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青森、大阪、長野、大分、インドネシア……国内外各地でアート活動を独自に企画・実践する7名が集結するトークイベントが、中川区・Q SO-KOにて開催。

2024.09.21.Sat | Q SO-KO(愛知|中川)

 
日本国内の様々な場所でインディペンデント/オルタナティブに海外のアーティストとの交流やAIR、ネットワーク構築を行っている方々をゲストに迎えたイベント「オルタナティブネットワーク会議」が、中川区の旧倉庫を改装した施設・Q SO-KOにて9月21日(土)開催される。企画・主催は、自身も愛知拠点に活動するインディペンデント・コーディネーターである鈴木一絵(SEASUN)
 
同イベントでは、登壇者らの活動内容の紹介をはじめ、美術館や公的な組織ではないオルタナティブな実践だからこそ可能な海外とのネットワーク構築、国内での横の繋がりを作ることで可能になる実践の多様化の可能性などについて対話がなされる予定。
 
参加者は、Qenji Yoshida/TRA-TRAVEL(大阪)、mizutama/FIGYA(大阪)、東方悠平/AIR-H(青森)、池田昇太郎/山本製菓(大阪)・OOTE41221(長野)、橋爪亜衣子/(ゆ)、ドマコモンズ (大分)、Dian Arumningtyas/indeks(バンドン)の7名。全国各地さらに海外からのゲストも登壇する。
 
中でも、インドネシアからのゲストで、アーティストのモビリティについて研究しているDian Arumningtyasが参加することで、日本各地を比較できる第三者的視点が入り、ディスカッションが深まることが期待される。
 
さまざまな場所で活躍しているアーティストやアートマネージャーの活動について知りたい方、海外のアーティスト/団体と繋がりを持つことに関心のある方、そうしたことを研究されている方……だけでなく、誰でも参加可能な入場無料イベントとなっている。気になる方はぜひ覗いてみて。

 

イベント情報

2024年9月21日(土)
オルタナティブネットワーク会議
Alternative Network Meeting
会場:Q SO-KO(名古屋市中川区外新町2-84)
時間:13:00-17:00
入場料:無料
登壇者(順不同、敬称略):
Qenji Yoshida/TRA-TRAVEL(大阪)
mizutama/FIGYA(大阪)
東方悠平/AIR-H(青森)
池田昇太郎/山本製菓(大阪)・OOTE41221 (長野)
橋爪亜衣子/(ゆ)、ドマコモンズ (大分)
Dian Arumningtyas/indeks(バンドン)
参加申込:Googleフォーム(https://forms.gle/LthrhKSK8rSAG9nZ6)/DM @seasun__art 
主催:SEASUN、協力:Indeks
詳細:https://seasun-art.com/project/20240921_alternatuvenetworkmeeting/

Qenji Yoshida/TRA-TRAVEL(大阪)
共通の言語を持たない人々の間、人間と動物の間、あるいはあなたと私の間など、一見すると理解し合えない『間』をテーマにするアーティスト。2019年に大阪を拠点に「国際的なアートネットワークを結ぶこと」をミッションにもつアートハブ/オーガナイザーションTRA-TRAVELを共同設立。拠点としてのスペースをもたず、大阪の様々な施設とコラボレーションし『展覧会の企画運営』、『レジデンス事業』、『トークイベント』など国内外で実施している。

mizutama/FIGYA(大阪)
岡山県出身、大阪市此花区在住。2012年より共同アトリエ「此花メヂア」入居、共に展覧会に参加。2013年に此花区梅香でアートスペース FIGYA運営開始。2016年よりフィリピンを中心に、東南アジアで展示、パフォーマンス活動を始める。京都を拠点に活動しているダンスカンパンー「neji&co.」にサウンド担当として参加。平成29年度 芸術文化魅力育成プロジェクト 「Osaka Creative Archipelago」で若手アートプロデューサーに選ばれる。東南アジア アートレジデンシー会議「Southeast Asian Art Residencies Meeting 2018」にFIGYA代表として参加。2019年マニラで開催されたメディアアートフェスティバル『WSK』に参加。等様々な形態でアートに関わりジャンルを横断している。

東方悠平/AIR-H(青森)
1982年札幌市出身、2023年東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程映像メディア学専攻修了。芸術実践における「遊び」を手がかりに、立体作品や映像インスタレーション作品の制作、参加型のプロジェクトやワークショップなどを行う。2017年より青森県八戸市に在住し、フィリピンなどからアーティストを招へいしてアーティスト・イン・レジデンスプログラムを行うAIR-Hを主宰。2021年に文化庁の新進芸術家海外研修制度により、ベトナム社会主義共和国フエ市(THEN Cafe、フエ美術大学)に滞在。

池田昇太郎/山本製菓(大阪)・OOTE41221 (長野)
1991年生まれ。詩人、古物商。2015年より大阪市天下茶屋の元おかき工場にて「プロジェクト⇆スペース山本製菓」を運営。詩人としてのパフォーマンスや創作と並行して、国内外のアーティストや音楽家と協働し、プロジェクトやイベントの企画を行う。2024年より拠点を長野県松本市に移し、プロジェクトスペースOOTE41221を中心に活動。

橋爪亜衣子/(ゆ)、ドマコモンズ (大分)
関東の文化施設に勤務後、半年間のインドネシア滞在を経て2019年より大分県別府市へ。同年、土地と作り手・つなぎ手をむすぶレジデンス兼企画チーム、(ゆ)を作家 泉イネと共同で開始。2021年、引っ越しとメンバー改変に伴い、拡張した土間部分をマイクロコモンズとみなして多目的に活用し、小規模に所有を手放す実験「ドマコモンズ」(@domanoyu) をスタート。イベントやアーティスト・イン・レジデンス、コモンズ/アジール研究、鍋など行う。早吸連(@hayasuiren) 、vs?collective(@vsvscollective)メンバー。国際交流基金アジアセンター EYESプロジェクトフェロー(2019)、共著『危機の時代を生き延びるアートプロジェクト』(2021)

Dian Arumningtyas/indeks(インドネシア・バンドン)
文化の移動、芸術的手段としてのコミュニティ関与、アーカイブや図書館のコレクションを通じたテキストの読み取りに着目している。また長期的なリサーチプロジェクトでは、アーティスト・イン・レジデンスが、特定のコミュニティの発展を目的とした際に、いかに政府や資金提供者の狙いに則した文化的戦略となるのか分析している。文化を形成する上で、権力関係およびその地域コミュニティが同等に活性化することに関心を持っている。近年のプロジェクトに、韓国国際文化交流振興院の支援によるBarim-Gwangjuとの共同キュレーション「Post-Localization Syndrome」、ゲーテ・インスティトゥート・バンドンとのキュレーション・ワークショップの共同開発(2022年)、レジデンス・プログラムにおける子を持つ女性アーティストに焦点を当てた出版物への寄稿(2021年)、石橋財団・国際交流基金 日本美術リサーチフェローシップ(2020年)などがある。現在、2020年にバンドンに設立されたアートスペース・Indeksのプログラムディレクター。

posted by T.TAKEBE

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