Youtube
instagram
twitter
facebook
RAやPitchforkなど数々のメディアで年間ベストアルバムに選出された話題の作曲家/ヴィオラ奏者、Astrid Sonneが東別院・DUCTに登場!

2025.02.20.Thu | DUCT(愛知|東別院)

 

2月20日(木)、デンマーク出身で現在はロンドンを拠点とする作曲家、ヴィオラ奏者であるAstrid Sonneが東別院・DUCTを皮切りに来日公演を行う。

MolinaYdegirlなどを輩出するデンマークの名門レーベル「Escho」からリリースされた最新アルバムはRAPitchforkなど数々のメディアで年間ベストアルバムに選出され、各レコード店でも高い評価をされ、店頭でみかけない日はなかった。近年のアンビエント作品から一線を画し、彼女のルーツであるドローンやエレクトロニカが所々見え隠れしながらもPOPでR&Bやdubの要素と相まって心地よいサウンドを生み出している。

spazio ritaで行われる公演には昨年「Wisdom Teeth 10周年ツアー」の成功を納めたトラックメイカー/プロデューサー・abentis、名古屋屈指の実験アンビエントパーティー「Floating!」でも好評だったmethoddCazU-23によるデュオ、DJでsawamuramomoumaretateが共演する。

 

イベント情報

2025年2月20日(木)
{Blessed -ASTRID SONNE Japan Tour in Nagoya-}
会場:DUCT
時間:open 19:00
料金:adv/door/U25 3000/3500/2500
出演:
Guest:ASTRID SONNE
Live:abentis、methodd×CazU-23
DJ:sawamuramomo、umaretate

Astrid Sonne
デンマークのバルト海に浮かぶボーンホルム島で生まれ育った Astrid Sonneは現在はロンドンを拠点に活動する作曲家でありヴィオラ奏者。2018年のデビュー以降、エレクトロニックとアコースティックな楽器の実験を通じて、これまで残した作品の中では多様なムードを丁寧に作り上げてきた
彼女のこれまでのアルバムは主にインストゥルメンタルで構成されていたが、2024年1月にデンマークのインディペンデントシーンを代表する名門Eschoからリリースされた 3rdアルバム『Great Doubt』は、演奏技術がさらに洗練され、自身のヴォーカルが前面に出ているのが特徴的な幽玄なアート・ポップ/モダン・クラシカル、そして2024年度の傑作のひとつ。
各楽曲のトーンは間違いなく独自のものであり、狂いのないタイミング感を基にしたコントラストを中心に構成されている。歌詞は控えめで、特定のシーンや感情的な状態を強調するのみで音楽がその空白を埋める役割を担っている。
しかし歌詞はまた、抽象的なパターンを形成しておりそのタイトル『Great Doubt』を通じて「何を、どう尋ねるか」を見つめながら、答えを求めている様子が描かれている。それは世界に対する問いかけでもあり、愛に関する問いでもある。Astrid Sonneの相棒である弦楽器、ヴィオラはこのアルバム全体で自然に登場し、音の宇宙に完全に溶け込んでいる。
感動的なトラック「AImost」ではピチカートのアレンジが印象的で、「Give my all」ではMariah Careyの1997年のバラードを引用した映画的な音の変調がクールに響く。
一方、弦楽器は木管楽器よりも控えめになりつつも、弓を使った動きとデジタルな音響や空気感のあるフルートがバランスを取っている。そして、ビートやデチューンされたピアノが新たな音の風景を作り出し、彼女の音楽が常に新しい領域へと進化していることを確固たるかたちで示している。

posted by M.INOUE_LIVERARY

RELATED
あなたにオススメする関連記事


PICK UP
特集・ピックアップ記事

LATEST
特集・ニュースの最新記事

RANKING
今読まれている記事

COLUMN
最新の連載コラム記事