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『We are Traffic!』: 街が自転車で溢れかえる。サンフランシスコ発の自転車ムーブメント”クリティカルマス”の黎明期を描いた映画が完全日本語字幕で公開!

2018.02.04.Sun | ぶくパル(愛知|新栄)

 

1992年にサンフランシスコで始まった、草の根的な自転車乗りのムーブメント「クリティカルマス」の始まりから勃興期までを、関係者たちの証言と路上の映像から構成した映画『We are Traffic!』が、2月4日(日)に新栄のぶくパルにて上映される。

クリティカルマスとは、定期的に自転車乗りが集結して市街地を集団で走行するイベントのこと。その多くは明確な主催者や責任者がおらず、自主的な参加の形を取る。多い都市では、一回につき3000~5000人の自転車が道路を占拠することも。90年代を通じて、欧米を中心に数多くの都市で発生するようになり、90年代末には日本や台湾、現在ではアジア諸国(インドネシア、インド、マレーシアなど)にも広がっている。もちろん、ドライバー、警察、行政、ときには他の自転車乗りからも抗議や批判、実力行使を受けることもあるが、その様子もこの映画では隠すことなく描かれている。

本作『We are Traffic!』は、Ted Whiteが監督し1999年に発表された映画で、現在はGreen Planet Films(http://www.greenplanetfilms.org/)で販売されている。これまではごく限られたところでしか観ることができなかったが、大学およびローカルコミュニティでの上映権を取得して、なんと発表から19年目にして日本語字幕版を公開することになった。

自転車の映画という文脈以外にも、公共の居場所論、自転車にインスパイアされたパブリック・アート、コピー機を駆使したフライヤー文化などという視点で観るのも、知的好奇心を刺激されるだろう。

なお、今回の上映は、入場料無料(投げ銭制)で、当日はTシャツの販売も予定している。

イベント情報

2018年2月4日(日)
We are Traffic!
時間:18:00~ 上映開始
入場料:無料(投げ銭制)
監督:テッド・ホワイト
1999年 / アメリカ / 英語 / 50分

上映会場:ぶくパル 名古屋市中区新栄2-2-19 2F (地下鉄[新栄町]駅 徒歩6分) LIVERARY officeと同ビル2階です。
http://book-pal.net/

posted by Y.KURODA

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