2019.08.31.Sat - 09.16.Mon | ON READING(愛知|東山公園)
人間の生きることをテーマにした作品制作をおこなう写真家、奥山淳志による写文集『庭とエスキース』(みすず書房)の刊行を貴店しての展覧会『弁造さんのエスキース展』が、8月31日からON READINGにて開催される。
奥山淳志は、北海道の丸太小屋で自給自足の暮らしをしている「弁造さん」と出会い、14年にわたって撮影し続けた。弁造さんの”生きること”はなんだったのか。『庭とエスキース』には静かに綴られる弁造さんとの日々や記憶の断章と、呼応する40点の写真が掲載されている。
本展では、「弁造さん」が遺したエスキースと奥山淳志の写真を展示。また初日8月31日(土)には、スライド&トークショーも開催する。
2019年8月31日(土)~9月16日(月)
奥山淳志『庭とエスキース』(みすず書房)出版記念
弁造さんのエスキース展 今日も完成しない絵を描いて
会場:ON READING 名古屋市千種区東山通5ー19 カメダビル2A&2B
営業時間:12:00~20:00
定休日:火曜
問:052-789-0855
http://onreading.jp/
【スペシャルトーク&スライドショー】
2019年8月31日(土)
18時30分~
ゲスト:奥山淳志
料金:1,000円(お買物券500円分付)
要予約: http://onreading.jp/exhibition/benzo/
井上弁造(1920-2012)
川総富地(そっち)に生まれ、数え年7歳で総富地尋常小学校に入学。16歳で中徳富(なかとっぷ)高等小学校を卒業。その後は家事を手伝う。父は農産物検査員の傍ら小作農を営む。19歳の春に現在地(当時は作り枯らしの荒地)に入植。自分は夏、農業の手伝い、冬は叔母の家のある東京で洋画を学ぶ。戦中、兄と弟が兵役、自分は2ヶ月の教育招集で家を守って終戦を迎える。戦後は出稼ぎや日雇いと忙しく絵を描く時間も少なく70歳で体調を崩す。今88歳、もし一度個展をひらくことが出来たら幸いです」(2009年、当時88歳の弁造さんが自らの略歴を記す)
奥山淳志(おくやま・あつし)
1972年大阪生まれ,奈良県育ち.京都外国語大学卒業後,出版社に勤務. 1998年岩手県雫石町に移住し,写真家として活動を開始.以後,東北の風土や文化を撮影するほか, 人間の生きることをテーマにした作品制作をおこなう. 受賞歴に2006年「Country Songs ここで生きている」でフォトドキュメンタリーNIPPON2006,2015年「あたらしい糸に」で第40回伊奈信男賞,写真集『弁造 Benzo』および個展「庭とエスキース」(ニコンサロン)で2018年日本写真家協会新人賞, 2019年第35回 写真の町 東川賞・特別作家賞がある。2019年『庭とエスキース』(みすず書房)を上梓。
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