熱狂的なファンに愛されてきた、あの「マホウのスープ」が、場所と装いを新たに岐阜市内で「NOT CURRY」として、2015年1月9日にオープン。前店の味を知っている人たちを中心に、またたく間に噂が広がり、オープン直後からたくさんのお客さんで賑わっている。

聞けば、語り継がれるあの名店で修行をして受け継いだ味とのこと。

他に表現する料理名がないために、”スープカレー”と呼んでいるが、厳密に言えば、カレーでもスープカレーでもない、ここにしかない美味しさ。

大通りから1本中に入った場所にあるのは、「もともと目立った好条件の場所に店を出すつもりは無くて、＜この店が目的地＞という場所にしたかったから」とオーナーは語る。

感度の高い層から支持されそうな空間とは裏腹に、スタッフの接客は、あたたかくて心地よい。どうやら、NOT CURRYの魅力は、どこにもない味と空間だけではないようだ。

店内内装、什器やテーブルのすべてがオリジナルメイドなのだそう。設計士や工務店、デザイナー、ペインター、カメラマンなど幅広い人脈を持つオーナーとたくさんの仲間たちでつくりあげた空間は、単なる「スタイリッシュなカレー店」とは括れない、温もりを感じさせる。

「師匠から受け継いだこの味を気に入って、わざわざ来てくれるお客さんを大切にできる環境にしたかったんです」

そんなオーナーの思いも受け、たくさんのこだわりが詰まった「NOT CURRY」。カレーだけでなく、空間も、ここに集まる人の雰囲気も含め、ぜひ堪能してほしい。