FEATURE:live & lounge Vio
新栄にて常に様々なジャンルの音楽イベントを展開してきたライブハウス兼レストラン「Live&lounge Vio」が、今年15周年を迎える。それを記念したパーティーの第一弾が5月31日(金)に同店にて開催。
出演者は、ACO band set(バンドメンバーに、ex.NUMBER GIRLのBa.中尾憲太郎、toeなどで活躍するDr.柏倉隆史とkey.中村圭作を迎えた強力な布陣)、Campanella、CONOMARKの3組をメインとし、ダンスミュージック、HIP HOP、バンドサウンドまでジャンルの壁を貫いた、Vioのカラーを体現する納得の内容となっている。
今回、LIVERARYではVio15周年を記念し、club MAGOとVioの2店のオーナーを務めるメイと同じく名古屋で生まれ育ったシンガーソングライター・ACOによる特別対談を企画。名古屋出身の二人の馴れ初めから話はスタートし、名古屋のシーンに対する思い、それぞれの音楽に対するスタンスについて語ってもらった。
SPECIAL INTERVIEW WITH
ACO
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メイ(clubMAGO、live&lounge Vio)
Interview&Text, Edit:Takatoshi Takebe(LIVERARY)
Photo:Kazuyo Oya
ACO
18歳でデビューし、憂いを帯びた艶やかな歌声で独特の存在感を示したACO。
1999年にはゲスト参加したDragon Ashのヒット曲により話題をよび、同年、砂原良徳がプロデュースした”悦びに咲く花”がヒット、一躍その名を知られるようになった。その後、トリッキー、エイドリアン・シャーウッドら世界的プロデューサーを迎え、エレクトロニカに傾倒した前衛的な作品を発表した。2010年以降は、生音とエレクトロサウンドを自由に行き来する独創的な作風を確立。触れたら壊れそうな脆さと、女性らしいしなやかな強さを同時に感じさせる佇まいで唯一無比のオーラを放っている。
ーVio15周年、おめでとうございます!……ということで、今回、周年記念イベントの第一弾に出演されるACOさんとVioのオーナー・メイさんにいろいろとお話を伺っていこうと思います。まずはじめに、お二人はもともとどんな関係性だったんですか?
メイ:私は、知り合いの知り合いってくらいの関係性で会食の場とかでは会ったりしてたんだけど、挨拶するくらいで。やっぱり知り合った当時、私も20代からバリバリ音楽畑で仕事はしてたんだけど、ジャンルも違うし、ACOちゃんはすでにメジャーデビューしててドラマの主題歌とかも歌ってたり、もう雲の上の存在っていうか、そんな気安く話ができる感じではなかったんだよね。だけど、ずっとオファーしたいなとは思っていて、今回ようやくその思いが晴れて実現したって感じで。
ACO:もともと10代の頃からやっぱりみんな遊んではいたから、同じ場所にはいたはずなんだけどね。私は18歳で上京していたんで、周りの地元の友達たちはMAGO(メイがオーナーを務めるクラブ)にみんな遊びに行ってて、私はその話を聞くばっかりでいいな〜って思ってたんですよね。だから、東京での仕事も忙しかったから、ちょっと地元の人たちやシーンとは疎遠になってた時期はあったかな、と。
ーなるほど。ずっとオファーしたかったということですが、今回のタイミングでのオファーになったのは、なんか具体的なきっかけとかあったんでしょうか?
メイ:コロナ禍の時に、よくインスタとか見てたんだけど、ふとACOちゃんのアカウントを見ていたら、なんか地元(名古屋)にいる感じが見て取れて。あれ、東京から帰ってきてるんだ!ってなって。近くにいる感じがして。で、ちょうど去年の年末に、京都でACOちゃんのソロライブがあって、なんか急に「これは行かないと」って思って。で、ライブを見に行って、そこで直接声をかけて出演オファーしました。その時、ACOちゃんと話してて、あまり名古屋でライブする機会がないんだよね、って言われて。名古屋のアーティストだし、やっぱり名古屋でライブやって欲しい!っていう思いもあって。
ーACOさんに質問なんですが、「名古屋ではやりにくかった」というのは?
ACO:私が知らないだけなのかもしれないけど、関西とか東京だと、色んなジャンルのシーンがあるんだけど、名古屋ってHIP HOPだったり、ハードコア・パンクだったりっていうシーンが一極集中で盛り上がってるイメージはあって、私の音楽性的にはあまりそこには混ざりにくくって。そろそろ名古屋も多様なジャンルが盛り上がればいいのになっとは思いますね。
ー名古屋って、アンダーグラウンドなシーンでは、かなりオルタナティブなバンドや、独特のセンスを持ったバンドもたくさんいますけどね〜。自分の知ってる限りだと、6EYESだったりのうしんとうとかってバンドが全盛だった頃は、名古屋もジャンルがクロスオーバーしてて面白い時代だったんじゃないかなと思います。CHAIも名古屋出身だったり、今でも新しくてオルタナティブなバンドやミュージシャンは名古屋から出てきてはいるとは思いますけど…。
ACO:名古屋の人たちは、B’zとかミスチルとかそういう大きいメジャーなものへの人気とか注目度は硬いよね。だけど、少しマイナーなものになるだけで、急に触れようともしなくなってしまう感じ。街レベルでもっと変わっていくといいなって思う。東京は何もかもあって当たり前、大阪や福岡は個性的で元気があるイメージ、そういう他の都市と比べた時に名古屋ってなんか活気がないな〜って思っちゃうんだよね。なんか個人単位で見たときはいろいろ動いてる人はいるし、面白いとは思うんだけど、ひとつの街として引いて見た時に、なんかパッとしないよね〜。そういう街の面白さってのも音楽シーンにも関係してる気もする。ちょっとシャイな人が多いのかな、もったいないな〜って。もっと名古屋の人たちも自分たちの魅力をアピールした方がいいと思う。そうするとまた東京とか他の都市の人たちも名古屋に注目してくれて集まってきてくれたら、街も盛り上がっていくんじゃないかなって。
メイ:海外とか、お爺ちゃん、お婆ちゃんがライブハウスにいて、セクシーに踊って遊んでたりするし、年齢は置いておいて、もっと遊んで欲しいし、音楽で遊ぶ事を日常にしていきたいと思ってる。
ー外からの注目度で言うと、飲食店シーンは盛り上がってるイメージがありますね。名古屋メシとかではなくて、新しいオルタナティブな飲食店が元気がいいです。最近の名古屋の街の動きで、ACOさんが気になる存在ってなんかあります?
ACO:なんかたまたま通りかかって知ったんだけど、東区のあたりに変わった中華料理屋?みたいなのできたよね〜?
メイ:へー知らない!何てところだろう?
ー多分、「カロリー軒」ってお店だと思いますね。
ACO:あーそこそこ!そこは気になってた。なんか盛り上がってそうだよね。
ーあそこは一年前くらいにできたばっかりのお店で、もともと蒲郡の人たちなんですけど、出店とかをしていたんですが人気で、最近名古屋で実店舗を構えたんですよね。LIVERARYのイベントにも何度か来てくれてて、すごいキャラの強い方がやってらっしゃいます(笑)。カロリー軒にACOさんが注目してるとは!では、名古屋のアーティストだと気になる人はいますか?
ACO:これも私が知らないだけかもしれないけど、やっぱり名古屋はHIP HOPが盛り上がってるのは伝わってくるんだけど、バンドシーンとかで私が気になる人とかいないかな〜。やっぱりアピールが足りない感じはする。大阪に住んでた時期があるんだけど、GEZANとかって、売れるずっと前から、なんでか知ってたもんね。赤い人たちだ!って。
ー名古屋のバンドの人たちは、仕事は仕事で続けながら生活もキープしながら、バンド活動も続けていく、っていうスタンスの人が多いかもしれないですね。だから、才能やセンスはあっても、音楽を仕事にするためにどうする?とかプロモーション的なアピールの方法について考えない人の方が多い印象です。若いときは精力的に活動しててもやっぱり家庭を持ったりとかして、だんだん仕事が忙しくなっていってバンドも休止しちゃったり。勢いと年齢も関係してきますよね。
メイ:でもなんか年齢で区切ってしまうのももったいないよね。
ACO:若い子が重宝されがちだよね。でも、若い子たちってちゃんとこの年齢の人だからこういうことができてるとかって、歳をとった人の良さも理解してくれてる気もする。
メイ:うちの娘も中学生だけど、山口百恵にハマってたりするもんな〜(笑)。
ー名古屋のシーンをずっと見てきたメイさんはMAGOやVioという場所をどんな思いで作ったんですか?
メイ:20代の頃から色んなハコでイベントオーガナイザーをやってきたんだけど、そのハコのひとつがMAGOで。MAGOって昔は今とは別の場所にあって、栄の東桜にあったんだけど。DJブースのあるスペイン料理店だったんだよね。
ACO:え〜!そうだったんだ!
メイ:そうそう。パスタとかケーキも美味しくって。石畳の階段でなんかゾクゾクする場所だった。いま、店長をやってくれてるシンミがそこでバイトしてたんだけどね。で、そこで遊んでて、当時ゲイの友達がたくさんいて、一緒にゲイのパーティーとかも東京まで遊びいったりしてて、なんか男ばっかりなのに、すごく綺麗で美しい世界だった。で、その頃、ゲイっていうのも何かも知らなかったんだけど。それで、その中で仲良かったういちゃんって友達がいて、その子が東京から来るタイミングでじゃあパーティーやろう!って言って軽いノリでやったテクノパーティーが最初のイベントだった。ゲイカルチャーとかレズビアンのシーンとかって当時はみんなまだ特に名古屋なんかだと隠してたんだよね。でも当時の私はその人たちと遊んでるのがすごく面白くって、興味津々だった。そういう生活環境にいたこともあってか、テクノのシーンとも繋がって、で今から28年前にMAGOを引き継いだ時、テクノを中心としたしたハコにしようと思った。前オーナーから「お店引き継いでやってくれん?」って言われて、最初は軽い気持ちで3ヶ月くらいやろうっかなって思って初めて、気付いたらもう30年近くにるんだけど(笑)。
ACO:私はその頃、東京にいたけど、MAGOの噂はすごく聞いてたんだよね。みんなすごく音のいいハコだって言ってて。
メイ:ほんと〜!嬉しいな〜!
ーMAGOについてもVioについても、メイさんの音や空間づくりへのこだわりはすごく強いイメージがあります。
メイ:MAGOなんかは何回も改装工事をしていて、いまのMAGOのPAシステムは、音響の浅田さんと出会って、シンミとで考えたシステムなんだけど。スピーカーやケーブルひとつ変えただけでも、レコード針一個変えただけでも音ってこんなにも変わるんだっていうのを身を持ってわかるようななり、いろんな音響機材にお金をかけて浅田さんがチューニングしていく事で、いのちがふきこまれていく、目に見えないいきているような幸せを感じるようになっていったんだよね。天井側やブース内の足下にもスピーカーが埋めてあったり、DJ台は、ミカゲ石を使ってたり。普通のDJ台みたいに床の上に置いてあるんじゃなくて、床下の地面に柱が突き刺さってるんだよね。
ACO:え、すごい。そうなんだ!
メイ:そう。で、Vioに関しては、もともとテクノばっかりに傾倒してたけどやっぱりもっと音楽って色んなジャンルがあるわけだし。もっと音楽を広げたいって思いでバンドのライブもダンス教室も何でもできる場所にしよう、料理はオーガニックで菜食マクロビにこだわったレストラン兼ライブハウスっていうイメージを実現したのがVio。Vioをスタートした当時は繊細で柔らかい音作り、家に帰っても音楽が思い出として心の中に残るような音響にしたい!って考えていたから、D&Bっていうメーカーのスピーカーにしてたんだけど。コロナでいろいろ悩んでた時に、最初使ってたスピーカーからマスターブラスターっていうスピーカーの進化版に変えたんだよね。そしたら、今まで出てなかった低音が出るようになって、色んなミュージシャンからもすごく好評で。
ACO:一番最初にVioでライブしたのは誰だったんですか?
メイ:「カンタティモール」っていう映画の助監督で守山に住んでいるサダムさんフォークミュージシャンにライブしてもらったりMonday満ちるさんに来てもらったのが最初の頃の印象的なイベントでした。
ACO:お〜。Monday満ちるさん、いいですね。何でMondayさんが来たんですか?
メイ:マネージャーさんがHOUSE DJニョロさんで、その方のつながりで来てくれました。そこからジャンル問わずいろんなイベントをやってきました。
ー最近の Vioはますますジャンルレスっていうか、ENTHとかパンクバンドのライブも増えていってますよね。
メイ:最近のVioはより音楽的に幅広くなっていってるし、若い子たちが企画するイベントはラッパーも出るし、バンドのライブもあって、DJもいてって感じで本当にオールジャンルミックスで、すごいよ。毎日、この場所で新しい刺激をもらってます。Vioはもう「公民館にしたい」ってくらいに思っていて。映画の上映会もあったり、結婚式の二次会とか、音楽ジャンルだけでなくいろんな人にいろんな用途で使って欲しい場所なんです。ここ地下二階で、フロア全部を借りてるんで、どれだけ表現を出してもらってもいい場所なんです。身体で音を体感できるくらいの爆音で思う存分やって欲しいし。音を出しても怒られない公民館。
ーこんなお洒落な公民館ないっすけどね(笑)。
ACO:本当にそうだよね〜。
メイ:私はやっぱり思うのは、音楽の現場ってそこに音楽が好きな人がステージに立って、それを見たい音楽が好きな人たちがチケットを買って集まってくる場所だって考えた時に、もうプラスしかないな〜って思うんだよね。「好き」が循環してるっていうか、こんないい仕事ないって思ってる。
ーメイさんは、もうハコの仕事をやめようかなって思ったことはないんですか?
メイ:全然ない。毎日刺激的だもん。でも、コロナの時は単純に家賃が払えないってなってもうダメだって思ったけど、クラファンをさせてもらって、そしたら本当にたくさんの人から支援が集まって、それで勇気をもらって。それで、すぐに銀行に最大金額の融資をお願い強いに行って、5年分くらいの家賃が払えるようにはしたんだよね。もうここから5年突っ走って、やり切れたら、おばあちゃんになって引退した時に、「あ〜私はやり切った」って思いながら孫を抱っこしたいなって。
私一人では全然続けることはできないって思ってて。私はMAGOとかVioっていう看板はみんなが持ってくれてるっていう感覚で、私はその看板に少し手を添えてるくらいで、みんながどんどん前進させてくれた、そんなイメージなんです。
ー今回、フライヤーのセンターに象形文字の「音」っていう文字が入ってますが、これはメイさんからの発案なんですか?
メイ:いやこれはACOちゃんと打ち合わせをしている時に、ACOちゃんの方から言ってくれたアイデアで。でも、私もストンって附に落ちて、「音が中心にあるよね」って私が思ってることをそのまま言ってくれたって感覚ですごく嬉しかった。
ACO:MAGOとかはテクノだったりクラブミュージックの要素が強くて、私がやってる音楽とはまた違うんだけど、共通してるのは「音」だなって思って。だから今回も普段一緒にやらない人たちと共演できるから楽しみ。
メイ:今回のACOちゃんのライブはどういう感じになりそう?
ACO:普段はPCで曲を作って、それをバンドメンバーに渡して、っていう作り方をしてるんだけど、周年をお祝いするイベントだし、曲をそのままやるって感じでなくてもいいんじゃないかなって。その辺りの感覚はメンバー全員(ex.NUMBER GIRLのBa.中尾憲太郎、toeなどで活躍するDr.柏倉隆史とkey.中村圭作が参加)、同年代だし、分かり合えてて。
メイ:すごいメンバーだよね〜。
ACO:そうそう、だから安心してる。
メイ:ACOちゃんってこうやって普通に話をしてる時はすごくクールな感じがするんだけど、いざ歌い出したら、すっごく可愛いじゃん声が。女の子でも心が持っていかれちゃうっていうか。
ACO:自分の作品もメジャーにいる時から変わっていってて、「音」にフォーカスしすぎてた時期もあったんだけど。今回は自分でギターも弾こうと思ってて。
メイ:ACOちゃんってカテゴリーにはまらないブランディングだと思うんだよね。
ACO:若い世代の子はわかってくれると思うんだけど、なんでみんな一つのジャンルだけをやるんだろう?っていうのは昔からずっと思っていて。
メイ:今の自分の好きなものを出すだけ、みたいな感じ?
ACO:私には声があるから。
メイ:ACOちゃんのジャンルに縛られない感じに、私は惹かれるんだよね〜。
ACO:うーん。例えば、ミシュランの星がたくさん付いてる美味しいお寿司屋さんじゃなくて、みんなが美味しいって言って食べてくれる旨いお寿司屋さんになりたい。そんな感じです。
ー最近、ハマってるジャンルの音楽ってあります?
ACO:何でも聴いてますね。オールジャンルですね。これって決めれなくて。ラーメン一筋とかってのはないです。
メイ:食べ物の例え、多いね(笑)。
ACO:あ、強いていうならボサノヴァだけは唯一聴いてないかも。そういう聴いてないジャンルってあります?
メイ:JAZZとか普段は全然聞かないけどね、でもジャズ喫茶とか言ったら聞くし。一回、ラテンのミュージシャンのライブでブルーノート行った時に、椅子席だったんだけど、立って踊ってたら怒られたな〜。なんで踊ったちゃダメなの!?ってなったけどね。
ACO:ブルーノートで踊ってる人は見たことないな〜(笑)。
ー何の話でしたっけ?(笑)。
メイ:身体が動き出しちゃうんだよね(笑)。こないだMAGOに来てたDANNY KRIVITとかミキサーが彼の身体と一体化してるっていうか、もうびっくり。本当にいつものうちの音響?!ってなるくらい、同じ曲でも違う曲に聞こえるくらいで、こっちまでエモーショナルが伝わってきて!!
ー話を戻して……今度のイベントはどんな感じになりそうですか?
メイ:もうACOちゃんの声も楽器と同列で混ざっていく様は、まさに「音」っていうコンセプトを感じる瞬間だと思うんだよね。当日は、ACOちゃんから始まって、マサくん(CONAMARK)、Campanellaの順番で考えてるんだけど、バンドサウンドからの DJも、そこからのラップもきっと一つの大きな「音」になってまた次へと繋がっていくことを想像してます。
ーCampanellaのラップのスタイルも、言葉が耳に刺さるようなラップというよりか、トラックとラップが一つになって自然に耳に入ってくる「音」って感覚がありますよね。今回のVioで共演されるアーティストが「音」で一つになる瞬間は楽しみですね。今後も周年企画はどんどん続いていくんですよね?
メイ:6月末には、大大大の吉村大地くんのバンド・マイマイズ、のうしんとう、TURTLE ISLANDの永山愛樹さんのALKDOだったりが出てくれる日があったり、 RAMZAくんが出てくれたり、あとはGOLDEN COASTERがイベントやってくれたりします。
ージャンルレスにさらにいろんな「音」へと広がっていく感じですね。15周年を迎えるにあたって、改めて今思うことってありますか?
メイ:やっぱり私は名古屋が好きなんだよね。だから、ACOちゃんもそうだし、改めて名古屋のアーティストやミュージシャンにどんどんこの場所を使ってライブやイベントをしてもらいたいって思ってる。別に集客が……とか気にせず、気軽に使ってほしいって思ってます。うちは「公民館」なんで。
2024年5月31日(金)
live&lounge VIO15th
Anniversary PARTY #1
会場:live&lounge vio
時間:open 19:00
start 20:00
clse 24:00
料金:前売3500円/当日4500円
出演:
ACO band set
中尾憲太郎 Bass
柏倉隆史 Dr
中村圭作 Key
Campanella
DJ Conomark
ACO
18歳でデビューし、憂いを帯びた艶やかな歌声で独特の存在感を示したACO。
1999年にはゲスト参加したDragon Ashのヒット曲により話題をよび、同年、砂原良徳がプロデュースした”悦びに咲く花”がヒット、一躍その名を知られるようになった。その後、トリッキー、エイドリアン・シャーウッドら世界的プロデューサーを迎え、エレクトロニカに傾倒した前衛的な作品を発表した。2010年以降は、生音とエレクトロサウンドを自由に行き来する独創的な作風を確立。触れたら壊れそうな脆さと、女性らしいしなやかな強さを同時に感じさせる佇まいで唯一無比のオーラを放っている。