2015.10.11.Sun | ソフトピアジャパンセンター(岐阜|大垣)
10月11日(日)に、岐阜県大垣市のソフトピアジャパンセンターにて開催されるイベント「POST」。
同イベントは、音楽×テクノロジー×ビジネスシンポジウムという新しい価値観を持ってして企画され、画期的なコンテンツが詰まりに詰まったニューパーティー。つまり、今回が初回ということなのだが、内容がとんでもないことになっている。
Text&Edit by Takatoshi Takebe[THISIS(NOT)MAGAZINE, LIVERARY]
まずは、幅広いラインナップでまたとない組み合わせとなった、音楽ステージ。
篠崎愛
QYPTHONEの中塚武、SILVAといった大御所から、篠崎愛、Q’ulleといったオルタナティブな活動を続けるアイドルたち。クラブシーンとライブハウスを横断しさまざまなフェスにも多数出演しているDE DE MOUSEがd.v.dとしても活躍するVJ・山口崇司とともに登場。そして、今年の「出れんの!サマソニ」ステージに勝ち上がったニューカマー・P.O.P…といったメンツが揃う。また、ライブステージには最新テクノロジーを駆使した、さまざまな仕組みが仕掛けられるのだという…。
DE DE MOUSE+山口崇司
そして、ビジネスシンポジウムとして、
さまざまなゲストスピーカーが登壇するトークセッションも開催。
「POST」のもう一方の核を担うのが、このトークセッションだ。5つのさまざまなテーマに沿って、来場者のクリエティブ心を刺激するであろうトークが繰り広げられる。
「テクノロジーで、地方がつながる|映像がかわる|働き方がかわる|アニメがかわる」
「テクノロジー×クリエイター、テクノロジー×未来」
「テクノロジー×未来のものづくり」
「テクノロジー×エンタテインメント」
「テクノロジー×音(楽)」
これら5つのトークセッションには、地元・岐阜で活躍する実業家、攻殻機動隊Realize統括顧問のほか、クリエイティブ集団『ライゾマティクス』の真鍋大度、ネットレーベル界のパイオニア的存在のMaltine Records(マルチネ・レコーズ)よりtomadといった現行のカルチャーシーンとは切っても切り離せない面々が登場。さらに、美人社長としてやや炎上中の、家具・家電24製品を揃えてたった2ヶ月で立ち上がった新ブランド「UPQ」(アップキュー)代表取締役・中澤優子など、計17名の各界の起業家、有識者、クリエイターらが参加/登壇する。
Story / Pefume
SXSWでのライブパフォーマンスでも、ライゾマティクス・真鍋大度の技術が使用された。
UPQの製品の一部。公式サイトより
さらに…「アフターパーティー」が地下駐車場で開催!
パーティーはまだまだ終わらない。日中はトークセッションに参加した真鍋大度やtomadらのゲスト陣のほか、THE OTOGIBANASHI’SのBimとCreativeDrugStore(C.D.S.)のトラックメイカーVaVaによるユニットやベテランDJのTASAKA、地元愛知・岐阜より刃頭、DJ MOTIVEといったローカルを拠点にしながらも着実にライブを重ねてきた実力派DJたちもラインナップ!しかも、このアフターパーティーは会場の「地下駐車場」を使って朝まで行われるというから驚きだ。
さて、このような規格外イベントがなぜ、岐阜の大垣市で行われるのか?
ひとつの大きなキーとなっているが、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)だ。前述したライゾマティクスには、今回、イベントに参加する、真鍋大度のほか石橋素、堀井哲史、堀宏行、小島一郎、本間無量といった多くのIAMAS卒業生が所属している。では、このIAMASとは何なのか?そして、今回のこのイベントの仕掛け人の正体とは??
→今、最も体感すべきテクノロジーと音楽を「POST」する【後編】主催者インタビューへ。
POST
会場:ソフトピアジャパンセンター(岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地7)
時間:
9:30開場
10:00-17:00テクノロジーフェア
10:30-20:00ビジネスシンポジウム
15:00-21:00ミュージックフェスティバル
料金:前売4000円/当日4500円
ライブ出演:
篠崎愛、中塚 武、DE DE MOUSE + 山口崇司、 P.O.P、 Q’ulle、 Silva
アフターパーティー:
DJ DaitoManabe + Setsuya Kurotaki+VJ Rhizomatiks Research、DJ TASAKA、tomad、Bim&VaVa、刀頭 、DJ MOTIVE …and more!
チケット: LIVEPOCKET / ぴあ
詳細:https://www.postfes.jp/
POST
テクノロジーの進化、環境や価値観の多様化とともに、
私たちの働き方や生き方、ものづくりが少しずつ変わってきています。
POSTではこの緩やかながらも確実な変化を「テクノロジーで働き方や生き方が変わる、
ものづくりが変わる」絶好の機会ととらえます。
そこで、ビジネス・テクノロジー・ミュージックの3つをかけ合わせることで生まれる、
新たな未来を創り出すアイデア・技術・好奇心を日本の真ん中、
ITの集積地である岐阜県大垣市から皆様にお届けいたします。
真鍋大度
2006年Rhizomatiks 設立、2015年よりRhizomatiksの中でもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主催。プログラミングとインタラクションデザインを駆使して様々なジャンルのアーティストとコラボレーションプロジェクトを行う。米Apple社のMac誕生30周年スペシャルサイトにてジョン前田、ハンズ・ジマーを含む11人のキーパーソンの内の一人に選出されるなど国際的な評価も高い。Ars Electronica(Linz)をはじめとして海外フェスティバルに数多く招聘され、様々なインスタレーション、パフォーマンス作品を発表2011年よりダンスカンパニーELEVENPLAYとのコラボレーションをスタート。新たな身体表現を発明するためにコンピュータービジョンや機械学習技術、ドローン、ロボットアームなどのテクノロジーを用いて作品制作を行う。Sónar(Barcelona)、Scopitone(Nantes)、Mutek(Mexico City)等のフェスティバルで作品を発表し、WIREDやDiscovery Channel等、国内外のメディアで賞賛を受ける。
tomad
インターネットレーベル「MaltineRecords」主宰。2006年頃からラップトップを使ったDJ活動開始。都内を中心にLIQUIDROOMやUNIT、AIR、MOGRAなど様々なクラブでプレイ。2009年から都内のクラブにて年数回のペースで自身レーベルのイベントオーガナイズもしている。2015年8月にはMaltineRecords10周年を記念してSWITCHより今までのレーベルの活動をまとめた「Maltine Book」も発売され話題を呼んだ。
中澤優子
1984年生まれ。中央大学経済学部卒業後、カシオ計算機株式会社にて、携帯電話・スマートフォン商品企画に従事。「830CA」「CA007」「EXLIMケータイ」などの企画開発に携わる。カシオ計算機を退職後の2013年4月には、秋葉原にカフェを開業。オリジナルケーキやパンケーキ等の商品企画から、製造・経営まで、すべてに携わる。2014年10月、食をテーマにしたハッカソンに参加し、IoT弁当箱「XBen(エックス・べン)」を企画・開発。同年12月には、経産省フロンティアメイカーズ育成事業に採択され、再び電気の通ったものづくりの世界へ。>2015年7月、株式会社UPQ代表取締役に就任。カフェの経営を続けながら、2ヶ月で17種類24製品を取り揃えて「UPQ」ブランドを立ち上げるなど、日々ものづくりに没頭している。
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