2025.11.01.Sat - 11.03.Mon | 養⽼天命反転地(岐阜|養老)

10⽉25⽇(⼟)〜11⽉17⽇(⽉)の期間、今年10月で開園 30 周年を迎える岐阜・養⽼天命反転地でサウンドアーティスト・evala、現代美術作家・⼤巻伸嗣による大規模な空間的サウンドインスタレーションが限定公開される「養⽼天命反転中! Living Body Museum in Yoro」が開催される。
岐阜・養⽼天命反転地は芸術家/建築家の荒川修作+マドリン・ギンズの 30 数年以上に及ぶ構想を実現したテーマパークで、その中でも11月1日(土)〜3日(月・祝)の3日間は、evala、大巻伸嗣に加え、イギリスを拠点に活動する国際的なダンスカンパニー・Neon Danceの計3組による特別公演が開催される。公演時間は約40〜50分を予定しており、ダンサーと共に養⽼天命反転地内をめぐる体験型の公演となる。
また日没後に行う公演では、初めて閉園後の養⽼天命反転地が公開され、⽉明かりの下で行われる限定70人のプレミア公演として開催される。
日中/日没で異なる、世界にも類を見ない特別な公演を是非とも体感してほしい。
養老天命反転地 開園 30 周年記念 特別イベント
「養⽼天命反転中! Living Body Museum in Yoro」
会場:養老天命反転地(養老公園)
[特別展示]
2025 年 10 ⽉ 25 ⽇(⼟)〜11 ⽉ 17 ⽇(⽉)
時間:午前9時〜午後5時(最終⼊場 午後4時30分)
休園⽇:⽕曜⽇
⼊場料:⼀般 850 円、⾼校⽣ 550 円、⼩・中学⽣ 350 円
展示作家:evala、⼤巻伸嗣
[日中公演]
2025年11月1日 (⼟)〜3日 (⽉・祝)
Living Body Museum in Yoro
時間:午後 3時〜
料金:⼀般 850 円、⾼校⽣ 550 円、⼩・中学⽣ 350 円
※養⽼天命反転地の⼊場料でご覧いただけます(事前予約不要)
[日没後公演]
2025年11月1日 (⼟)〜3日 (⽉・祝)
Living Body Museum in Yoro (night version)
時間:午後5時30分〜
料⾦:8,500 円(事前予約制) ※各日 70名限定
チケット申込(Peatix):https://lbm-yoro.peatix.com
詳細:https://lbm.architectural-body.com/
evala
音楽家、サウンドアーティスト。「See by Your Ears」主宰。既存のフォーマットに依拠しない立体音響システムを駆使した独自の”空間的作曲”によって、聴覚の潜在能力を覚醒させる没入体験を展開。無響室から広大な庭園、廃墟から公共空間、劇場に至るまで、多様な場でのサウンドインスタレーションを発表し、国際的に高い評価を得ている。
2020年、完全な暗闇の中で体験する音だけの映画、インビジブル・シネマ『Sea、 See、 She – まだ見ぬ君へ』を世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。2021年、空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base ‒ HPLver』が国際賞プリ・アルスエレクトロニカ Digital Music & Sound Art部門にてHonorary Mention (栄誉賞)を受賞。
2025年、大規模個展「evala 現われる場 消滅する像」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]) では、約400平方メートルの展示室を含む美術館全館を使用して8つのサウンドインスタレーションを展開。大きな反響を呼び、国際賞アルス・エレクトロニカにて、同展とこれまでの創作活動が高く評価され「Isao Tomita Special Prize(冨田勲特別賞)」を受賞。
近作に、小さなスピーカー群を用いた“音の芽吹き”シリーズ『Sprout』(Bunkamura Studio跡地、2024)、音と光のインスタレーションシリーズ『Inter-Scape』(ENNOVA ART Museum、中国、2024/東京都庭園美術館、2022/十和田市現代美術館、2020)、世界遺産・薬師寺を舞台にした『Alaya Crossing』(2022)、Sonyの波面合成技術を用いた576ch音響インスタレーション『Acoustic Vessel “Odyssey”』(SXSW、オースティン、2018)、無響室を用いたインスタレーション『Our Muse』(国立アジア文化殿堂、光州、2018/ICC、2017)、『大きな耳をもったキツネ』(Sonar+D, Barcelona、2017/ICC、2013、2014、2023、2024、2025)など。
また公共空間、舞台、映画などにおいて、先端テクノロジーを用いた独創的な作曲・サウンドプロデュースを手掛けている。大阪芸術大学音楽学科 客員教授。
https://evala.jp
https://seebyyourears.jp
荒川修作+マドリン・ギンズ
荒川修作(1936-2010)は1950年代後半から⽇本で芸術 家として活動を開始、1961年にニューヨークに渡る。
翌年、公私ともにパートナーとなるマドリン・ギンズ(1941-2014)と出会い、協働でさまざ
まな表現活動を⾏う。荒川は瀧⼝修造、そして現代美術の⽗と⾔われるマルセル・デュシャンの知遇を得て、1970 年代以降国際的に活躍を続ける。そのテーマは⼀貫して⽣命とは?という問いかけ、そして⾝体が中⼼となる世界の創造であった。
芸術から建築へと表現活動を移⾏してからは、奈義町現代美術館の「太陽」の部屋(1994 年、岡⼭県奈義町)、養⽼天命反転地(1995 年、岐⾩県 養⽼町)、三鷹天命反転住宅(2005 年、東京都三鷹市)など、 私たちの⾝体が中⼼となる建築作品を発表、 ⾃らを「コーデノロジスト(Coordinologist)」と称し、芸術・哲学・科学の総合と、その実践を⽬指す者として、天命反転都市という社会実験の実現に向かって活動し、その作品は美術・建築のみならず社会的な反響を呼び続けている。
本イベントタイトルの《Living Body Museum》は⼆⼈の構想した天命反転都市のプロジェクト名である。
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【SPECIAL REPORT】
「アートサイト名古屋城 ― 結構のテクトニクス」
現代美術により、移築された幻の本丸御殿。
アーティスト・川田知志が描いた、保存と創造のあいま。