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『たかが世界の終わり』、『ラ・ラ・ランド』などなど注目の話題作が連続公開する伏見ミリオン座にて、スペシャルグッズが当たるスタンプラリーが開催!

2017.02.11.Sat - 03.31.Fri | 伏見ミリオン座(愛知|伏見)

本年度アカデミー賞®史上最多タイ14ノミネートされ大注目の『ラ・ラ・ランド』や、若き天才グザヴィエ・ドラン監督最新作『たかが世界の終わり』含むGAGA配給の4作品が2月11日(土)から3月10日(金)に渡り、伏見ミリオン座にて連続公開される。

伏見ミリオン座では連続公開を記念し、「2017年・春のGAGA作品映画祭!連続公開鑑賞ラリー!」を実施。期間中に公開される『たかが世界の終わり』、『ラ・ラ・ランド』、『ラビング 愛という名前のふたり』、『ボヤージュ・オブ・タイム』の4作品のうち、3作品を観賞すると、先着抽選で300名様にプレス・ポストカード・クリアファイル等の非売品の映画グッズが当たる鑑賞ラリー企画となっている。応募用紙は伏見ミリオン座にて配布中。

公開に先立ち、LIVERARYの女子スタッフ3名(榊原、坪内、中村)で『たかが世界の終わり』『ララランド』の試写会に参加。興奮冷めやらぬ鑑賞後のミニ座談会を行った。鑑賞後に感想を言い合うのも映画の醍醐味!座談会の模様を参考に、是非スタンプラリーにも参加してほしい。


『たかが世界の終わり』
家族だから、愛してるから、分かり合えない。家族リアルな感情が揺り起こされる。

中村:どうだった?予備知識全然なかったから、ド直球だったよ。

坪内:ね~。ドラン(グザヴィエ・ドラン監督)作品好きなんだけど、今回は…複雑な作品だった!

榊原:そうだよね。最後まで謎…というか見ている側もわからないもどかしさがあったよね。

坪内:今回は主要な登場人物が5人。ギャスパー・ウリエル扮する主人公ルイとナタリー・バイ扮する母、妹役にはレア・セドゥ、兄にはヴァンサン・カッセル、そして兄の妻はマリオン・コティヤールっていう豪華なすごい俳優陣が演じていて。『MOMMY』や『私はロランス』、『マイ・マザー』は親子間や夫婦間、恋人間っていう2人の関係性が描かれてきたけど、今回は主要な登場人物が多いんですよね。

中村:逆に99分の劇中に出てくるのは、主要キャラクターのほぼ5人だけ。しかも、主人公がほとんど喋らない(笑)

榊原:そして、主人公の周りがめっちゃやかましいっていう(笑)自分の死を告げるために12年ぶりに帰郷するんだけど、喋ろうとすると、誰かが割り込んでくるみたいな。

中村:でもさ~、あの家族の感じはめっちゃわかる!けんか腰なんだよね。あの家族の感じが現実味がある。全員が全員、人とも自分ともコミュニケーション取れてなくて、みんな空回りしてる感じだよね。

榊原:分かってもらえなくて悔しかったり、何言われてもイライラする感じ、わかるよね~。

坪内:でも、私、関係性が最後まで分からなかったところがあるよ。んー、もう一回観たいな~。複雑な感情を表すときに、画面のピントがぼやーっと。そういう感情や比喩を表す画の撮り方も、やっぱりドラン、かっこいいですよね。

中村:あと、音楽もうまく使ってるなって感じがした。音楽でそれぞれの感覚を引き出そうとしてるっていうか。シリアスになりすぎちゃいそうなところをうまく音楽を使ってて。オープニングもCamilleの「Home Is Where It Hurts」で、映画の内容と歌詞がリンクしてくる。ドランは27歳で、うちらとほぼ同年代だからさ、曲のチョイスが通ってきたものばっかりなんだよ!GrimesとかBlink182とかJimmy Eat Worldとか…選曲がなつかしい。

榊原:そうだよね~。通ってきた音楽って、その人の歴史だから家族の歴史とも重なるし。

中村:役者が全員、賞獲ってるような俳優だから、ちょっと過剰になりすぎちゃうところの演技もめちゃくちゃうまいんだよね!それだけでもう、観る価値あります。

榊原:家族の群像劇だからちょっと戯曲っぽさもあるね。映画好き、音楽好き、演劇好きはハマるひと多そうだね~。


『ラ・ラ・ランド』
アカデミー賞大本命の極上ミュージカル・エンターテイメント。夢を追うことの幸福感と切なさ。言うことなし!の傑作。

中村:まずオープニングから最高だよね(笑)これぞ、ミュージカルの始まりって感じ!

坪内:これは、だれも嫌いな人いないよね~ってくらい。

中村:この映画は、女優を目指すミアと、ジャズの店を持ちたいセブという夢追い人の二人が出逢って恋をする物語なんだけど、オープニングのロケ地が110フリーウェイと105フリーウェイの交差地点で、まさにL.Aという感じの場所で撮影されてる。夢のはじまり!って感じがよくあらわされてる。

榊原:めちゃくちゃスケールの大きい交通規制かけてるの、さすがハリウッド映画って感じだよね。しかも、壮大なダンスシーンなのにあんまりカット割ってないようにみえた。本当すごい!最初のシーンから、原色のカラフルな色使いがパッと印象的だね。

中村:うん。衣装もカラフルだよね。そのせいか1950年~60年代のハリウッド映画を彷彿とさせる画になってる。

坪内:確かに、現代劇だけど、ちょっとクラシカルな雰囲気で、それがライアン・ゴズリング演じるセブの奏でる哀愁漂うジャズミュージックともマッチしてた。

榊原:実際、シネマスコープの比率も昔の映画の比率で撮られているみたいよ。

中村:ブロードウェイ・ミュージカルじゃなくて、ヨーロッパのミュージカル映画へのオマージュを感じるよね。『ロシュフォールの恋人たち』とか。

榊原:そういえば、エマ・ストーン演じるミアが書いていた、脚本の登場人物の名前が『シェルブールの雨傘』の主人公と同じジュヌヴィエーブだった。フランスのミュージカルへのリスペクトだね!エマ・ストーンもライアン・ゴズリングも歌も踊りも上手。2人の夜景をバックにしてのダンスシーンは6分に及ぶ長回しで、名優フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンスを見てるようだったし、プラネタリウムのシーンでは、ウッディ・アレンのミュージカル映画『世界中がアイラブユー』へのオマージュも感じた。

坪内:でも、ミュージカルらしさもありつつ、わざとらしくないところが良かったよね。レトロな雰囲気だけど、ちゃんと現代の話っていうか。

中村:絶妙だったね。

坪内:音楽も最高で、2人のテーマ曲があるの、いいよね~!

中村:デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』も音楽が題材になってるけど、全然ちがう。同じ監督が撮ったとは思えないよ。『セッション』は音楽の厳しさを描いたけど、『ラ・ラ・ランド』は音楽による幸福感を味わえるから、2つ合わせて観るのもいいかも。

坪内:『セッション』の悪役J.Kシモンズが『ラ・ラ・ランド』にも出演してるのもまた楽しいよね。

中村:セブをバンドに誘う友人役に、R&Bのスター、ジョン・レジェンドが役されてるのも見どころだよ。夢を追うミアとセブ、どちらか一方だけに感情移入しちゃうんじゃなくて、どちらの葛藤も成長も気持ちも理解できるような脚本だから、恋人同士や夫婦で観に行っても、お友達同士で観に行っても盛り上がれる作品だと思う~。


 

【以下、伏見ミリオン座スタッフ・山澤祐介さんより各作品の紹介コメント】

『たかが世界の終わり』
他人に対して、またはごく親しい家族に対してでも、本当の気持ちを理解できているのか、また、理解できない人に対してどうしてあげられるのだろうか。自分が見てきたものを信じ、自身の世界観を映画にとどめる天才、グザヴィエ・ドラン監督の最新作です!

『ラ・ラ・ランド』
アカデミー賞史上最多タイ14ノミネートは伊達じゃない!映画でできる事(ほとんど)をぎゅっと凝縮した幸せすぎる映画体験!映画史に確実に残る一本です。必ず映画館で見ることをお勧めします!!

『ラビング 愛という名前のふたり』
これから絶対くる俳優!ジョエル・エドガートン主演!惜しくもアカデミー賞ノミネートは逃したけれど、この演技は見逃せない!見た目はゴリゴリだけど心はピュアなエドガートンにあなたも心を奪われるかも…!

『ボヤージュ・オブ・タイム』
毎回、陶酔してしまうほどの映像と、驚異的なジャンプ力をもった編集で映画ファンをうならせてきたテレンス・マリック監督。今回新たに挑んだのは、「アート」と「科学」の交錯。いまだかつて見たことない映像が繰り広がる脅威の90分です!

イベント情報

2017年2月11日(土)~ 3月31日(金)
2017年・春のGAGA作品映画祭!連続公開鑑賞ラリー!
実施劇場:伏見ミリオン座 名古屋市中区栄1-4-16
応募/抽選期間:2017年3月3日(金)~3月31日(金)
チラシ・応募台紙:2017年1月28日(土)より伏見ミリオン座にて配布開始
応募/抽選方法:応募用紙に、対象作品3作品分の映画半券を貼り付けて応募。応募用紙と引き換えにその場で抽選。
応募対象作品・公開スケジュール:
『たかが世界の終わり』2017年2月11日(土)公開
『ラ・ラ・ランド』2017年2月24日(金)公開
『ラビング 愛という名前のふたり』2017年3月3日(金)公開
『ボヤージュ・オブ・タイム』2017年3月10日 (金) 公開
プレゼント内容:『ラ・ラ・ランド』クリアファイル、『ラ・ラ・ランド』ポストカード、『たかが世界の終わり』プレスシート、『ラビング 愛という名前のふたり』プレスシート、『ボヤージュ・オブ・タイム』クリアファイル
問:052-212-2437
http://www.eigaya.com/

2017年2月11日(土)~
『たかが世界の終わり』
公式HP:http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:ギャスパー・ウリエル/ヴァンサン・カッセル/レア・セドゥ/マリオン・コティヤー
原作:ジャン=リュック・ラガルス「まさに世界の終わり」
上映時間:99分
製作国:カナダ・フランス合作 配給会社:ギャガ
© Shayne Laverdière, Sons of Manual
※ON READINGにて『たかが世界の終わり』公開記念キャンペーン実施!
詳細はこちら:http://onreading.jp/news/endoftheworld/

2017年2月24日(金)~
『ラ・ラ・ランド』
公式HP:http://gaga.ne.jp/lalaland/
監督:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン
上映時間:128分
配給会社ギャガ/ポニー

2017年3月3日(金)~
『ラビング 愛という名前のふたり』
公式HP:http://gaga.ne.jp/loving/
監督:ジェフ・ニコルズ
出演:ジョエル・エドガートン/ルース・ネッガ
上映時間123分
製作国:イギリス、アメリカ
配給会社:ギャガ株式会社
© 2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

2017年3月10日(金)~
『ボヤージュ・オブ・タイム』
公式HP:http://gaga.ne.jp/voyage/
監督:テレンス・マリック
上映時間90分
製作国:フランス/ドイツ/アメリカ
配給会社:ギャガ株式会社
2016 © Voyage of Time UG (haftungsbeschränkt). All Rights Reserved

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