豊田市ととよた市民アートプロジェクト推進協議会が昨年スタートさせた新たなアートプロジェクト「Recasting Club」。その第二弾企画として、現在は営業を終えた旧・波満屋旅館をアートセンターとして利活用していくための第一歩となるイベントが、3月4日（日）に開催される。イベントタイトルは「The First Supper 最初の晩餐」。入場は無料（※一部ワークショップ・晩餐会は有料）。

この旧・旅館が今回の晩餐会を皮切りに「とよた大衆芸術センター／Toyota Popular Art Center [TPAC（ティーパック）]」としてリキャスティングされていく。

「Recasting Club」は、現在は役割を失った場所に新たな役割をキャスティングし、再活用していく参加型のアートプロジェクト。市民を中心としたプロジェクト運営メンバーが多数参加しているのも特徴的だ（メンバーは随時募集中）。

前回は「On Stage! On High School」と題し、廃校（旧・豊田東高校）を舞台に校舎内の探索ツアーや、プールでの群読劇、武道場を使ったライブ、WSなどが行われた。

廃校のプールを利活用した群読劇の様子。プールサイドが客席、ステージはプール底面、というアイデアも興味深いものに。（「On Stage! On High School」より）撮影：三浦知也

今回の「The First Supper 最初の晩餐」では、日中はさまざまな食や身体をテーマとしたワークショップが開催され、夜の晩餐会で客室やロビーなど館内各所を繋ぐテーブルにて各WSの発表がディナーショー形式で行われるという（晩餐会の参加は定員あり）。

前回も多くの来場者で賑わった「Recasting Club」主催イベント。その模様はオフィシャルサイト上でも近日公開される予定なのでサイトの本OPENをお楽しみに！（現在はティザーサイトのみ公開となっている）