarrrrrrrのまとめ役。

林隆司/
名古屋市在住。27歳。ex.「SIKASIKA」。自身がベース/ボーカルを務めるメロディックパンクバンド「killerpass」は、昨年、7inchをリリース。インタビュー本文中でも出てくる、リフレクトスタジオによく出入りしていたバンドでのカセットテープコンピも制作(好評につき品切れ中)。7dwのサブリーダー的なポジション。月曜日を企画担当。

石田暉/
20歳。大学生2年生。「SchoolRefusal」解散後、新バンド「yep」を始動。2013年の夏は、"企画系男子"と呼ばれる程に名物企画を連発・連打していた。「MILK」とめちゃくちゃ仲がよく、いつも一緒にいる松原君と今回、7dwの水曜日を企画担当。

松原正成/
22歳。大学生(今年卒業)。「MILK」のボーカル。YOUR SONG IS GOOD、cero、ECDといった東京の大物ミュージシャンたちをも虜にする圧倒的に楽しいライブアクトで、インディシーンに一大MILKブームを巻き起こした。今年の初春、SummerOfFanから初の流通音源を7inchでリリース予定。
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