13:30
ON READING
ON READINGとは縁の深い、STOMACHACHE.とも仲が良かったりする、この男。実は、初のON READING。
気になる本、多数!(夏目)
お金持って行ってたら大変なことになってただろうな …。ジンもあるし、CDもあるし、最近の雑誌もあるし、文庫なんかもあって、時間あったら一日中居れるなあって思いました。(夏目)
店内奥にはギャラリースペースも。(※特別に許可をもらって撮影しています)
夏目:この人の作品、やばいっすね!
黒田:それはドイツのアーティストでStefan Marxって人で、実は個人的に今、押しのアーティストさんなんです。
岩上:お!夏目君が反応してくれた!やったじゃん!
夏目:まじすか!次の作品のジャケ、お願いしてみようかな。(実際に、夏目君は、家に帰ってからON READINGのサイト上でStefan Marxの塗り絵をポチったのだそう)
お店の二人もいい雰囲気で、なんていうか楽に本を眺められる感じがとても好きでした。うちの近くにこんな本屋さんがあったら最高。また行きます!「素晴らしい日々」チケットも取扱中です!(夏目)
ON READING
住所:愛知県名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A
営業時間:12:00-20:00
定休日:火
TEL : 052-789-0855
URL : http://onreading.jp/
雑談①:そもそも、“アーバンチル”って何?
ー今回、スペシャの連載企画みたいなやつで、「アーバンチル部」ってのを夏目君がやってるから、「アーバンチル部 in 名古屋」みたいな感じの企画にしようか〜?…みたいな話もありましたが。ちなみに、そもそもその「アーバンチル部」って?
スペースシャワーの串田君って人から、「今、『スペシャカレッジ通信』っていう企画をnoteってアプリ使っていろんなアーティストがやってるから、夏目君もなんかやらない?」って話があって。「スペシャカレッジ通信」ってのは、みんななんかしらの授業をやる、みたいな企画なんですけど。でも、俺そんなに興味あることが少なくって。企画考える段階で、「じゃあ趣味、何?」って聞かれて、「音楽聞いてるか、映画観るかかな〜」って感じで俺、超普通で。「じゃあ普段何してんの?」って言われて「コンビニでビール買って、道で飲んでる」って言ったら、「あ!それいいじゃん」ってなって。それで、毎回ゲストを呼んで、ただただ歩きながら飲んで話してるっていう企画に。
ーなるほど。
ちょっと毎回新しくゲストを呼んで、ひととなりを聞くっていうので、本来とは趣旨ずれちゃってるんですけどね。ホントは適当にそこら辺で会った友達をコンビニ寄ってビール買って歩くっていうのがそれなんですけど。
ー実際、そういう飲み歩きみたいなのしてるんですか?
ひとりでもよくやってます(笑)。帰り道に酒買って飲み歩きながら帰るみたいな。店で飲むのもいいんですけどね。けっこうやってる人いるんですよね、東京って。春とか秋とか。店の中に入っちゃうのもったいない気候ってあるじゃないですか。まあ、元を正せば、スタジオ終わりとかで、時間なくてどっか店はいるのもめんどくさいね、終電も近いしさってときにさくっと飲める方法がそれ、というか。安く済むし。
ー台湾に行った時に、向こうのインディーバンドの人たちが集まって缶ビール飲んでる公園があって。ここに集まって飲むのが俺たちのシーンなんだよ、みたいなことありました。それっぽいかも。
それ、素敵な話ですね。そっちの方がかっこいいです(笑)。
ーちなみに、「アーバンチル」って言葉は造語ですか?
そう。俺が「外で飲んでるよ」って話したら、そのスペシャの串田君が「ああ、アーバンチルね」って言って。「あ、そんな言葉あるんだ!」って返したら、「いや、俺が今作ったんだけど」って。で、決まりましたね。
ー(笑)。
くっしー(串田さん)と話してたのは、世の中、意味の有ることが基本的にはコンテンツって呼ばれるものになっていくから、逆に本当に意味のないコンテンツだってあっていいんじゃないか、みたいな。だから、「アーバンチル」は、本当に意味のないコンテンツを目指してる、という。まあ、でも、目指してるとか言ったら、意味のないことをわざと作り込んでる、みたいになっちゃうからアレなんですけど。「意味のないコンテンツを作ったっていいじゃないか!」っていう気持ちからスタートしてます。
14:30
KAKUOZAN LARDER
ー今んところ、どうですか?名古屋カルチャースポット巡りは…?
いや〜ON READINGも、ココ(KAKUOZAN LARDER)も初めてようやく来れたって感じで、いい感じっす。うれしっす。
ーあ、最初にガスト行ったんだった。
ちゃんとガストも入れときましょう、そこは!
ーガストは名古屋ではけっこう大事なんですよね。大事というか、あんまし、深夜までやっててダラっと行ける場所ってなくって、結局、ガストとか行っちゃう…。眠れる街、名古屋なんですよ。
札幌といっしょですね。札幌のバンドの人も「札幌はね、眠るんですよね」て言ってました(笑)。ちなみに、この店で今度、うちの菅原がライブするんすよね?
ーそうそう。SummerOfFanを辞めたことで、一部では話題のおかちゃんの企画です。
あ〜。SummerOfFanといえば、俺らがTOKUZOでワンマンライブやったときにDJで入ってくれてて、そんとき、ライブ中、一切SummerOfFanのこと触れずにそのままライブ終わっちゃって。そしたら、ライブ終わってから、SummerOfFanのボスこと香織くんが近寄ってきて、「ライブ中にMCで俺らの名前とか一切出さないとか熱いじゃん!」って言ってきて。ライブ中、そんなこと気にして見てる人いたんだ!ってなって(笑)
ー(笑)。紹介されたかったんすねきっと。でも、いつもSummerOfFanチームは一切紹介とかなくて、「SummerOfFanチーム、ありがと〜!」みたいなこととか言われないんですよね。むしろ、なかったことにされてるっていうか。
ぶはは(笑)。
ー東京インディー系のバンドとかオウガとか、名古屋でライブするときにDJとかで入っていることけっこうあるんですけど、だいたい触れられずにイベントが終わるっていう。
今日のことはちゃんともう、忘れないうちに今、ここでつぶやいときます。
ー丹羽さん(KAKUOZAN LARDER店主)ももともとバンドマンなんで、今日は、夏目君とでロック談義に花を咲かせてほしいな〜とも思ってて…。
ちょっと待って。その前にバーガー食ってから…
(もぐもぐ)…。
うまい…。
ー(笑)。てか、汗、やばいね!滝のようだよ。
チリ(バーガー)なんで。俺、汗っかきなんすよ。
ー丹羽さん、では改めて、ロックとは何ですか?って話、お願いします。そのデッドの帽子、いいですね!
丹羽:ロックは、ファッションですから。
夏目:(笑)。
ー軽っ!
丹羽:あ、危ない、危ない!ロックは発明だと思っています。
夏目:(このステッカー気になる…)
出してもらったビールもまじ最高でした。スケーターが作ってるというエールビール。すごく輪郭がハッキリしてる苦味と、鼻を抜けるスパイシーな香り。いやあ最高。もちろん、ハンバーガーも最高に美味しかったっす。ビーフパテの美味しさもさることながらバンズもうまかったっす。チーズチリバーガー食べたんですけど、ハワイアン(パイナップル入り)もすっごい気になったんで、次はそれにします!武部くんが食ってたヨーグルトソースがかかった肉のせ飯(?)みたいなのも最高。(夏目)
KAKUOZAN LARDER
住所:愛知県名古屋市千種区覚王山通9-14
営業時間:11:45-22:00(L.O.21:00) ランチタイム:11:45-15:00
定休日:火・水
TEL : 052-762-2786
URL : https://www.facebook.com/KakuozanLarder
雑談①:週2のグルーヴ、GELLERS先輩のいい話
ー今日って平日の月曜だけど、バンド生活が長いと、曜日感覚とかってなくなっていくんじゃないですか?土日はわかるとしても、平日の感覚が一般的な週5で働いている人とズレていくっていうか。
いや、週2で火木でスタジオ入ってて俺ら。それがあるんで、曜日感覚はそこで整理されますね。<週2のグルーヴ>ってのがあるんですよ。
ーえ、なにそれ(笑)。
週2でいっしょに演奏していないと出ないグルーヴってのがあるんすよ。週3じゃダレるんすよ。これはファーストアルバムをレコーディングしてた時に、よくスタジオにトクマル(シューゴ)さんが遊びに来てくれて。
ーへ〜。
いろいろアドバイスとかくれて、なんかもう影のプロデューサーみたいな感じなんですけど。で、「シャムキャッツってどれくらいスタジオ入って練習してるの?」って聞かれて、そしたら「え、GELLERSでも週2でやってるよ」って言われて。「え!」ってなって、週2にしたんですよ。でも、その後、GELLERSは週1になるんです。
ー(笑)。
で、後日、GELLERSの川副さんに「シャムキャッツてどれくらいスタジオ入ってんの〜?」て聞かれたときがあって、「週2で入ってますよ〜」って言ったら、「俺達も週2でスタジオ入ったほうがいいんじゃないか?」ってGELLERSメンバーにいうっていう(笑)。
ーGELLERSって何かいいっすよね〜!なんかそういうところも含め。
GELLERSは最高す!
16:00
YES AND CO
ーじゃあ、次は古着屋さんです。最近、個人的にもよく行ってるお店をご紹介したいな、と。ここ、屋上スペースがあって、そこでタバコ吸ったり、缶コーヒー飲んだりして、だらだらしてるみたいな場にもなっていて。まさにアーバンチルできる古着屋なんですよ。
おもしろそう。
ーこちら、店長のシゲくんです。
シゲ:どもっす。
夏目:あ、あれ、お兄さん、なんか会ったことありますね、東京の「cana」って店にいませんでした?
シゲ:あ、めっちゃお世話になってますよ。仲いいっす!
夏目:やっぱり!(笑)。
ーここで、まさかの再会?!世間は狭いっすね。
店主の方、僕が東京でよく行ってる阿佐ヶ谷のcanaに頻繁に来ているらしくて、そのお話してから急に親近感が湧きました。お店を訪ねた当日はおしゃれな仲間の方々がたくさん集合されていて、その中にポッと入り込んでしまったワタシ、わたわた。でもお店はすごく素敵でした!僕品数多い古着屋さん苦手なので、yes and coさんくらいの大きさで、選ばれてる並びのお店好きっす。あと、なんといってもバルコニーが超いい。晴れた日に昼からビール行きたいっすね。そして、縁もあって、こちらのお店でも「素晴らしい日々」のチケット取り扱いしてもらうことになりました。(夏目)
YES AND CO
住所:名古屋市中区大須2-15-42 竹内ビル4F
営業時間:13:00〜24:00
定休日:不定休
TEL : 090-2496-0945
URL : https://www.facebook.com/YES.AND.CO/
移動中の雑談②:名古屋インディーと仲が良い?
ー仲いいバンドは?
昆虫キッズかな。でも、あんま誰かとわざわざ誘って飲みに行ったりしないんすよね、俺。roji(ceroの高木君が働いている店)とかにふらっと行って、そこにたまたま居た知り合いと飲むみたいなのはありますけど。むしろ、名古屋だったらジョンのサンとかジョセフ・アルフ・ポルカとか、昔から仲良くしてて、名古屋もけっこう来てたんですけど、その度に、ジョンのサン・立石くん(立石くんとの対談インタビューはこちら)とかと飲んだり、古賀さん(ジョンのサン)んちに無理やり押しかけたりとか。いまだに名古屋って好きですね。テト・ペッテンソンとかカーリーズとかも好きだし。やっぱり名古屋ってなんか、ジャンルバラバラなのにつながってたりするんで、同じジャンル同士で固まってるとかじゃなくて。だから、なんか変な化学変化とか起きてるんじゃないすかね、名古屋インディー。
ーなんかだからこそ、くくりにくくて、こういう感じの音楽性ってはっきりひとまとまりにして言い切れないんすよね。みんな、各々にオルタナティブであるというか…。そこを夏目君とか、トクマルさんとかおもしろがってくれてるけど。けっこう名古屋にいる音楽ファンの人たちにとっては、アングラ過ぎるのか、そのおもしろさに気づいてくれてない人が多いっていう。
名古屋って<現場感>が強いっすよね、圧倒的に。なんか生活と地続きのアンダーグラウンドっていうか、仕事しながら音楽やってるのが普通になってて、でも別に腐らないっていうか。それがいいんじゃないすかね。東京って、常に野望を抱いてないと、音楽やれない環境であって。やる/やらないの決断を常に迫られているというか。だから、すぐバンドとかって潰れっちゃったりするだろうし。別にそんなの決めなくて良くない?っていう、いい具合のバランスと価値観が名古屋にはあるんだと思う。
17:00
TUMBLE WEED
ーもともと、井本さんって植物を扱ってた側だと思うんですけど、昨今のボタニカル・ライフブームってどう思います?
井本:俺ははっきり言ってあんまり好きじゃないし、なんかやたらそのせいで詳しいやつとか店に来て、ああだこうだうんちくを語ってきて、いろいろ聞いてくるから逃げてるよ(笑)。そういう知識とかじゃないところで感覚的な部分で勝負してるからさ。
夏目:なんかわかります。俺も、インタビュアーによっては、ロックの歴史とか、こういうジャンルだから、このバンドとかこのバンドとかも知ってるよね?みたいな話されることあって。なんかそういうのじゃないんですよね。
ーやりたいことがたまたまそういう音に聞こえる、とかっていうのはあったとしても、それを言い当てたい人たちを楽しませるためにクイズを出してるわけじゃないよってことね〜。
名古屋にこんなお店があったんだ!すげえいい。かっこよくて、かわいい多肉植物とか、エアープラントもちろん気になりましたけど、ジョウロとかデッキブラシのかっこいいの売ってて、そっちも欲しくなりました。おだじ(小田島等)とのライブペインティング対決の絵が飾ってあったり、パーカーも売ってたり、もう目が忙しくてやばい。気になるかっこいいものばっかり。ON READING さんセレクトの植物関連の本も売ってました!また行きたいっす!(夏目)
TUMBLE WEED
住所:名古屋市中村区元中村町3-52
営業時間:12:00-18:00
定休日:火曜日
URL : http://tumbleweedppp.tumblr.com/
こちらでも「素晴らしい日々」のチケット取り扱いしてもらうことになりました。しかも、名古屋駅まで車で送ってくれるという優しさいっぱいの店長・井本さんに感謝!(夏目)
…ということで、今回の半日がかりの名古屋カルチャースポットツアーもこれにて終了。
6年間の長くて太い活動歴の中で、必死にもがきながらも前へ前へと進んできた、シャムキャッツ。その節目となる今回のワンマンツアー「素晴らしい日々」の名古屋編は、12月3日(木)名古屋クラブクアトロにて。この日が確実にあなたにとっても、そして、シャムキャッツにとっても<素晴らしい日>のひとつとなるはず。
2015年12月3日(木)
シャムキャッツ 年末ワンマンツアー“素晴らしい日々” supported by jellyfish
会場: 名古屋 CLUB QUATTRO(http://www.club-
日時: 開場18:30 / 開演19:30
料金: 前売¥3,000 当日¥3,500(D別) ※前売りチケット購入者特典:LIVE DVD
出演: シャムキャッツ(ワンマン)
チケット:ON READING、KAKUOZAN LARDER、YES AND CO、TUMBLE WEEDにて発売中。他、チケットぴあ(http://t.pia.jp/)Pコード(277-
企画制作:シャムキャッツ/ATFIELD inc.
協力:jellyfish(http://www.jelly-
問合せ:ジェイルハウス(052-936-6041)
シャムキャッツ
4人組のロックバンド、シャムキャッツ。2009年春、1stアルバム『はしけ』をリリース。その後、自主制作で次々と発表したCD-R作品「DEMO SINGLE SERIES」(全3作)、シングル「渚」と「サマー・ハイ」は全てSOLD OUT。2011年秋、ミニ・アルバム『GUM』をリリース。2012年冬、P-VINE RECORDSより2ndアルバム『たからじま』をリリース。収録曲“SUNNY”がテレビ東京系「モヤモヤさまぁ~ず2」のエンディング曲に起用される。2013年、夏から秋にかけてTurntable Filmsとのスプリット12インチアナログシングルの先行即売全国ツアーを開催。2014年の年明け、店舗限定シングル「MODELS」をリリース、一週間で完売。VJを加えたバンド初のワンマン・ツアー「GO」を東名阪で開催。3月、最新アルバム『AFTER HOURS』をリリースし、渋谷CLUB QUATTRO公演を含む全国ツアーを開催し大成功を収める。また、アルバムの好評を得て「MODELS/LAY DOWN」を7インチ・アナログとしてシングルカット、更には『AFTER HOURS』をLP化。2015年3月4日に『AFTER HOURS』の“その後”を描いたニューミニアルバム『TAKE CARE』をリリース。全国9箇所のワンマンツアーを開催。10月10日に主催イベント「EASY 2」、年末に名阪クアトロツアー「素晴らしい日々」を開催。