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FEATURE / 特集記事 Aug 19. 2016 UP
老舗陶磁器メーカー「ノリタケ」が目指す、新たなる挑戦。
“DIAMOND DAYS” をテーマに掲げ、
直営店舗「ノリタケスクエア名古屋」がリニューアルオープン。

【RENEWAL OPEN】ノリタケスクエア名古屋(愛知|名古屋市西区)

 

 

それぞれの世代で感じ合う、〈DIAMOND DAYS〉という価値観。

 

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営業企画チームのマネージャー・落合さん

 

落合:〈DIAMOND DAYS〉というコンセプトについては、端的に言ってしまえば「日々の暮らしを、丁寧に、そして、より良いものにする」といったところでしょうか。「何気ない日常を少しだけ特別な日にするヒント」を提案していく、そのような場になっていけたら幸いです。

−店内には、カフェもあるということで「食器」だけでなく、「食」の提案もしていきたいということでしょうか?

伊藤:「食」と「食器」は親しい関係なので、やっぱりこの皿にどんな料理をどのように盛りつけたら美しいか?といったことも考えながら、食器を買う方は多くいらっしゃいます。

加藤:店内のディスプレイはなるべく実生活のイメージが掴めるように、とテーブルで食卓を囲んでいるようなレイアウトになっています。そこもじっくり眺めてほしいですね。

黒沢:「CAFE DIAMOND DAYS」では、実際に「ノリタケ」の食器を使用しています。メニューはできるだけシンプルな調理を心がけた身体にやさしい味付けにこだわっています。実際に盛りつけた料理を見て、美味しい!と思っていただくだけでなく、その料理がどう作られていて、どう皿に盛りつけられているのか?そんなところまで気になるようなメニューにしていこうと思っています。

 

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「CAFE DIAMOND DAYS」シェフ・黒沢さん

 

落合:大きなテーブルが特徴的なカフェスペースでは、料理を楽しんでもらうだけでなく、例えば、フラワーアレンジメントのワークショップなども開いていけたらと思っています。その際、使用した花器についても興味を持っていただけたら嬉しいです。

伊藤:カフェ付近には、カップだけでなく、コーヒーを淹れる際に使用する関連グッズなども置いていたり、イベントスペース内にキッチンもあるので、その近辺にはキッチン用品を陳列していたり…と器だけでなくその先にある生活に使える雑貨類も多数セレクトし、販売しております。

−「食」と「食器」に限らず、生活の中のさまざまなシーンに「器」は登場しますもんね。その「時々」を重ねあわせていけば、それは「日々」となり、さらに大きく俯瞰すれば、それがその人の「ライフスタイル=人生」にもなっていくわけですよね。

落合:これまで「ノリタケ」が提案してきたのは「特別な日における特別なモノ」だったと言えます。そして、〈DIAMOND DAYS〉というテーマのもと、「特別ではない普通の日々にも、ちょっと特別なエッセンスを加えたい」そのように思っています。これまで私たちが培ってきた品質や品格をそのままに、さらに若い世代の方々にも〈本当のモノの良さ〉についてわかっていただけたら…とも考えています。また、THINK TWICEさんに現在展開してもらっているような「期間限定ポップアップストア」(〜9月4日(日)まで)や、9月4日(日)に開催を控えているCHALK BOYさんのライブペイントといったイベントもあります。これを機に今まで「ノリタケ」を知らなかったような世代の方々にも私たちの思いが届いてほしいです。

 

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セレクトショップ「THINK TWICE」によるポップアップストアは店内中央の催事スペースに。写真左:山本雄平(MAISONETTEinc.

 

−先ほど「これまでの主要購買層は、40代以上の方が中心だった。」というお話が出ましたが、そういった年齢のお客さんも、お子さんやお孫さんを連れて来てくれそうですよね。

落合:実はこれまでもそういった来客はもちろんあったのですが、20代〜30代の方々はご両親や、おじいちゃん、おばあちゃんに付き合って買い物に来ていただけ…という印象でした。「ノリタケスクエア」は、そういった若者層の需要に対応できる、店舗兼カフェ兼多目的スペースになっていきたいです。

−若者にとっては、「ノリタケ」のオールドスクールな食器や、大きな花器も初めて目にする刺激的な体験になるかもしれないですよね。そして、同時にご年配の方々にとっては、黒板にドローイングをするCHALK BOYのパフォーマンスがとても刺激的に映るだろうし、高級品イメージの認識を覆すような「ノリタケ」の日用食器のラインナップにも惹かれるかもしれないですよね。

落合:そうですね。ちなみに、カジュアルなラインナップには一つひとつ注意書きのシールが貼ってあります。「製品ごとに発色や風合いは多少異なります」と。精緻で均一な作りを大切にされる昔ながらの「ノリタケ」ファンの皆様の信頼を損なわないよう、注意を配るようにしています。

−新規の若者世代に来てもらいたいという思いだけではなく、これまで支持してくれた方々への配慮も重んじているというわけですね。

落合:若い人の間ではファストファションが流行っていたり、そもそもあまりモノにお金をかけない世代なのかもしれませんが、本当に良いモノの良さや、丁寧な暮らしの先にある価値に気づいてほしい、という思いもあります。「ノリタケ」ファンのおじいちゃん、おばあちゃんやご両親たちは、私たち以上に「ノリタケ」の素晴らしさを語ってくれるはずです(笑)。ぜひみなさんで遊びにいらして下さい。

 

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この場所の役割は、「ノリタケ」を知らない若い世代へのアプローチだけではなさそうだ。これまでの「ノリタケ」ブランドを知る往年のファンたちも、ともに楽しめる場となっていき、器を介し世代を越えた価値観の共有と交流が育まれることこそが、この場の持つ本当の魅力となるだろう。

流行のライフスタイル提案型ショップでもなく、カジュアル路線への転向とも全く違う。歴史とともに蓄積されてきた技術、その中で生み出された「ノリタケ」ならではの品格が随所に散りばめられた、新スポット「ノリタケスクエア名古屋」。これからさまざまな〈DIAMOND DAYS〉が、この場所から生まれていくことに期待せずにはいられない。

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イベント情報

2016年8月19日(金)~9月4日(日)
リニューアルオープン記念イベント情報(1)
ポップアップストア
会場:ノリタケスクエア名古屋・イベントスペース
定休日:月曜
出店店舗:THINK TWICE、cafe re:Li、Rietto、他

2016年8月19日(金)~21日(日)
リニューアルオープン記念ノベルティ特典あり
※10,000円(税込)以上お買い上げの方(各日先着50名)が対象

2016年9月4日(日)
リニューアルオープン記念イベント情報(2)
CHALKBOYライブペインティング

会場:CAFE DIAMOND DAYS(ノリタケスクエア名古屋内)
ライブペインティング:CHALKBOY

2016年8月19日(金)リニューアルオープン
ノリタケスクエア名古屋
住所:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36(ノリタケの森内)
営業時間:10:00~18:00、月曜定休
問:TEL 052-561-7290
http://www.noritake.co.jp/mori

 

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株式会社ノリタケカンパニーリミテド
1904年に洋食器の製造を目的として創立され、その直後よりセラミックスの技術を核として新たな事業を開拓してきました。現在は、4つの事業を通じて、食卓から自動車・鉄鋼などの基幹産業や太陽電池を始めとするエネルギーやエレクトロニクスなど先端技術産業に至るまで、幅広い分野に製品や技術を提供しています。また、創立の当初から輸出を通じて海外と深く関わり、各国に営業や製造の拠点を持ってきました。その中でいつの時代、どの事業、いずれの場所においてもノリタケの根底に流れてきたもの。それは、「至誠事に当り、もって素志を貫徹し、永遠に国利民福を図ることを期す」という創業者の精神です。http://www.noritake.co.jp/

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