名古屋市東区の大冷工業本社ビル屋上を会場に、”新たな文化が生まれる庭を都市のスキマにつくること”を目的としたイベント・ODORIBAが、10月28日（土）に開催される。

ODORIBAは、名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭 DOORS」から派生した新イベントだ。コンセプトは、「都市を、耕す。あいだで、遊ぶ。」。かつて創造の拠点であった「庭」を都市のスキマにつくり、新しい世代の文化・カルチャーを創造する場づくりを目指していく。

イベントは、「PERFORMANCE」、「MARKET」、「SCHOOL」の3つの要素で構成。

音と舞を愉しむ「PERFORMANCE」では、名古屋の歴史が紡いできた伝統芸能の一つ「狂言」と、現代社会の賑わいを生み出す現代音楽のパフォーマンスを体験できる。ambient designsによって空間設計された舞台で、青空狂言やKatie Fordによるライブ、GOLD EXPERIENCEのAKIRA、NOIRIによるDJが開催。

ユニークな出店で会場を盛り上げる「MARKET」では、野良茶、野良バー、市庭の3種類の楽しみ方ができる。お茶と和菓子を楽しむ「野良茶」には、A Drop. Kuramae、Cafe Irodoriの2店が東京から出店。食事とお酒に舌鼓を打つ「野良バー」には、創作フレンチのお店・DRUM、カレー店・Bar Ka na taが出店する。また、「市庭（いちば）」では、文化は「市庭」から生まれる…といういわれをテーマに、2つの出店で文化の興りを表現。三重県で農業に挑戦しているAINA FARM、名古屋内外で展開する架空の本屋・美鶴堂が出店する。

“都市を耕す人”による学び場「ODORIBA SCHOOL」では、まちを耕すヒントを見つけることを目的にクロストークを開催。東京・高円寺で人気を博す銭湯・小杉湯の代表・平松佑介、空き家再生活動を行う、LOOK BOOKの小田井孝夫、小田井康子が登壇する。

様々な出店やイベントが目白押しのODORIBA。ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。