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仕事は辞めずにバックパッカー。 名古屋在住アラサーOL海外一人旅日記 東南アジア編③ラオスを鉄道移動。世界遺産の街ルアンパバーン

Text & Photo by Ayaka Torii

仕事は辞めずにバックパッカー。
名古屋在住アラサーOL海外一人旅日記
東南アジア編③ラオスを鉄道移動。世界遺産の街ルアンパバーン

ラオス・ルアンパバーン 2024年2月20日(火)〜21日(水)

朝、ヴィエンチャンを出発する前に宿周辺を散歩した。半日しか滞在できなかったので、なるべくギリギリまで散策することに。

宿近くの寺院にて、ラオスの国旗が並ぶ光景


遠くにメコン川があり、メコン川を挟んだ向こう側はタイ

バンに乗って宿を出発。いくつかのホテルを回って乗客を乗せた後、駅へ向かう。

ヴィエンチャンの駅に到着。「万象」とは中国語でヴィエンチャンのことらしい。
今から乗るのは中国ラオス鉄道という、名前の通り中国とラオスを結ぶ2021年にできたばかりの高速鉄道だ。のどかなヴィエンチャンの街の中に突如近代的で大規模な駅舎が建っている光景は少し不自然に見えた。ラオス入国の際に降り立ったワットタイ空港より遥かに大きくて新しい。
バンのドライバーが乗客のパスポートを集めて駅の中でチケットを発券してくれた。チケットを受け取り、鉄道に乗る。


車窓から見える風景。山が多い


「中国鉄路」と書かれたコンテナが並ぶ

2時間くらいでルアンパバーン駅に到着。

バスに乗って街の中心部へ行き、宿にチェックイン。
ちょっと休んでから近くの食堂でご飯を食べて、周りを歩いてみることに。

カオソーイ。東南アジアのカレー風味の麺

ヴィエンチャン同様、ルアンパバーンにもメコン川が流れている

南国を感じる植物が多い

街の風景

ルアンパバーンは昔ながらの古い街並みが特徴で、歴史のある寺院も多いようで街全体が世界遺産に登録されている。古都ルアンパバーンとも言われているので、日本で言う京都のような土地なのかもしれない。ヤシの木のような植物が多く、南国のようなゆったりとした空気が流れていた。

夕方になってきたので、プーシーの丘というビュースポットへ日没を見に行った。しばらく待っていると、赤い丸い太陽が徐々に隠れていくのがはっきり見えた。

その後夜のルアンパバーンを散策。


ランタンに明かりが灯り始める


レストランにて、ラオスの郷土料理・ラープ。ひき肉とハーブ、スパイスの和え物


ナイトマーケットの露店。目立つ看板

夜の散策を終えて宿に戻り、床に着いた。


泊まった宿の外観。MOON’S HOUSE HOTELという名前にちなんでか、月と星の電飾が並んでいて可愛い

次の日は早朝に起きて、まだ日が昇らないうちに外に出た。もう一度プーシーの丘へ行き、今度は日の出を見に行きたかったからだ。
向かう途中の通りで、プラスチックの小さな椅子が並び、人々がお供物を売買しているところに遭遇した。ルアンパバーンでは托鉢という文化が根付いており、朝、道を歩く僧侶に、もち米やお菓子、現金などを渡すという宗教儀礼がある。人々は僧侶がやってくるのを待っているようだった。

丘に登って朝日が登るのを待つ。

朝もやの中で、白んだ空からゆっくりと太陽が姿を現した。

それにしてもしっかりと日没や日の出を見るのはいつぶりだろう。私は普段日本のお正月でも日の出を見に行く習慣がないので、太陽を見るために1人で出かけるという経験はこれが初めてかもしれなかった。毎日太陽が東から西に移動していくことは自分の中で当たり前のことすぎて気にも留めておらず、日本で日々忙しく過ごしていると関心が向きにくい。街自体が世界遺産のルアンパバーンで太陽の動きに沿って行動することは、自然の流れに身を委ねているかのようで、普段の社会人生活では中々味わうことのできない贅沢な過ごし方だった。

丘を降りて、そのまま散歩を続け寺院を見に行ったりした。

ルアンパバーンの代表的な寺院のひとつ、ワットシェントーン。モザイクタイルが綺麗

宿でゆっくり過ごし、その後お昼を食べに再び外へ。昨日のカオソーイが美味しかったので同じ食堂に再訪し、今度はカオマンガイを選んだ。

カオマンガイ

賑わう食堂

午後のフライトで次の目的地であるカンボジア・シェムリアップに行く予定なので宿をチェックアウトし、タクシーで空港へ向かった。

ルアンパバーン国際空港はヴィエンチャンの空港以上に小さく、端から端まで100mくらいしかないんじゃないかというコンパクトさだった。家庭用テレビのようなサイズのモニターに本日のフライトスケジュールが表示されている。

ラオスは街も人も穏やかで、東南アジア的な喧騒があまりない、落ち着いた国という印象だった。日本人にとってはあまりメジャーな旅先ではなく、今回の東南アジア周遊でいちばん気になっていた国がラオスだったので、訪れることができて良かった。
ルアンパバーンでの束の間の癒しの時間を経て、次はカンボジア・シェムリアップへ。

鳥居 絢香 / Ayaka Torii

1992年生まれ。名古屋在住の会社員。LIVERARYスタッフ。
海外旅行と名古屋のカルチャー、飲食店が好き。
沢木耕太郎と誕生日が同じ。

Instagram: ayaka_10r

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