名古屋を拠点に活動するアート・ブリッジ・シティズ主催の企画展示「UTOPIA IN THE CLOUD」が、2月26日（金）～3月14日（月） まで、名古屋テレビ塔・スカイデッキにて開催される。

名古屋と親交の深いフランスの都市のひとつであり、名古屋市とともにユネスコ認定のデザイン都市と認定されているサンテティエンヌ。同展示は、名古屋を拠点に活動するアート・ブリッジ・シティズが主導となり、サンテティエンヌのデザインセンターであるシテ・ドゥ・デザインの協力のもと実現した。2015年夏、サンテティエンヌの芸術大学に通う学生を対象に“ユートピア”をテーマにし、名古屋テレビ塔での展示企画のコンペティションを実施。審査員から最も高い評価を受けたのが、21歳のロリアンヌ・カッラと22歳のロリ・バイヤン・エルカイムの若きデュオの作品「ア・ポルテ・ドゥ・スーフル／呼吸のとどくところ」だ。

このコンペティションで選ばれた2人の作品が、日本で一番古く、名古屋のシンボルであるテレビ塔に命を吹き込んでいく。同展示では、テレビ塔のスカイデッキを舞台に、雲に包まれ、創造的かつ、のんびりできる“ユートピア”を創り出した。ゆっくりと穏やかなリズムで、ふくらんだり、しぼんだりと、それはまるで息をしているかのようだ。

フランスの若きアーティストの才能が光る空間をぜひ体感してもらいたい。