12月3日（日）、栄・spazio ritaにて、ドイツ・ライプツィヒが誇る鬼才・Kassem Mosseの来日名古屋公演が開催される。

Kassem Mosseはその活動初期、2006 年のクィア・コレクティブレーベル「Mikrodisko」からのデビューで静かに衝撃を広め、彼の埃っぽく、曇り、霧のかかった作品でその奇妙なシーンを驚かせた。3枚の絶賛されたフルレングスのソロアルバム (Workshop 19（2014）、Disclosure（2016）、Chilazon Gaiden (2017)) の後、彼は自分のスタイルを剥き出しにして核となる部分を露出させることで進化を遂げ、同時に温みと共に自由に漂うジャズと前衛的な要素を抽出することに成功。以降、自身のレーベル「Ominira」を運営する傍ら、「Workshop」、「Honest Jon’s」、「The Trilogy Tapes」などのレーベルとの関わりも多岐に渡る。モッセの最新のコラボレーションは、”Zigtrax”（with Tapes and Mix Mup）、FIT+KM project（with Fit Siegel）である。また MM/KM（with Mix Mup）とDillon Wendel（with Beatrice Dillon）といった実験的デュオの一員でもある。

多彩な才能を持つKassem Mosseのライブはもちろん、主催のabentisほか名古屋ローカルDJ＆LIVE陣にも期待したい。