〈名古屋発の映画を作りたい！〉という思いで集ったクリエイターたちが、“SFモチーフの出ないSF映画製作”に挑み、2020年秋に映画『NEW RELIGION』を撮影。ポストプロダクションから映画祭出品、公開までこぎつけるためのクラウドファンディングを3月19日より開始した。

本作には、名古屋在住／拠点のミュージシャンやコンテンポラリーダンサーらが出演。

主演には、モデル/女優として活躍する、瀬戸かほ。その他にも気鋭の音楽ユニット・BBBBBBBの首謀者・西園寺流星群や、ブランキージェットシティのドラマーとして知られる中村達也の長女でもあり自身でもバンド/DJ、タトゥーアーティストとしても活躍するナカムラルビィ、サカナクションやSMAPの振付師として有名な舞踏家 ・浅井信好など個性的なキャストが顔を連ねている。

3月20日（土）18:30〜には、YouTubeにてクラウドファンディング開始直前記念オンラインイベントも開催。zzkkzzkk、E.O.U、NOISECONCRETE x 3CHI5出演のLIVE配信も行われるほか、クラファンの特典内容や撮影の裏話などについてのトークも予定されている。

＜以下、ストーリー＞

一人娘を事故で亡くした雅。彼女は事故を契機に離婚し、いまは新しい恋人と同棲中。デリヘル嬢となって日々を暮らしている。ある日、雅は、彼女の背骨の写真を撮らせてほしいと頼む奇妙な客と出会う。男の言うがまま、写真を撮らせる雅だったが、彼は次に足の写真を要求する。以来、男は雅の写真を撮るようになる。
そしてある日、雅が自宅にいると、小さな手が足を撫でる感覚に襲われる。雅はそれが死んだ娘であると直感するのだった。ひとつの器官を撮影されるたびにその部位が娘の霊を知覚できるようになると気づく雅。最後に残された部位は、彼女の目だった。個人の喪失の物語はやがて社会の崩壊へと連なっていく。