2020.09.14.Mon - 09.27.Sun | ビッカフェ(岐阜|岐阜市)
大学で日本画を学んだ後、岐阜県を拠点に活動中の作家、山田那美による個展『時の輪郭』が、9月14日からビッカフェにて開催される。
本展では、「時間の可視化」をテーマに、セーターの編み目をボールペンで描きだした作品を展示する。
(以下、作家ステイトメント)
2018年末、また絵を描き始めました。
モチーフは自分が実際に着ていた一着のセーター。時間を”手間”に置き換えた時、手間を可視化すれば時間の可視化になると考え、セーターの編み目をボールペンという恐らく誰でも扱ったことのある道具で描いてみることにしました。
以前に絵を描いていた時から「時の流れが見えるとしたらどんな風だろう。」そんな事を思うともなく思い続けていた気がします。過去を思い出そうとする時、大抵の場合起こった出来事や、事件であることが多いのではないでしょうか。でも毎日何かが起きるわけではないし日々は思ったより感傷的でも劇的でもなく、案外淡々としています。
毛糸を編んでいく。一本の糸がひとめひとめ編まれることで立体物になる現象は、日々の営みのメタファーのようだなと思います。思い出せないほど何気なく過ごした一日も紛れもない一日ですし、認識されないほどさりげなく編まれるひとめも紛れもないひとめです。
何事も、点ひとつ、線一本、面一面だけで構成されている物は無いなと感じます。毎日1本線を引けば1年で365本の線が現れて、引き方によっては面になるでしょう。過ぎ去らなければ認識しえない”時の輪郭”。私なりの解釈を、ご覧いただければと思います。
2020年9月14日(月)~9月27日(日)
山田那美 作品展 「時の輪郭」
会場:ビッカフェ (岐阜市弥生町10やながせ倉庫2号館1階)
営業時間: 12:00〜18:00
会期中無休
入場無料 ※要1オーダー
ギャラリートーク:9月20日 17:00~
(参加者多数の場合、人数制限させて頂く場合がありますので、予約されたい方はお問い合わせください。)
山田那美
1988年神戸に生まれる。
2010年京都精華大学日本画コース卒業後は、風景をモチーフとした抽象絵画を中心に制作を続けるが2014年の個展を最後に活動を一時休止。
2015年製陶会社へ就職するため岐阜県東濃地方に移住。
2018年制作を再開。
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