誰もが知る名作『ごんぎつね』の作者・新見南吉の愛知県半田市の記念文学館・新見南吉記念館にて11月13日（土）、11月20日（土）にごんぎつねにフューチャーしたイベントが開催される。

記念館の隣に位置する『ごんぎつね』の舞台ともなった里山を童話の森と名付け、「物語が生まれる森。童話の森で、会いましょう。」をコンセプトに里山の整備や、森の気持よさを体感できる空間づくりを目指しているプロジェクト「童話の森で。」。新見南吉童話の世界観をより感じてもらうため、11月13日（土）には朗読と三味線のユニット・二十六夜の朗読会による新見作品の朗読会、11月20日（土）には『ごんぎつね』を新しい解釈で描き出した映画『ごん GON, THE LITTLE FOX』の野外上映会を実施する。チケット購入はこちらから。

『ごん GON, THE LITTLE FOX』は全篇ストップモーションで描かれ、今回の制作にあたりオリジナルのストーリーも追加。多くの受賞歴をもつ『ノーマン･ザ・スノーマン』『眠れない夜の月』等のスタッフが結集し、人形と美術制作に１年、撮影に10ヶ月を要した繊細なアニメーションは必見だ。また、もう一人の主役である兵十の声優には『千と千尋の神隠し』のハク役で知られる入野自由が迎えられ、そのキャスティングにも注目が集まっている。

新見作品に描かれた原風景を、ぜひこの機会に体感してみてはいかがだろう。