SPECIAL INTERVIEW:
TATSUYA MIZUTANI [imo market]
Interview,Text & Edit : Takatoshi Takebe [THISIS(NOT)MAGAZINE,LIVERARY]
Photo:Ryota Evina [Sundwich,LIVERARY]
ビンの中で植物を育てる「ボトルガーデン」というアート・
昨今のボタニカルライフ・ブームの効果もあって、植物たちと私たちはより身近になった(気がする)。しかしながら、本当に植物に対して愛情を持って接している人がどれだけいるのだろうか?単なるファッション的なインテリアとして、室内に放置された植物たちは、声のない悲鳴をあげているのかもしれない。
そんなことを思いながら、今回、名古屋市内にあるimo marketの工房兼自宅にてインタビューを敢行。昨年夏に行われたワークショップのレポート記事もあわせてお楽しみ下さい。
植物のこと、私たちのこと。
―そもそも、どういうきっかけで、現在のimo marketの活動に至ったのか、聞かせてください。
20歳の頃にはじめてインドに行きました。その頃は、
―旅に行った理由というのは、なんとなく行ってみようかなって感じだったんですか?
そうです。そこからアジアを中心に、はまっちゃって。
―何を求めて海外へ行っていたんですか?
自分でもよく考えたのですが、
―では、今のボトルガーデン作家という植物を扱う仕事に行き着くきっかけになった出来事のこと、お話していただいてもいいですか?
アジアと日本を行ったり来たりしていた頃に、
勝手にそう呼んでるだけですが、「師匠」は何人かいて、水草の師匠とは別の方なん
―それまでは自然界や生物学には興味はなかった?
全然、興味はなかったです。何に対しても深く勉強したことがあり
―「なかなか採れない」っていうのは、どこにそのお目当ての植物があるのか?を見極める力なのか、それとも採取の仕方のテクニック的なことですか?
テクニックは特にないですね。技術的には難しくないのですが、
はい。高いものは相当高いです。草1本5万とか。大きい水槽に入ってるあそこに置いてある草は、スマトラ島のある地域しか生えてないアグラオネマという原種の草なんですけど。今でも2~3万くらいしますね。
写真右:アグラオネマ
ーへ〜。何で続けなかったんですか?
どんどん採ってくる人が増えて現地を荒らすようなことになったら
―植物に触れる中で、だんだん植物に愛着が湧いていった?
そういうことかもしれません。やり始める前は、
―ボトルガーデンもそうですけど、今は、いろんな雑誌とかでもいわゆる「ボタニカルライフ」みたいな特集が組まれたりして、ブームになってるじゃないですか。水谷さんがやり始めた頃は、まだ盛んではなかったですよね?
全然なかったですね。
―今のこの状況ってどう思われてますか?後から時代がついてきた、って言ったら変ですけど。
そうですね。率直に今の状況はすごいなって思います。たぶん、ど
―ほとんどの山に人の手が入ってるってことですね。
「植林」もある時から多くの人が一斉にし始めたはずなんですよね
―先ほどの人工物に囲まれた現代人の生活が愛を求めているって話に戻すと、何でも簡単にコントロールできるのが当たり前の便利過ぎる社会が、逆に精神的には疲れさせているってことですかね?
わかんないですけど、その人工の社会になかなかついていけない人
2016年6月4日(土)、7月3日(日)
yamagataボトルガーデンワークショップ
2016年6月4日(土)
ワークショップとフィールドワーク
会場:岐阜県山県市・旧北山小学校(岐阜県山県市神崎100)
集合場所:JR岐阜駅(送迎希望者のみ)
スケジュール:9:00集合/ 10:30旧北山小学校/11:00ワークショップ&フィールドワーク/18:30JR岐阜駅・解散
2016年7月3日(日)
お手入れワークショップと展示販売会
会場:LABOEAT(名古屋市中区正木1-13-14,1A)
参加費:10000円(大人1名・材料費込み)※岐阜駅まで送迎無料。昼食は各自実費にて。
※申込フォーム http://goo.gl/forms/vCf52GlzGw
問:info-yamagatasya@g-yamagatasya.org(NPO法人山県楽しいプロジェクト)
imo market(イモマーケット)
自生地からその植物に最適な環境を学び、人々の日常生活に寄り添う事のできる「仮想的な自生環境」を作る事を生業としております。単に瞬間的な「美しさ」だけでなく、植物の生長という時間的な変化そのものに「美しさ」を見出し、所有者が環境を整える事で持続可能となるアートオブジェクトとしてご提案させて頂きます。http://imomarket.jp/