2022.07.30.Sat - 08.31.Wed | unlike.(愛知|栄)、Sister(東京|渋谷)
フェミニスト・アートのパイオニア的存在であるモニカ・メイヤーの参加型アート作品「The Clothesline with Sister」が、名古屋・栄のセレクトショップ「unlike.」と東京・渋谷の「Sister」の2会場で開催される(unlike.は7月30日(土)〜8月21日(日)まで。Sisterは7月30日(土)〜8月31日(水)まで)。
モニカ・メイヤーの作品の一つ「The Clothesline」は日常生活にあまりある女性への格差や抑圧、ハラスメントを問いかけ、 様々な人が匿名で用紙に書き込み、 それを物干しロープ(clothesline)に吊るして展示する参加型アートプロジェクト。世の中に埋もれている「声なき声」を拾い上げ、 ジェンダー間の不均衡を可視化し対話することを目的としている。
2019年に「ジェンダー平等」をテーマに開催された「あいちトリエンナーレ2019」では、「表現の不自由展」が開催中止になったことに対し、モニカ・メイヤーは強く抗議したことでも知られる。彼女は展示内容を変更し、「表現の自由を守る」という声明文を掲げ、「沈黙のClothesline」として床に空白の質問カードを破り散りばめたことは印象深く私たちの記憶に残っている。
The Clothesline with Sister at 渋谷PARCO(2022年3月4日〜3月10日開催)
The Clothesline with Sister at Sister(2022年3月12日〜5月8日開催)
また、今展示に合わせ「Sister」では独自の4つの質問を参加者に投げかける試みも。期間中、来場者とともに女性の権利について考え、対話をしていく。※期間中は誰でも無料で参加可能。※メール(info@sister-tokyo.com )からも回答を受け付け可能。
The Clothesline with Sisterからの問いかけの一例
さらに、コラボレーショングッズとしてソックス、ロンT、Tシャツ、ステッカーの販売もあり。さらに国外のアートブックを多数取り扱う「twelvebooks」から本企画に合わせて選書された作品集や、三重県九鬼町にある書店「トンガ坂文庫」によるジェンダー関連書籍も集められ、両会場で購入が可能となっている。
これを機に、ジェンダーギャップや女性の持つ権利について改めて考えてみてはいかがだろうか。
Mónica Mayer
モニカ・メイヤーは1954年生まれのメキシコのフェミニストアーティスト。パフォーマンスや写真、絵画など様々なメディアを使用するフェミニズム・アーティストで、評論家としても活躍。メキシコで最初のフェミニスト・アート・コレクティブ「Polvo de Gallina Negra」を結成するなど、メキシコのフェミニスト・アートを牽引してきた一人である。コンセプチュアル・アーティスト、キュレーター、美術評論家、美術理論家として、様々なフォーラムや グループに参加し、ワークショップや集団運動を組織し、1988年 から2008年まで、メキシコの新聞「エル・ユニバーサル」のコラムニストを務めた。昨年、40年以上かけて書いたアート、フェミニズム、パフォーマンスに関するテキストを収録した書籍「MONICA MAYER. INTIMIDADES… O NO. ARTE, VIDA Y FEMINISMO」が出版された。https://www.pintomiraya.com/
1
2
3
4
独特の空気感を纏う話題の3ピースバンド・maya ongakuが待望の新作EPをデジタルリリース&4都市を巡るツアーを敢行。名古屋公演は、金山・ブラジルコーヒーにて
5
6
7
岐阜・Takuro coffeeが3周年パーティーを柳ヶ瀬・ANTSにて開催。SOFT、Campanella、deadbundy、MIKUMALCI、Conomarkらが出演。
8
9
10