今春8年ぶりのオリジナルアルバム「async」を発表し、活動期間40年を迎えてなお多くの作品を生み出し続ける坂本龍一の初の劇場版ドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』が11月4日（土）よりセンチュリーシネマにて公開される。

2012年から5年の長期間に渡る密着取材によって実現した本作は、充実したアーカイブ素材、初公開のプライベート映像、本人が語る貴重な過去のエピソードをはじめ、震災以降の音楽表現の変化や、2014年に患った中咽頭ガンとの一年近くに及ぶ闘病生活など、坂本自身が「全てさらけだした」と語る濃密な映像記録で構成される。坂本龍一の過去と現在を追いかけながら、新たな楽曲が誕生するまでの音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー作品である。

さらに公開に先駆け、同館では11月3日(金)に本作と、ニューヨークで行われたライブの模様を収録した、来年１月に公開予定の『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』の二作品の先行プレミア上映が開催される。『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』では、世界でたった200人しか目撃できなかった幻のライブの全貌を劇場の5.1chサラウンドで体感することができる。