さまざまな広告写真を手がけてきた写真家・ 鈴木陽介による写真展「むし」が3月17日（金）より、フォトスタジオSTUDIOWORKが運営するLightsGalleryにて開催される。本展は「むし」たちの姿と周辺を撮影した作品群で構成。『それぞれが何かを想う力強い願いみたいなものを誰かと共感できたら』という思いで制作されている。

また、3月18日（土）、19日（日）の2日間は鈴木陽介がこれまでも不定期で開催してきた「エルツ写真館」もギャラリー内に登場する。まるで肖像画のような真面目な自分のポートレート写真を鈴木氏本人に撮影してもらうことができる貴重な機会だ。自分のために、自分の子孫のために今の自分を家族を記念に記録してみてはいかがだろう。

（エルツ写真館  過去の写真はこちら）

「むし」

  昆虫の力強さに気持ち悪さを感じる。
また子供の頃はアリの大群をみると踏みつけたくなった。それらはどうしてだろう。
対象物の生命力を強く感じたとき、人はそれを恐れたり壊したくなったりするのではないか。
人間自身も「読書のむし」「仕事のむし」と1つの方向へ向かって熱中する様を「むし」というようだ。
その姿は一見すると浅ましいようにみえるが、その先にある生きる力、
「生きるむし」の姿は時として静かで力強く美しい。

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