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20世紀後半の日本を代表する彫刻家、若林奮の展覧会が開催。

2015.04.18.Sat - 05.24.Sun | 名古屋市美術館(伏見)

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《所有・雰囲気・振動-SLIT III 》1984年 個人蔵 撮影:山本糾

金属の素材で自然をモチーフとした作品を制作した彫刻家、若林奮の展覧会が名古屋市美術館にて4月18日から開催される。

若林奮(わかばやし いさむ/1936-2003)は、幼い頃に戦争を体験し、社会が大きく移り変わるなかで作家となり、鉄や銅、鉛などの金属素材を用いて、深い自然観にもとづく思索的な作品を発表した。従来の彫刻の枠組みを越えて、大気、水、植物、光や、時間といった非彫刻的なものをも取り込もうとする彼の作品は、今なお、国内外の美術ファンを魅了しつづけている。

本展は、若林の最晩年の彫刻作品につけられた「飛葉と振動」という言葉を手がかりとして、彫刻のほか、素描や模型、資料類を交えて展示。最も重要な主題である「庭」をめぐる作品から、作家の生涯にわたる創作の歩みを紹介する。

名古屋市美術館ではおよそ20年ぶりの開催。作家亡きあとに開催される本展は、若林奮という無二の作家の魅力に改めて触れられる機会となるだろう。

wakabayashi2 《雰囲気》1980-2000年 個人蔵 撮影:山本糾

 

イベント情報

4月18日(土)~5月24日(日)
若林奮 飛葉と振動
会場:名古屋市美術館 名古屋市中区栄2-17-25
開館時間:9:30~17:00(金曜日は20:00まで)※入場は閉館30分前まで
休館日 :月曜(ただし5月4日【月祝】は開館)、5月7日(木)
観覧料 :一般 1200円、高大生 800円、中学生以下無料
問 :052-212-0001
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/

関連イベント:鼎談「若林さんのこと」
4月29日(水・祝)13:30~
講師:青木野枝(彫刻家)・鈴木省三(画家)・袴田京太朗(彫刻家)

posted by LIVERARY

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