2024.11.03.Sun | 瀬戸文化センター(愛知|瀬戸)
撮影:Julieta Cervantes
2024年11月3日(日・祝)にアーティスト・ASUNAによる公演が、国際芸術祭「あいち」地域展開事業「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」の関連プログラムのひとつとして開催される。
ASUNAは、国内外で様々な手法で音楽表現を続けてきたアーティスト。米国/ニューヨークの現代音楽の名門・BAM (ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招へいによる単独公演をソールドアウトさせ、これまで世界 25 カ国以上の音楽祭や芸術祭で披露されてきた。その代表作「100 Keyboards」が昨年末の石川、京都公演に続き、愛知・瀬戸市で上演となる。
放射状に配列される様々な種類の小型キーボードは見た目の楽しさに限らず、音色や性能においても独自の存在を定義するほどの特徴を持っているものばかり。オモチャ製であるがゆえの音響に着目し、干渉音やモアレといった物理現象と、電池駆動による電圧変化とその音程の推移など、科学的な側面からアプローチするというユニークな視点を用いた作曲によって、演奏される空間ごとに立ち現れる不思議な音響現象をぜひ体験してみてほしい。
チケット発売は9月9日(月)10:00〜となっている。確実に参加されたい方はお早めに!
2024年11月3日(日・祝)
サウンドパフォーマンス
「100 Keyboards-Moire Resonance by Interference Frequency-」
時間:15:30開場/17:30開演(公演時間:約90分)
※開演前と終演後にアーティストトークを行います。
会場:瀬戸市文化センター 文化交流館 3階 31会議室
出演:ASUNA
定員:100名
料金:1,000円 ※18歳以下は無料(要申込)
チケット発売日:Peatix 2024年9月9日(月)10:00
ASUNA(アスナ)
語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。
代表作に「organ」の語源からその原義である「機関・器官」としてオルガンを省みた『Each Organ』(2002)、本の語源としてのブナの木を元に情報の記録・運搬について扱った作品『Epidermis of Beech』(2012)などがある。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品『100 Keyboards』(2013)で、「メルボルン国際芸術祭」(2018)、「シンガポール国際芸術祭」(2019)、「ベルファスト国際芸術祭」(2019)、さらに2021年には米国/ニューヨークの現代音楽の名門・BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招待を受け全公演ソールドアウトとなる単独公演を成功させるなど、海外のアート・フェスティバルや実験音楽祭から多数の招待を受け、25カ国以上で展示/パフォーマンスを行う。
並行した音楽制作では、10代の頃から東京の実験音楽/即興/音響シーンに関わり、様々なアコースティック楽器やPCベースによる作曲作品から即興演奏まで行いつつ、無数のオモチャ楽器と電子音楽によるパフォーマンス『100 Toys』を中心とし、録音作品では毎回多岐に渡るコンセプトながらも一貫した作品制作を行い、海外のレーベルを中心にCDやレコードも多く出版している。現在は新作となる『Falling Sweets / Afternoon Membranophone』でも海外ツアーを行っている。
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