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「パンク」という切り口から現代社会の生き方を知る。港まちポットラックビルにて「Punk! The Revolution of Everyday Life」展開催。川上幸之介、TURTLE ISLAND・永山愛樹らによるトークも。

2022.08.26.Fri - 11.12.Sat | 港まちポットラックビル(愛知|港区)

 

8月26日(金)〜11月12日(土)までの間、港まちポットラックビルにて港まちづくり協議会がPUNK(パンク)をテーマとした展覧会「Punk! The Revolution of Everyday Life」を開催する。 

パンク」と聞くと、派手なファッションや反社会的な歌詞を歌う音楽など、過激なカルチャーとしてのイメージを抱く人が多いかもしれない。しかしこの系譜を辿ると、「相互扶助」「積極的自由」「自主管理」「D.I.Y(Do It Yourself=自分のことは自分でやる)」など、自主性や他者への思いやりが根底にあり、現代社会にも必要な精神性を重んじている文化である。

本展覧会では、諸問題を抱える現代の日常生活に対して、パンクが音楽を通して社会に与える影響について振り返り、日常生活のヒントになることがテーマとなる。パンクの思想に影響を与えたオーストリアの作家/ジャーナリストのカール・クラウスなどの人物や1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動思想のダダイスム、さらにはパンクロックが誕生した1970年代以降、その影響を受けて派生したミャンマーパンクなど現代のムーブメントについても紹介され、パンク誕生の歴史から現代のムーブメントまで、その系譜について知ることができるだろう。

また、本展企画者であり倉敷芸術科学大学准教授の川上幸之介や、豊田市を拠点としたフェス「橋の下世界音楽祭」を主催するTURTLE ISLAND永山愛樹などによる全4回のトークシリーズ「希求される共同性」も予定されている。

パンク・カルチャーに興味がある方もそうでない方もぜひ行ってみてほしい。

イベント情報

2022年8月26日(金)〜11月12日(土)
Punk! The Revolution of Everyday Life
会場:港まちポットラックビル 3F:Exhibition Space
時間:11:00〜9:00(入場は閉館30分前まで)*日・月・祝日は休み
料金:入場無料

トークシリーズ「希求される共同性」
入場:無料
定員:各回30名(予約不要)

8月26日(金)19:00〜20:30
vol.01「キュレーターズトーク」
川上 幸之介

8月27日(土)19:00〜20:30
vol.02「アジアのカウンターカルチャー、暴力と抵抗」
居原田 遥

10月7日(金)19:00〜20:30
vol.03「Queer as Punk」
菅野 優香

10月8日(土)17:00〜18:30
vol.04「世界に抗う音楽とその実践-橋の下世界音楽祭と農業から」
永山 愛樹

キュレーション:川上幸之介
企画:Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
主催:港まちづくり協議会協賛:モトヤユナイテッド株式会社

問い合わせ:港まちづくり協議会
名古屋市港区名港1-19-23 Minatomachi POTLUCK BUILDING (担当:小田)
Tel: 052-654-8911
E-mail:info@minnatomachi.jp
https://www.mat-nagoya.jp/exhibition/9494.html

出演者プロフィール

川上 幸之介
倉敷芸術科学大学准教授/EEEプロジェクト主催/本展企画者
主なキュレーションに「1923」「The Third Entity」「ラディカルデモクラシー」「Punk! The Revolution
of Everyday Life」「Bedtime for Democracy」「Reinventing the “F” word: feminism!」ほか。教育プ
ロジェクトでは、ジョン・バルデッサリ、イム・ミヌク、アントン・ヴィドクル、ホー・ルイ・アン、ジェ
レミー・デラー、ナイーム・モハイエメンなどと協働。

居原田 遥
インディペンデントキュレーター
1991年沖縄県生まれ。東京藝術大学大学院博士後期課程在籍。
沖縄をはじめ、東アジア、東南アジアのアート・アクティビズムを研究・調査しながら、同地域の政治的・
社会的な実態を表現するドキュメンタリー映画、アート、音楽などのイベント・展覧会・プロジェクトに取
り組むキュレーターとしても活動。主な企画に、ドキュメンタリー映画『CONSTELLATION』(中森圭二郎
監督)企画・制作(2016年)、「美しければ美しいほど」企画キュレーター(原爆の図 丸木美術館、埼玉、
2018年)、「琉球の横顔-描かれた「私」からの出発」(沖縄県立美術館・博物館、2021)企画協力、「
Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」(東京芸術大学大学美術館陳列館、2022年
)企画キュレーターなど。

菅野 優香
同志社大学教員
専門分野は、映画・視覚文化研究、クィア・スタディーズ。映像におけるジェンダーやセクシュアリティ、
人種の問題に関心を寄せ、クィア・シネマやLGBTQ映画祭をテーマに、映像とアクティビズム、コミュニテ
ィの生成などの問題に取り組む。編著『クィア・シネマ・スタディーズ』晃洋書房(2021年)、共著に『ク
ィア・スタディーズをひらく』晃洋書房 (2020年)、The Japanese Cinema Book, BFI/Bloomsbury(
2020年)など。

永山 愛樹
1976年愛知県豊田市生まれ。
中1頃からパンクバンドを始める。99年にUKライブツアー敢行をきっかけに帰国後、東洋産パンクオーケス
トラ「TURTLE ISLAND」を結成、海外、国内を巡る。2010年頃からギター一本唄うたいソロ巡業開始。最
近は自身でデザイン、シルクプリントしたTshirtに加え自作農産物加工品など行商しながら全国を唄い歩い
ている。タートルアイランドやALKDOの楽曲からソロ楽曲、アジア諸国の民謡までアコースティックギター
で自由に歌う。2012年からレーベル「microActiont」とともに、「橋の下世界音楽祭」を主催。
2016年に橋の下カルチャーセンター「橋ノ下舎」を設立運営。ローカルイベント企画、アートワーク、ソロ
活動、バンド活動などなどライフワークとして様々な形で表現と創造を続け、現在は音楽以外半分農園で働
き、橋ノ下農楽園なる土の上の新しいプラットホーム作りを始めている。

posted by LIVERARY

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