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ドイツの名画廊・フィッシャーギャラリーによる企画展が愛知県美術館にて開催。1960〜70年代の欧米を席巻したミニマルアート、コンセプチュアルアートを概観する展示に。

2022.01.22.Sat - 03.16.Wed | 愛知県美術館(愛知|栄)

ドロテ・フィッシャーとコンラート・フィッシャー 1969 年 Photo: Gerhard Richter

 

ドロテ&コンラート・フィッシャー夫婦によるドイツの名画廊・フィッシャーギャラリーに所蔵される貴重な資料と作品群が一挙展示される企画展「ミニマル/コンセプチュアル ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」が、愛知県美術館にて1月 22 日(土)から3月 13 日(日)まで開催される。

1960-70 年代の国際的な美術動向を紹介した名画廊・フィッシャーギャラリー。当時の欧米でアートの潮流とされていたミニマルアートとコンセプチュアルアートを積極的に紹介していた。その類い稀な先見性と幅広い活動から、伝説的な存在として今もなお語り継がれている。

 

ギルバート&ジョージ《アーチの下で(ボックス)》 1969 年 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © 2021 Gilbert & George; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf

 

1960年代初頭、規格化された蛍光灯を用いて、制作に直観的な判断が入り込む余地を排除したダン・フレイヴィンをはじめとするミニマルアーティストが台頭 。作品はもはや作家の手を一切介さずに、各部の寸法や塗装の方法などが記された制作指示書を通じて、技術者によって実現されていた。

後に、芸術制作において最も重要なのは、作品の構成を決定するコンセプトであるという新たな考え方が現れはじめる。物理的な作品よりもコンセプト自体を重視していくその態度は、数字の計算という思考の過程を提示するハンネ・ ダルボーフェンや、起床時間を記した絵葉書を知人に毎日送り続けた河原温にも認められる。

社会的な変革と連動しながら、アートにおける新しい価値観が次々に生まれたその時代は、今日の現代美術の源流をなすものであるといっても過言ではないだろう。

 

ギルバート&ジョージとコンラート・フィッシャー 1973 年 Photo: Konrad Fischer Galerie

 

本展では、フィッシャー夫妻と作家の間でやり取りされた書簡や制作指示書など、豊富な資料類によって作品の制作プロセスや発表当時の様子までもが明らかに。

国内外全 18 作家の活動から 1960-70 年代のミニマルアートとコンセプチュアルアートを振り返る貴重な機会。ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。

 

イベント情報

2022年1月22日(土)〜3月16日(日)
ミニマル/コンセプチュアル ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術
会場:愛知県美術館[愛知芸術文化センター10 階]
開館時間:午前 10 時から午後 6 時まで/金曜日は午後 8 時まで(入館は閉館の 30 分前まで)
休館日:毎週月曜日
観覧料:一般 1,400(1,200)円 高校・大学生 1,100(900)円 中学生以下無料
※( )内は前売券及び 20 名以上の団体料金です。 ※上記料金で同時開催のコレクション展もご覧いただけます。
※「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1 種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は1名まで各料金が半額になります。当日会場で、各種手帳 (ミライロ ID 可)をご提示ください。(付き添いの方はお申し出ください)。
主催: 愛知県美術館、日本経済新聞社、共同通信社
共催: ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館
後援: 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、ゲーテ・インスティトゥート東京
協力: 日本航空

 

posted by S.KATO_LIVERARY

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