2026.09.19.Sat - 09.28.Mon | 新町ビル(岐阜 | 多治見)

9月19日(土)から9月28日(月)まで、岐阜・多治見の新町ビルにて、伊藤潤による個展「BETWEEN CONTINUITIES」が開催される。
この場所では2回目、2年ぶりの開催となり、今回は新作の油彩画を発表。これまでの分割構成の表現ではなく、同じ風景を2枚描くことで日々の繰り返しの時間を表現した。
また、新町ビル4階のZUNO GALLERYでは本展のサテライト会場として、旧作を中心に展開。
<以下、作家ステートメントより>
「視る」という行為には、視線の移動や認識に至るまでの「時間」が伴います。私はこれまで、「視る」という行為を、モチーフを分割/連続させる構成によって絵画へ置き換えることを試み、「時間」をどのように知覚させられるのか探ってきました。
近年モチーフとしてきたものは、父親や飼い犬の遺骨、蒐集した古物や漂流物、使い終わった絵具、割れた瓶、娘が使わなくなった玩具や靴など。どれも探し求めたものではなく、日常の中からふと「描きたい」と感じた衝動に従って描いてきたものです。そして制作を重ねる中で、それらには「役目を終えながら、なお在り続けるもの」という共通点があることに後から気づきました。
新たに描いたのは、娘が卒園した保育園の靴箱です。見られなくなることが寂しい、思い出として残そう、そういう理由ではなく、送り迎えのたびに何気なく目にしていた当たり前の風景が、ある日を境になくなる。
そのことを実感したとき、この風景も描きたいと思いました。
これまでと同じように分割を用いることを前提に描き始めましたが、分割で構成することなく同じ風景を二枚描くという方法を選びました。視線を動かしながら「視る」時間ではなく、送り迎えのたびに繰り返し何気なく「視る」時間のあり方に、こちらの方法がより近いと感じたからです。
その後、静物をモチーフにした作品では、再び分割を用いるもの、そこから視点の移動へ展開するものも描きました。「分割」は今も制作の前提としてあります。
本展は、分割という方法から離れる試みではありません。モチーフが変わっても、問いは変わりません。
時間をどのように知覚し、どのように絵画へ置き換えることができるのか。その問いに対する方法は、モチーフとの対話の中で、今も探り続けています。

2026年9月19日(土)〜28日(月)
BETWEEN CONTINUITIES
会場 : 新町ビル1階・4階
時間 :12:00~18:00
休館日 : 水曜
料金:入場無料
詳細:https://www.instagram.com/shinmachi_bldg/
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