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名古屋城を舞台にしたアートプロジェクト『アートサイト名古屋城2023 想像の復元』の開催に向けて、プレイベントが開催!

2023.10.22.Sun | FabCafe Nagoya(愛知|久屋大通)

 

今秋、11月29日から開催される、玉山拓郎 + GROUP、寺内曜子、丸山のどか、山城大督ら4名の現代アーティストが名古屋城を舞台に、史跡を活用し新作を展示するアートプロジェクト『アートサイト名古屋城2023 想像の復元』に先立ち、10月22日(日)にFabCafe Nagoyaにて参加アーティストと本展のキュレーターである服部浩之を迎えたトークイベントが開催される。

本プロジェクトは、戦災で焼失してしまった名古屋城の復元にあたり発揮されたであろう、復元作業を担った人々の想像力・創造力に想いを寄せながら、4組の作家が独自の観点で、名古屋城をアートサイトへと変容させていくというもの。プレイベントでは、各アーティストが本プロジェクトのテーマ「想像の復元」をどのように捉え、どのような作品プランを構想中かを語る。

イベント情報

2023年10月22日(日)
アートサイト名古屋城 プレイベント「想像から創造へ」
会場:FabCafe Nagoya(名古屋市中区丸の内三丁目6番18号先 RAYARD Hisaya-Odori Park ZONE1)
時間:17:30〜19:00(17:00 開場・受付)
進行:服部浩之
出演:玉山拓郎、井上岳(GROUP)*、寺内曜子、丸山のどか、山城大督
*オンライン出演予定
定員:30名(先着順)
参加料:無料(ワンオーダー制)
申込方法:https://forms.gle/YjW3oRUgjbfuynpz8
https://nagoyajo.art/

玉山拓郎(たまやま たくろう)
1990 年、岐阜県生まれ。東京都在住。愛知県立芸術大学を経て、2015 年に東京藝術大学大学院修了。身近にあるイメージを参照し生み出された家具や日用品のようなオブジェクト、室内空間をモチーフに、鮮やかな照明や映像、音響を組み合わせたインスタレーションを制作。空間に対し作品を大胆に介入させることによって、鑑賞者の身体感覚や知覚へと揺さぶりをかける。近年の主な展覧会に、「Something Black」ANOMALY(2023、東京)、「六本木クロッシング 2022 展:往来オーライ!」森美術館(2022-2023、東京)、NACT View 01: 玉山拓郎」国立新美術館(2022、東京)、「Anything will slip off / If cut diagonally」ANOMALY(2021)、「開館 25 周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について / 光をともして」豊田市美術館(2020、愛知)など。

GROUP(グループ)
2021 年結成。井上岳、大村高広、 齋藤直紀、棗田久美子、赤塚健による建築コレクティブ。建築プロジェクトを異なる専門性をもつ人々が仮設的かつ継続的に共同する場として位置づけ、建築/美術/政治/労働/都市史の相互的な関係性に焦点を当てた活動を展開している。主な活動として、設計・施工「新宿ホワイトハウスの庭」(2021、東京)、設計・運営「海老名芸術高速」(2021、神奈川)、企画・編集「ノーツ 第一号 庭」NOTESEDITION(2021)、設計・施工「水屋根」(屋外美術展「のけもの」会場構成)、個展「手入れ/ Repair」WHITEHOUSE(2021、東京)など。「EAST EAST_Tokyo」(2023、東京)では玉山拓郎
会場の展示構成を担当した。

寺内曜子(てらうち ようこ)
1954 年東京都生まれ。1981 年セント・マーティンズ美術大学彫刻アドバンストコース修了。1979-98 年ロンドンで活動後、1998 年に帰国し東京・愛知にて作家活動。現在、愛知県立芸術大学名誉教授。「世界は区別のない一つの物」とのコンセプトのもと、表裏、内外など、当たり前と見なされている対立項の解消を素材から必然的に成る形の彫刻で実証したり、人間の知識や見ることの限界を「部分しか見えない」状況のインスタレーションで提示し続けている。主な個展に、「寺内曜子 パンゲア」豊田市美術館(2021、愛知)、スタンディング・ポイント1 寺内曜子」慶應義塾大学アートセンター(2017、東京)、「Yoko Terauchi Air
Castle」チゼンヘール・ギャラリー(1994、ロンドン、英国)、「寺内曜子 空中楼閣」かんらん舎(1991、東京)。パブリックコレクションに東京都現代美術館、豊田市美術館、ヘンリー・ムーア・インスティチュート(英国)など、国内外多数。

丸山のどか(まるやま のどか)
1992 年、新潟県生まれ。愛知県在住。2018 年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科美術専攻彫刻領域修了。身の回りにある「言葉」や「もの」「風景」を発想の源にし、ベニヤや角材などホームセンターで入手可能な規格サイズの木材を用いて立体化する作品を制作。店の看板や内装、ソーラーパネルの立ち並ぶ山間部と道路などの風景は、精巧に立体化されるが、素材となる木材は製材された形をほぼ変えることなく組み合わせれ、淡い色彩で平坦に着色されることで抽象化する。現実と虚構が入り混じり、次元の境界が曖昧となる作品によって、みるものと風景との距離感を否応なしに意識させられる。近年の主な展覧会に、「資材館」YEBIS ART LABO(2022、愛知)、「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2020」旧・名古屋税関港寮(2020、愛知)、ファン・デ・ナゴヤ 2019「風景をみる/風景にみる」市民ギャラリー矢田(2019、愛知)など。

山城大督(やましろ だいすけ)
1983 年、大阪府生まれ。京都府在住。 岐阜県立情報科学芸術アカデミー [IAMAS] (現情報科学芸術大学院大学 [IAMAS] ) を経て、2006 年 京都造形芸術大学(現京都芸術大学)芸術学部 卒業。アーティストコレクティヴ Nadegata Instant Party メンバー。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ応用し、その場でしか体験できない〈時間〉を作品として展開する。近年は映像や音、光、家具を配置する上演型インスタレーションを制作している。近年の主な展覧会に、「Homō loquēns 『しゃべるヒト』――ことばの不思議を科学する」国立民族学博物館(2022、大阪)、山城大督展「パラレル・トラベル」高鍋町美術館(2019、宮崎)、「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017」名古屋港~築地口エリア一帯(2017、愛知)など。

服部浩之(はっとり ひろゆき)
1978 年、愛知県生まれ。愛知県在住。建築を学んだのちにアートセンターに勤務し、約10年アーティスト・イン・レジデンスに携わる。その傍らで、アートスペースを運営したり、アートプロジェクトや芸術祭・国際展の企画に参加。国内外の複数の周縁の土地に暮らした経験から公共性・コモンズ・横断性などのキーワードに関心をもち、アジアの表現活動を研究し様々な表現者との協働プロジェクトを展開。現在、東京藝術大学大学院准教授。近年の企画に、「ARTS&ROUTES あわいをたどる旅」秋田県立近代美術館(2020)、第 58 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(2019、イタリア)がある。

posted by Y.KURODA

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