フェスの多幸感と、ライブバンドの価値観
―宣伝の場としては、大型フェスもそのひとつになってるご時世だと思うんですが。フェスブームによって、大所帯バンドがフェス映えするからか、同じようなバンドがいろんなフェスに出てるな~ってことも感じたことあるんですけど。いわゆるフェス受けするバンドが持つ、謎の多幸感みたいなのがあるじゃないですか。洗練されたポップスがもてはやされる時代というか、完全に流行っちゃってる。で、シャムキャッツは、「EASY」っていう自主企画イベントについてのインタビューで、「スリーピースとかフォーピースみたいな最小人数でやってるバンドを集めたかった」とかそういう話をしていたと思うんですが、あれは、そういうフェス的なバンドとか、シティポップ全盛に対する反抗とかではない?
そういう意味です。まず、自分たちに対する自覚としては、今のフェスブームにがっつりハマるバンドじゃないという自覚があるんですよ。でも、フェスは好きだし、出るし、超誘われたいけど(笑)。そこで勝負していくつもりもあるけど、壊したいなっていう気持ちもあって。壊すというか、今のフェスを楽しんでる人に「それ違う!」っていうつもりは全然ないんすけど、もっと違う感じのイベントもあってもいいはずだよねって感じっすね。 今、見失われがちな<バンド>とか<ライブ>っていうものの価値観をちゃんと見せたい!って思ってます。
―その<見失われがちな価値観>ってのを言葉にするとなんなんですかね。5、6年前って、日本中のインディーシーンで、けっこう現状を打破する/破壊するムーヴメントみたいなのがあったと思うんですけど、そういうロックやライブの持つ<何か>みたいなものが今、見失われがちなのかも。
その頃の現場の雰囲気って、今はもうないから。その見失われがちな<何か>ってのが何か?についてはまだ言葉にできてないすけど。
―今、話してて気づいたのは、そのフェスっぽいバンドとかと、決定的に違う今話している、<バンド><ライブ>が持っていたけど、今、欠落してしまった<何か>は何だろう?って考えていくと、それは<メッセージ性>なんじゃないか、って思うんですよね。
お。
―結局、みんな<メッセージ性>がなくなっていってるのかな~って思って。隠してるかもしれないし、実は持っているかもしれないけど、熱い想いがあってとか、それがないのかなーって。5,6年前の僕が好きだったシーンというか、たまたま目や耳に入ってきた<バンド><ライブ>には、曲にしろ、スタンスにしろ、イベントにしろ、<メッセージ性>があったな~って。てのは、名古屋にSIKASIKAってバンドがいたりして廃ビルで外タレの名古屋公演をやったり、カラオケボックスでライブイベントやったりしてて、彼らに教えてもらったり、いっしょに遊びに行ってた、京都の「僕の京都を壊して」っていうイベントとか、九州には「九州FUCKWAVE」ってのがあったりしたんですけど。なんかそういう暑苦しいくらいの狂気的な強いメッセージ性みたいなのが、時代的に好かれなくなっちゃったというか。<バンド><ライブ>っていうもの持ってた熱量みたいなのが、フェス受けがいい音楽ってのに負けちゃって、インディー感みたいなのも何か変わってきたのかな~って思ったりもします。ちなみに、シャムキャッツもそこまで<メッセージ>がある感じではないですよね?
まあ、ぱっと見はね。でも、ちゃんと魂込めてやってますよ。
―こないだの「下北沢インディーファンクラブ」に行った時、なんか2周分くらいライブをやってましたよね?あれは魂感じました。どういう感情だったの?
あのとき、俺らがトリだったんですけど、二回転やらないと入らないくらいお客さんが並んじゃって、だから、演りました。そういうバンドです。昨日も、味園ユニバースのイベントに出て、ライブやる直前にリハしてそのままライブっていうタイムスケジュールのイベントだったんですけど、30分巻きくらいでリハが終わってしまって。そうすると、出番まで、2、30分お客さん、そのまま立って待っていないといけないんですよ。で、つまんないだろうなっと思って、リハで3曲やって、そのあとリハの時間にリクエスト募っ て何曲かやったり。 <ライブ>のそういうのが好きなんです。その場でなんか起きそうな感じ。でも、別に<フェス>が悪いって言ってるわけではないですよ。
―フェスとかよく行ってる人って、フェスしか行かない人たちっているじゃないですか。なんか、野外でキャンプとか込みで酒飲んでワ~ってやるのが楽しくて行くっていう。それはそれでいいんだけど、すごいたくさんアーティストとか出てて、それを少しずつ見て、あっち行ったり、こっち行ったりしてっていうのが楽しいのもわかるんだけど、なんかな~って引っかかる思いがあって。いや、別にいいんですけどね。
わかります、わかります。だから、「EASY」の話もそうだけど、すごい<純音楽>で<純文化>なイベントをやりたかったんですよ。極端にした方がわかりやすいかなと思って。 ライブハウスでやるし。フェス飯とかもナシ。NEST(会場)にもともとあるご飯でいいし。キャンプもできない。何かスペシャルな感じとか、さっきの<多幸感>じゃないですけど、そういうのはナシでライブを聴く、それでも面白い イベント、それをできたと思う。もしかしたら堅苦しさもある感じのイベントなのかもしれないけど。そういうのがやりたい。僕はね。
―シャムキャッツが野外フェスとか企画したら、なんか違うかな~ってのはありますね。
「EASY」に来てくれて、参加してくれてる人たちがすごい楽しそうにしてるっていう景色が、ちょっと希望になったんです。
―だから、さっきの話でお客さんがどんどん本当に音楽が好きな人だけ残ってくれるといいというか、そういう人たちがシャムキャッツの周りに残っていってくれてる感じがあるのかもしれないすね。ちゃんと音楽好きで聴いてくれてる人の方が、バンドから愛を投下した分、還元もしてくれるだろうし。わかってくれるみたいな。
バンドって、一曲一曲で判断か変えてしまうような人たちを相手にしだしたら、それこそマーケティング論的な、お客さんのニーズに応えていかなきゃ!って方向にいってしまって。ニーズに応えなきゃ評価されないし、誰も良いと言ってくれない!ってなっていくと思うんです。でも、本当は違ってて、どんどん実験していかなくちゃいけないし、なんなら失敗作と思えるものを出していかないと、伸びしろがないというか。ずっと 続いている人たちってそこらへんのバランスすごいですよね。 実験的な曲を例えば出したとして、その結果「こういう曲も面白いからいいよね」って言ってくれる人たちがちゃんといる。僕らもビビらず楽しみたいなって 思ってます。
―さっきのフェス好きな人達は1曲単位で判断するって話じゃないけど、「渚」だけ盛り上がってくれてもな~って?
まあ、ちょっとは思います。最近「渚」全然やらないんでわかんないですけど(笑)僕が好き なバンドって、その時のバンドのモードをライブですごい出してる時が好きだなって思うんです。 だから、好きな1曲を聴けなかったら、次のライブで聴けるかもし れないって気持ちもそれも持って帰りたい。自分たちもそういうバンドでありたいと思います。 「今日はイマイチだった」てのも、ライブの良さだと思いますしね。いや……でも、それこそ僕は音楽界隈を生業にしてるから、こういうこと言えるけど、主婦でね、毎日忙しい中やっとの思いでライブ見に行ってヒット曲やらなかったら「おいコラ」ってなりますよね、絶対。僕もポール・ マッカートニーとか、ローリング・ストーンズ観に行っても、あの曲聴けなかったな~とか、あんまりよくなくなったな〜とか思ったりしますから。でも、やっぱり聴くし。もう一回ライブ行 きたいんですよね。バンドって1曲きいて判断するものじゃないし、ライブも1回で判断するもの でもない。ちょっとだけ聴いて、好きか嫌いかとか判断するもんじゃないですよね。けど忙しい中 来てくれてたら、「おいコラ」ってなりますよねー。よくなくても、もう一回聞きたいなって思わ せることがてきるかは自分ら次第てことか。ていうかポールと俺ら比べるの間違ってました(笑)
―フェスがそういう流れを加速されてる感もあるかな~って。わーってたくさんバンドが出てきて、1バンド2、3曲だけ見て、次あっちのステージで○○が始まるからもう行かなきゃ~!みたいな感じというか。1曲単位でiTunesで購入するリスナーにとってはフィットするんだろうけど。そういうのを具現化したのが今の商業フェスかな~とか。昔のフェスはたぶんもっと<メッセージ性>とかもあったと思うんですけど。今は、インディーフェスとかでも、もう根こそぎインディーアーティストが出まくってるショウケース的なやつとかもあるし。そこにはもうブッキングセンスとかそういうの感じないから、イベントとしてはおもしろくないな~って思っちゃいますよね。
確かに。ブッキングって、それ自体に<メッセージ性>がありますよね。
―そう。ブッキングがかっこいい!とかってありますよね。だから、片っ端から根こそぎ出してる感のあるフェスは好きじゃないし。他のイベントに出まくってるバンドとか呼びたくないな~、差別化したいな~って思うと思うんですけどね。でも、フェスやるのにお金もかかるから、集客できるバンドを入れておきたいのはわかるんですけど。ちなみに、「EASY」は商業的には成功だったんですか?
ほんのちょっと上がりがあるくらい(笑)。去年は、700人くらい来て、各バンドにお金払ったら、残ったお金はほんとにほんのちょっと。
―そうなっちゃうんですね。
そうそう。興行的には失敗だよね。でも、いいんです。武部くんがさっき話してたようなことと、けっこう同じ考えで「EASY」はやってます。あと、フェスの話だと、僕らのライブのセットリストを考えるとき、フェスってだいたい30~40分の出演時間の中でとにかくずっと見てもらわないといけないって思うと、ずっと見てもらえれる曲をやらないといけないってなっていて。特に、自分たちのファンじゃない人もたくさん集まるような、不特定多数の人が見てる場がフェスだとしたら、なるべくyoutubeに上がってるPVになってる曲をやろうとか、知ってる曲をやろうとか思ってたんです。でも、そういうのはやめました。
―へー!かっこいい。
じゃないと結局、続かないなって思って。フェス出た時は、むしろ「俺達は一曲だけ観るバンドじゃないよ」って、自分たちでライブで示す必要があるって思うようになってきました。そういう見方をしてもらうバンドじゃないって自分たちでは思っているから。結局バンドがどういう曲つくるとかどういう作品を世に残していくかって、すごくシンプルで。ライブでのお客さんとの関係性に左右されるんです。つまり、乱暴に言ってしまえば、盛り上がる曲を期待されていた ら、盛り上がる曲をつくるしかないんですよ。
―でも、シャムキャッツは、その期待に応えるだけじゃなくて、今の自分たちの好きなものを ぶつけるっていう姿勢がありますもんね。
夏:そうです。あと、最近気づいたんですけど、バンドを一番成長させてくれるのも目の前のお客 さんなんすよね。付かず離れずっていうかね、刺激しあってるんだなっていうのは、思います。
「EASY」に「GO」していくための惜しまぬ努力。
―前作の3rdアルバム『AFTER HOURS』その続編とも言えるミニアルバム『TAKE CARE』では、楽曲的にスローなビートとか、どっしりしたビートの曲が増えて、2ndアルバムの『たからじま』くらいまでの、ギターロック的なチャキチャキしてる音じゃない、少し大人しい感じになってったじゃないですか。それは今後もそのままいくんですか?
いや、それももう飽きてきてるんで。今、作ってる新曲は全部変です!
―変ってのはどういう?変拍子的な?
一般的に売れるラインじゃない、明らかに違う音楽をやってしまっている感があります。
―ゆったりとしたビート感はそのままに?
そういう曲もあるし、結構速いビートの曲もある。そこは、バンドの成長もあるから。『たからじま』を出した時は全然音楽の理論なんて知らなくって。あれを作ったときは頑張ってはいたけど不十分だった。だから、オリジナリティがあって逆の言い方をすればすごいイビツだった。エキセントリックなとこがあったんですよね。それをもうちょっと構築的なものにしていきたいということで、『AFTER HOURS』~『TAKE CARE』を作って、すごくバンドらしい、曲らしいアルバムができた。ドラムが8ビート~16ビートになって、そこにギターのコードが乗って、ベースはうねってて、すごくバンド然とした作品になったと思います。
―つまり、自分たちのスタンダードが確立できた、と?
そう。そういう作品がようやくできたので、じゃあ次はそこで養ったノウハウを元に、昔のエキセントリックさを取り戻そうという気持ちになりました。
―そうやって、自己分析しながら音楽やってる人って、結構いるんですかね?自分たちは今、こうだから、前作はこういう感じだったから、次はこうしてああして…みたいな。そんなこと考えながら音楽作ってるバンドっているのかな?理論的に納得しないと進めない?
そうなんですよ。僕たち。いちいち、納得していきたいんですよね、きっと。
―着実に駒を進めていく感ありますよね、シャムキャッツって。
そうしてこなかったバンドがどんどんつぶれるのたくさんみてきてるから。
―あー、階段を一、ニ段飛ばしして駆け上ろうとして、どっかで転んで落っこちる的な?
絶対とはいわないけど、多くの場合失敗するような気がするんです。無理とかすると。
―だから、「EASY」に「GO」していく感じですか?
そうですね。なるべく「EASY」に「GO」していく。だけど、そのための努力は決してEASYなものではないんだけど、そこは惜しまない。無理が生じるとよくない。だけど、そのためのがんばりは必要、みたいな。
―そう、頑張ってる感は、めちゃくちゃ伝わってると思いますけどね。
報われるとか報われないとはわかんないですけど、結局真剣にやってるのが勝つと思うんですよ。真剣にやってる方が素敵じゃないですか。
シャムキャッツに孕む、唯一のメッセージとは
ーシャムキャッツもメッセージ性を孕ませているって言ってたけど、それってどんなメッセージなのか、言えますか?
曲ってやっぱスローガンみたいになっちゃうと良くないって思ってて、それだったら活動家みたいなものを目指せばいいかなって。バンドにできることってそんなに多くないぞ、って思っていて。人を焚き付けたり感化させるようなものではないと思うんですよ。なんか考えたり、誰かと話をするときのちょっとしたプラットフォームになればいいかなって。そういう役割しかできないと思うんです。答えを提示する表現じゃないっていうか、明確なメッセージがあったとしてもそれを歌詞とかにすべきではないと思っていて。音楽以外の表現ではアリだと思うし、音楽でそれをやってる人たちを否定するわけではないですが、自分の仕事ではないなって。多分、バンドミュージックのおもしろさって、理由を置いておいて、そういうのを飛び越えて、感覚だけでハッとさせるというか、急に説明が要らなくなるっていうか。その部分に希望として捉えているんですよ。
ーあのシャムキャッツのライブの熱量って何なんでしょう?あれは、どこから来る熱量なんでしょう?
何なんでしょう。
ー演奏してる自分自身で「楽しい〜!」って感情からの熱なのか?
楽しいは楽しいです。でも、僕の考えでは、どんなに暗いイメージの音楽やってても、「楽しい」からやってるとは思うんですよね、音楽って。例えば、極端にいうと、マリリン・マンソンとかも演ってる側も聞いてる側も、楽しいはずであって、それがその人にとってのPOPSだから聴いてると思うんですよね。
ーあ〜でも、マリリン・マンソン好きな人って、熱心な信者感があるというか、さっきの音楽はプラットフォームだって言ってたのにつながるかもしれないんですけど、そこに寄り掛かるというか、依存したり、頼る場所というか、もう救いを求めてたどり着いてる感、ありますけどね(笑)。じゃあ、シャムキャッツを求めてる人たちは何を求めて聞くのかなって。
ん〜何を求めてるのかな、難しいすね。僕、Deerhoofがすごく好きなんですけど
ーあ、僕もめちゃ好き!
なんかライブとか見てると、なんていうか自分が最強になったような気分になってくるんですよね!
ーわかる!わかる!
で、僕はそれをロックって呼んでるんですよね。あの感覚を。まあ、ロックだけじゃないかもしれないけど、僕はその感覚に助けられてきたんですよね、ずっと10〜20代。とすると、俺もそれをやる側にまわりてえ!ってなったんですよね、きっと。
ーってことは、それを伝えたいってことかな?
そうっす!そうっす!
ーロックって音楽が持つそういうなんとも言葉にしがたい起爆的な熱量を、シャムキャッツで感じてくれれば本望だし、そうじゃなくてもその夏目君が10〜20代に洗礼を受けた<あの感覚>みたいなのをわかってほしい!っていう…それが熱量につながってるのかもしれないですね。
シンプルに考えると、自分たちに向いてることはコレだった。というか。やれることって限られていると思うんで、でも、やっていく中で自分たちにとってやれることは、<あの感覚>を伝えることだったんだ、みたいな。それを一生懸命やってるってことですね。昔は迷ってたから、ブレるときもあったけど、最近は、やりたいこと/やりたかったことと、やってることが合致してきたっていうか。
ーなるほど。じゃあ、メッセージ、ありましたね。
そうです。でも、自分たちは、これがやりたいんだ!っていうよりは、ここしかなかった、っていう感覚ですね。やっていく中で自分たちで気づいたんです。
―やばい、リハの段階(ガスト)で時間押しまくってしまいました!そろそろ、本番というか、一軒目に行く予定していた「ON READING」へ行きましょうか!
<次頁より、夏目君を連れ、名古屋カルチャースポットガイドツアーへ…GO!>
2015年12月3日(木)
シャムキャッツ 年末ワンマンツアー“素晴らしい日々” supported by jellyfish
会場: 名古屋 CLUB QUATTRO(http://www.club-
日時: 開場18:30 / 開演19:30
料金: 前売¥3,000 当日¥3,500(D別) ※前売りチケット購入者特典:LIVE DVD
出演: シャムキャッツ(ワンマン)
チケット:ON READING、KAKUOZAN LARDER、YES AND CO、TUMBLE WEEDにて発売中。他、チケットぴあ(http://t.pia.jp/)Pコード(277-
企画制作:シャムキャッツ/ATFIELD inc.
協力:jellyfish(http://www.jelly-
問合せ:ジェイルハウス(052-936-6041)
シャムキャッツ
4人組のロックバンド、シャムキャッツ。2009年春、1stアルバム『はしけ』をリリース。その後、自主制作で次々と発表したCD-R作品「DEMO SINGLE SERIES」(全3作)、シングル「渚」と「サマー・ハイ」は全てSOLD OUT。2011年秋、ミニ・アルバム『GUM』をリリース。2012年冬、P-VINE RECORDSより2ndアルバム『たからじま』をリリース。収録曲“SUNNY”がテレビ東京系「モヤモヤさまぁ~ず2」のエンディング曲に起用される。2013年、夏から秋にかけてTurntable Filmsとのスプリット12インチアナログシングルの先行即売全国ツアーを開催。2014年の年明け、店舗限定シングル「MODELS」をリリース、一週間で完売。VJを加えたバンド初のワンマン・ツアー「GO」を東名阪で開催。3月、最新アルバム『AFTER HOURS』をリリースし、渋谷CLUB QUATTRO公演を含む全国ツアーを開催し大成功を収める。また、アルバムの好評を得て「MODELS/LAY DOWN」を7インチ・アナログとしてシングルカット、更には『AFTER HOURS』をLP化。2015年3月4日に『AFTER HOURS』の“その後”を描いたニューミニアルバム『TAKE CARE』をリリース。全国9箇所のワンマンツアーを開催。10月10日に主催イベント「EASY 2」、年末に名阪クアトロツアー「素晴らしい日々」を開催。