2015.12.18.Fri | KAKUOZAN LARDER(愛知|覚王山)
1970年代から活動を続け、日本のアンダーグラウンドシーンにおいて外すことのできない存在である、音楽家・工藤冬里による不定形バンド・Maher Shalal Hash Baz(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)が、ワンマンライブを行う。日程は12月18日(金)。会場は、KAKUOZAN LARDER。
Maher Shalal Hash Baz(以下、マヘル)は、これまで海外レーベルからも多数の作品をリリース、また、国内外のフェス(ATPなど)にも数多く出演し、ジム・オルークやビル・ウェルズなども魅了してきた、名実ともに国内重要バンドのひとつだ。しかしながら、バンマスを務める、工藤冬里以外はメンバーが固定されていないという不思議なバンドでもある。残りのメンバーは、その地域の縁あるミュージシャンや時には素人をも即興的にメンバーに組み込む形で彼らの演奏は成り立っている。もちろん、楽譜はあるもののやはり演奏にミストーンなども発生するのだが、そこもまたマヘルならではの味となり、独特の空気感として曲に消化されていく。
名古屋エリアでは、マヘルのライブがたびたび行われてきた。その理由に、ジョンのサンや夕食といったローカルのミュージシャンたちが存在し、彼らがマヘルに影響を受け、またマヘルにメンバーとしてライブで参加もしてきた、という特殊な環境/状況がこの地域に育ったことが挙げられるだろう。今回のライブは誰が参加するのか?どんな編成でどのような曲をやるのか?そこもファンにとっては楽しみの一つとなる。
どこからが即興で、どこまでが予定調和なのか?と観客をやや不安な気持ちにさせつつも、確かなグルーヴを持った生き物のような存在、Maher Shalal Hash Baz。チャージフリーの投げ銭制とのことなので、興味のある方はぜひ。
Maher Shalal Hash Baz
Text&Edit Takatoshi Takebe[THISIS(NOT)MAGAZINE, LIVERARY]
2015年12月18日(金)
Maher Shalal Hash Baz “ナゴヤヒガシヤマヘル” ワンマンライブ!
会場:KAKUOZAN LARDER
時間:OPEN 18:30/START 19:00
料金:チャージフリー(投げ銭&1オーダー)
https://www.facebook.com/KakuozanLarder
Maher Shalal Hash Baz
ロック、現代音楽、ジャズ、フォークを飲み込んだ唯一無二の工藤/マヘル・ワールドは、自らのレーベル、ジオグラフィックの1stリリースにマヘルを選んだパステルズをはじめ、『他の岬』ライヴ盤に参加したジム・オルーク、ビル・ウェルズ(共演作あり)、テニスコーツ、ティーンエイジ・ファンクラブ、マウント・イアリ、ディアフーフら多くのミュージシャンをも魅了し、UK、アメリカやオーストラリアなど何度となく海外ツアーを行っている。
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