2017.12.03.Sun | 不定期連載コラム「タイへ行くつもりじゃなかった」#1|Text & Photo:MOOLA
LIVERARY読者の皆さん、こんにちは。
名古屋からタイ王国のバンコクへ転勤になり、6年間住んで、約2ヶ月前に名古屋に戻ってきました、
現在は名古屋在住のデザイナー/DJ・MOOLA(ムラ)です。はじめまして。
LIVERARYの武部くんとは、共通の友人を介して、10年くらい前から知り合いだったんですが、僕が本帰国することとなった10月に、ナイスなタイミングで「SOCIAL TOWER MARKET 2017」のLIVERARY libraryブースへの出店をFacebookを通して誘っていただき、また名古屋で再会することになりました(ちなみにSOCIAL TOWER MARKETのときはタイから持って帰ってきたぬいぐるみやグッズなどを販売しました)。
で、その武部くんから、6年間バンコクに住んで現地人のローカル・コミュニティに入り込むなかで出会った〈MOOLAなりのお気に入りのバンコク・カルチャー〉を紹介していくコラムをやってくれないか?というご依頼をいただいて、不定期連載コラム「タイへ行くつもりじゃなかった」をスタートさせてもらうことになりました。
(バンコク・カルチャーと言っても「旅行は、レコードや見たことのないオモチャが買える場所にしか行きたくない」っていう僕なので、タイの定番のお寺や日本人のおじさんが好きなナイトスポットの紹介は一切ありません(笑))
全10回を目標に、僕なりのバンコク・カルチャーを紹介していくこのコラム、記念すべき第1回目は「タイカレー」について書きたいと思います。
#01:THAI CURRY
現地人に苦手な人も多い、「ゲーンハンレー」が僕は好き。
「タイカレー」と言ったら、大体の日本人は、グリーン、イエロー、レッドの3種類のカレーが思い浮かぶと思います。でも、僕はタイへ行くまでタイ料理を食べたことがなく、タイカレーと言ってもピンと来るものが無いレベルでした。
タイカレーの知識がないまま、知り合ったばかりのCyndi Seui(=タイの人気ミュージシャン)に郊外の中古レコード屋帰りに連れられて行ったタイのローカルレストランで初めて食べたカレーに衝撃を受けました。
そのレストランはもう潰れてなくなってしまったけど、そこのカレーこそ“僕が好きなタイ料理ベスト1”となる“ゲーンハンレー・カレー”でした。
ゲーンハンレー・カレーとは、タイ北部のチェンマイ地方料理で、あまり日本人には馴染みがないですが、程良いスパイシーさと甘さのハーモニーが絶妙なカレー。具材にホロホロになった豚肉を使い旨みを引き出し、爽やかなジンジャーで仕上げたタイカレーです。
このゲーンハンレーは、店によって全然味が違って、バンコクにあるほとんどのローカル食堂で出すゲーンハンレーは、脂っぽすぎて全然美味しくありません。グリーン、イエロー、レッドカレーはどこの店で食べてもまずいことはほとんどないけど、ゲーンハンレーは、当たり外れがあるのが特徴です。
タイ人の友人も僕が「ゲーンハンレーが好き」というと、「あんな脂っこいカレー食べれないよ。昔、お母さんが作ってくれたけど、マズかった記憶しかない」と言われることが度々ある、そんなカレーです。
そんなタイ人も苦手な人がいるというこの「ゲーンハンレー」を、あなたがバンコクへ行った際、食べてみたいなら必ず行ってほしい、「ゲーンハンレーの美味しいお店」があるのです。
それがコチラ……
หอมด่วน
読み/Hom Duan (ホームドゥアン)
僕がバンコクに来たばかりの頃はまだすごく小さな食堂でしたが、今年移転して、大きなお店にリニューアルしました。
BTS(電車)エカマイ駅から徒歩でも行ける場所なので、旅行者にもオススメです。
バンコク在住の頃、近所に住んでいて初めてフラっと入った時に、ローカルなタイ人で賑わう店内のBGMがKings of convenience(なぜかErlend Øyeを家の近所でよく見かけました)だったので、この店は間違いないと確信しました。
この店はチェンマイ地方料理の食堂で、好きなおかずを数品選んでご飯と食べるカオラゲン・スタイル(タイ人のランチ定番スタイル)です。ここのゲーンハンレーは間違いないです!
僕は、ゲーンハンレーを食べに週3回ペースで通っていました。
そして、ゲーンハンレーが好き過ぎて、チェンマイ出身の料理人のおばちゃんに教えてもらい、自分でカレーペーストを作り、試行錯誤し、オリジナルペーストにたどり着き、自分の理想の味が完成しました。
“ゲーンハンレーカレー”を食べた事がない人は、絶対試す価値ありだと思います。
ということで、最後にちょっと告知です。
タイでの6年間の経験を活かした、僕にしかできないことを日本で始
今回は名古屋、大阪、
ちなみに、タイのヴィンテージレコードも集めてまして、12月3日(日)にはタイカレーやタイの雑貨販売とともに、タイディスコのレコードだけのDJセットも披露予定です。コチラのMIXよかったら聴いてみてください!
2017年12月3日(日)
カッコカリー(C) #2
会場:Live & Lounge Vio
時間:12:00〜22:00
料金:2000円(カレー1杯+1ドリンク込)
出店:
CURRY:bar Ka na ta/大大大/スパイスカレー大陸/YANGGAO/fiji on the curry
GOODS:YANGGAO/LIEBBOOKS/sunshine moonlight store/MADBOXXX /LILLT/MADBOXXX/LIVERARY
出演:
DJ:Shintaro/abodam/nutsman/chouman/yusukeuchida(LOVE)/레게 (LIVERARY)
【今後の出店スケジュール】
หยั่งเก่า YANGGAO ヤンガオ 〜タイへ行くつもりじゃなかった編〜
12月3日(日)
カッコカリ―(C)
名古屋 Live & Lounge Vio
入場料:2000円(1ドリンク+1カレー付き)
12月26日(火)
大阪 STOMP
入場無料
1月12日(金) 〜19日(金)
名古屋 SOMEt
入場無料
2月4日(日)
岐阜市 OPUS
入場無料
2月10日(土) 、11日(日)
名古屋 timeforlivin’
入場無料
名古屋出身のデザイナー/DJ。タイに6年間在住ののち、2017年10月より名古屋に帰省。タイでの生活経験を活かした自分にしかできないことを日本で始
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